悲劇のカサンドラ姫@ギリシャ神話

 2022年から2023年を迎える日々に発熱し、ついに、私もコロナ陽性に。
ようやく自宅療養が終わり、今日は3週間ぶりに心身ともにすっきりしてきたので、「カサンドラ症候群」の由来となっている、ギリシャ神話に出てくる「カサンドラ」の語源を調べてみるとしよう。

”カサンドラとは、ギリシャ神話に登場するトロイの王女の名前です。カサンドラは予言の力がありましたが、太陽神アポロンの愛を拒絶したために、怒り狂ったアポロンから「誰にも予知能力」を信じてもらえない」呪いをかけられた、という話があります。”(https://works.litalico.jpより)

なるほど、なるほど、そういうことだったのね。だいたいはわかった。
でも、もう少し詳しく知りたいから、Wikipediaでも調べてみるとしよう。

”(カサンドラは)プリアモス王とヘカベーとの間に生まれた。長兄にイーリオスの英雄ヘクトール、兄に「パリスの審判」で知られイーリオスに戦乱(ひいては滅亡)をもたらしたパリスを持つ。同じく予言能力を持つヘレノスとは双子だという。アポロンに愛され、アポロンの恋人になる代わりに予言能力を授かった。”

 なぬ!?太陽神アポロンの恋人になる代わりに「予言能力」を授かったの?太陽神って、そんなにすごい力があるの? まあ、神やもんね。それくらい、できるか。カサンドラも、それゃ、太陽神が、「予言能力」をくれるというなら、好きになってまうわな。それは、しゃーないかもしれん。

”しかし予言の力を授かった瞬間、アポローンの愛が冷めて自分を捨て去ってゆく未来が見えてしまったため、アポローンの愛を拒絶してしまう。”

 え、アポロン、何でやねん!浮気したんか?他に好きな姫ができたんか?
カサンドラ、ショックやったやろな〜。「予言能力」って、見たくない未来も見えてしまうってことか。ディズニー映画みたいに、「王子様とお姫様は結婚して、幸せになりましたとさ。おしまい。Fin.」とはならないのかいな。まぁ、人生なんて、100パーセントいいことばっかりとはいかへんもんなぁ。それは、神の世界も一緒か。

”憤慨したアポローンは、「カサンドラの予言は誰も信じないように」という呪いをかけてしまった。カサンドラは、パリスがヘレネーをさらってきたときも、トロイアの木馬をイリオス市民が市内に運び込もうとしたときも、これらが破滅につながることを予言して抗議したが、誰も信じなかった。”

 カサンドラ、かわいそう。アポロン、酷すぎるやろ。暴君か!だ、か、ら、人間性の悪い奴に大きな力を持たせたらあかんねん。って、人じゃなくて神か。こいつ。はい、次。

”イーリオス陥落の際、小アイアースにアテーナーの神殿において陵辱された。小アイアースは、これによってアテーナーの怒りを買い、ギリシアへの航海の途中で溺死させられた。カサンドラはアガメムノーンの戦利品となり、ミューケナイに連れてゆかれた。そして、アガメヌノーンとともに、アガメムノーンの妻クリュタイムネーストラーの手にかかり、命を落とした。”

 ひぇ〜、ツラい、ツラすぎる。「カサンドラ症候群」の自分なんて、全然、まだマシやと思えるくらいよ。誰にも信じてもらえなかっただけやなく、陵辱されて、人身売買されて、その妻に殺されるなんて。。。ギリシャ神話って、神様の話やったんちゃうの!?酷過ぎる。波瀾万丈が過ぎる・・・。

それにしても、「カサンドラ症候群」ってネーミングした人、センスありすぎやろ。

はぁ、今夜はここまで。







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