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2024/盆

昨年の盆

昨年の日記を読み返すと、福岡で録音をして父親の葬式をしている。 因みに9月には自身初の手術&入退院も経験するというなかなかに怒涛のシーズンであった。 さて、今年は…と多少構えていたものの滞りなく終わった。 手術&入退院は9月の出来事なので、まだ1年は経っていないのだけれど。 まず盆の連休の最初は海へ行った。

海へ

毎年同じメンバーで海に行く。 最近は誰かがコロナにかかったり、誰かがコロナの看病したり、誰かが骨を折ったりとなかなか全員揃うことのない 感じだったのだけれども、今年は全員揃って海である。 9時半ごろに迎えに来てもらって一路海へ。 車中、子どもたちがいるにも関わらず、いつもと変わらぬ下世話な話ばかりをしていた。 途中、地元企業の本社みたいなとこにセンチュリーのSUVが停車してて友達が「あれ、すげー!」と言っていた。 自分にはどのくらい凄いのかよくわからなかったのだけれども、希少性、金額ともになかなかのものらしく、 恐らく王貞治の使用していたバットくらいの価値はあるんだろうな。と推測。 海は毎年同じところに行くので勝手知ったる海である。 今年も昨年と同じところに泊まる。

治安が悪い

手ぶらBBQもついているので必要なものは着替えと歯ブラシと虫よけのみである。 あとは酒か。 酒はあまり吞まないのであってもなくてもいい。 日差しが強くサングラスをかけていたのだけれども、鏡に映る自分の姿が長髪も相まって治安が悪い。 友達にも治安が悪いと言われる。 治安が悪いまま海に駆け込むと、隣に本当に治安の悪い方々がいて、「やっぱり本物は違うな」と思った。 本物は連れてる女性たちも本物でなかなかに布面積の少ない水着を召しておられた。 布面積の少ない水着を召された水着の女性は凝視したいものの、その横には本物がおられる。 過剰なマイナスエネルギーと過剰なプラスエネルギーが同時に存在している。 そんな感じである。 宇宙やブラックホールはこういうところから生まれているのかもしれないな。とかしょうもないことを思う。 海には江戸っ子の銭湯くらいの時間しか浸からずすぐに撤退。 今年は髪を濡らしたくない。 だって洗うのが面倒くさい。 そんな気持ちで一杯であった。

泳げない

ふと見ると、「泳げない」と言っていたS角が浮き輪でチャポチャポやっている。 おもむろに近づこうとすると「来るな、絶対に来るな」と地場の悪霊でも見つけたかのように猛るので、 近づくのを止める。 以降は日陰でS角とハイボールを飲む。 S角はビール、ハイボールと13時ごろから寝るまでずっと酒を飲んでいた。 用意してあった小さい紙コップでは事足りず、2リットルのペットボトルを半分に切ってグラス代わりにしていた。 44中年漂流記である。 夜は例年通り食べきれず次の日の朝飯にも火を起こすことでお馴染みのBBQをし、 今年も残った肉を冷凍庫にしまい込み、その後、兄妹がどの花火をするか?で喧嘩することでお馴染みの花火を実施。

五龍

五龍という名前からしてフィニッシュに相応しそうな打ち上げ花火をトリに残しておいたのだけれども、小さい花火が ポンポンと5発出るという期待外れの一品で花火を締める。 兄妹は不服そうであった。 よく遊んだせいか11時前にはみんな眠くなり就寝。 寝る前にいびきの話があり、諸々考慮して眠りについたのだけれどもいびきランキング1位と評されていた S角のいびきが全くせず、いびきランキングは変更だな。と思い、朝にその旨を問い合わせたところ、 S角曰く「いびきランキング2位のいびきがうるさくて一睡もできなかった」とのこと。 繊細。 寝ていないので順位の入れ替えはナシ。いや保留だな。と思う。 起床後は昨日の余った肉を焼いて食って撤収。 帰宅後、

NARUTO

NARUTOの視聴を開始。 1シーズン目の5話くらいで止まってたので6話くらいから見始める。 長い。 1シーズンで26話くらいあり、それが9シーズンある。 9シーズン観終わったら、どうやら疾風伝とかの続きがある。 それが終わってもどうやらBORUTOといういかにも息子と言わんばかりの主人公の同じ作者のアニメがある。 これはとんでもないものに手を出してしまったのかもしれない。 夕方にミカカカフェに。 雨市の金丸くんのソロライブ。 しっかりした歌を書く人は弾き語りでもしっかりその曲の魅力を伝えられるのでよいな。と思う。 金丸くんが詩も曲も作ってるので情景も浮かぶ。 情景という点では弾き語りのほうが聞いてるほうの想像力を掻き立てるかもしれない。 良いライブであった。 翻って自分も詩も曲も書き、歌も歌う。金丸君と同じことができるはずなのだけれども、 そうは問屋が卸さない。

自分の声

自分の声は自分で言うのもあれだが、全く抒情性がない。 というか声がよくない。 何度か弾き語りをした音源をテスト的に録音したことがあったのだけれどもそこにあるのは絶望であった。 全然さよならできない。こんにちわ、長らくお世話になります絶望。って感じである。 自分の声はバンド内で留めておくのが一番良い。と判断した瞬間であった。 だから、弾き語りで様になる声や抒情性を持っている人が羨ましい。 一度家人にも相談したのだけれども、「うん、確かにバンドのほうがいいね。」ということになり、 客観的評価でもそうなのだから間違いないであろう。と決定づけた。 それでも年に何回か1人で演奏し、歌うことがある。 そんなときは弾き語りなのだけれども弾き語りにあらず。という手法を用いる。 いわゆるループ演奏である。 ギターは一本なのだけれども多重録音をひたすらに繰り返し、バンドのような音の中で1人で歌うのである。

ゴール下の脚立

バスケットボールのゴール下に脚立を置いて、その上からダンクを決める。 そんな感じのズルだな。と思うのだけれども、弾き語りのルールブックには多重録音禁止とは明記されていないはずなので、 問題はないと思っている。 演奏後にみんなといろいろ話をして酔った状態で帰宅。 帰宅後はそのまま寝る。 あ、弾き語りの前に銭湯いった気がする。

主催イベント「田舎者」京都編

次の日は9時ごろ徳ちゃんに迎えにきてもらって京都へ。 主催イベント「田舎者」の京都編である。 盆ということもあり渋滞が予想されるので早めに出発。 やっぱり渋滞に巻き込まれる。 事故渋滞。 途中、故障者も数台見かけた。 岡山での渋滞でなかなか時間も読めない。 というか、後部座席で寝てて起きたら渋滞してたのでその渋滞がどこから始まり、 今がどんな状態なのか?を全く把握していなかった。 会場に連絡しといたほうが良いのかな?と思ったけれども岡山ということもあり、 まだ時間が読めないので連絡はやめておいた。 結果、渋滞したもののリハの1時間前に京都に到着。 安齋君に無駄な心配をかけさせずに済んだ。

1時間も早く着いたので近所の天下一品でラーメンを食う。 チャーハンとセットで1260円。 昨今のラーメンはこんなもんなのだろうか? それともインバウンドメインなので、この値段設定なのか? 考え始めると悩みは尽きない。 ラーメン食ってリハ。 リハをしてると出演してくれるバンドの面々も登場。 ラーメン食う前にキツネの嫁入りのマドナシくんに遭遇。 これからスタジオで練習してからリハとのこと。 バンドはこういう真面目さをなくしてはいけないな。と思う。 開場前には出演する皆さんほとんどに挨拶ができて何より。 というか煙草吸ってたらみんなと出会えたという感じである。

イベント開催

イベントはキツネの嫁入り、thesprawls、peachFuzz、ウサギの順である。 いつもの田舎者と同様にウサギが最初でいいかな。と思ってたら、 確認時にマドナシくんに「順番が変でっせ」と注意をいただき、 考えたら今回は受付をする必要もないし、ウサギがチケットをたくさん売ってるわけでもないので、 最初に演奏する理由がなかったので、いただいたご提案通りにウサギを最後にしてみた。 結果、この順番で良かったような気がする。 出演していただいた全バンドがそれぞれに持ってる個性というか「僕らはこれが好きなんですよ」っていうのが 曲に滲みまくってて非常に良いイベントだった。 マドナシ君のひねくれつつも、自身がどのくらいひねくれているのか?というのを客観的に理解しながらも、 「ここは譲るべきではない。ここを変えたら面白くないし、俺がやる意味なんかねぇじゃねぇか!」ってとこは鋭敏に研ぎ澄まして 社会というか見て、聞いてくれてる人と握手しようとしてたり、音で殴りにかかってるとこなんかは見事としかいいようがない。 thesprawlsは安齋君に相談して紹介してもらった若いバンドさんだったのだけれども、90sオルタナやグランジといった好きなものが 滲み出ててそれを自分たちの個性で料理している感じがよかった。料理と同じく完成と思ったら完成だし、未完成と思ったら、 未完成なのは音楽も同じである。今後どういったレシピで曲を作っていくのか楽しみなバンドであった。 peachFuzzは初対バンながらもライブも観てたし、メンバーのバックボーンの情報もあったので京都アングラアベンジャーズを観る感じであった。 音楽性はバックボーンの広さを感じさせるチャレンジングなものもあり、自由度を求めるものもあり、完成度を求めるものもありと、 様々なテーマを内包している感じがした。多分アイデアが曲ごとにたくさん出るんだろうな~。と思った。 今年は何度か対バンがあるので次に拝見するのも楽しみである。 会場内でウダウダ話して打ち上げをして、帰りにラーメンを食って帰る。 「みんなの5位のラーメンは結局1番落ち着くラーメンだ。」みたいなことを誰かが言っていたような気がする。 ホテルに戻ったら3時くらいであった。シャワーも浴びずにそのまま就寝。

たこ焼き

10時にチェックアウトした後にマドナシ君の家でたこ焼きを馳走になる。 堀西という粉調味料と食べるラー油で食うたこ焼き。 美味い。 お好み焼きも同じ粉もんなんだからやったらいいのに。とか思ったけれども、諸々問題がありそうである。 多分ソースよりもコストが高い。ま、これが一番かな。 山口から広島に移り住んだ際「お好み焼きって、結局ソースで食うからそんなに店によって違いはないのでは?」と生まれも育ちも 広島の人間に疑問をぶつけたところ「だから山口の人間は何もわかっていない」と叱られてから20年以上経ち、漸く返す言葉が見つかった。 「堀西という粉調味料と食べるラー油をかけて食って美味いお好み焼きが美味いお好み焼きだと思うよ。」 あぁ、20数年前の自分にこの回答を教えてやりたい。 というくらいに満足度の高いたこ焼きであった。たこ焼きそのものの焼き方やそれぞれの具材の味も楽しめて、なおかつ食欲をそそり続ける。 マドナシ家でたこ焼きを堪能したあと帰路。 帰路も事故渋滞に巻き込まれそうになったのだけれども、事故が三原久井のあたりだったので、 下道を選択。

ETCETCETC

尾道から下道で帰宅することにした。 そういえば京都南でICに乗ろうとしたらETCが反応しなかった。 音声マイクの案内で「そのまま進んでください。」と言われたので、そのまま中に入場し、 停止して係りの人が来るのだろうと思って待っていたのだけれども、全く係りの人は来る気配がなく、 しばらく考えた結果、「そのまま進んでください。」は「(出口の料金所まで)そのまま進んでください。」という 意味合いなのだろうと推測し、そのまま広島に向けて出発した。 車中で「あれ、略し過ぎだろ?」「いや、もしかしたら係り員の人が下痢で便座から動けなくて…」などの 憶測はあったもののスタートしたものはしょうがない。引き返すことなく広島に向けてスタートしたのである。 なので、尾道で降りるときにちょっとした逡巡があった。 「これはもしかしたら福山から乗った。と言ったら料金が思わぬ安く済むのではないか?」 「いや、それは詐欺だろ?」 「でも、ETCの故障で情報が取れてないかもしれないのに、そのまま進めっていうほうに非があるのでは?」 などと会話をしたものの誰も厚顔無恥に「え、福山から」って言う勇気も度胸もなかったので、きちんと「京都南から乗ったんですけど」 と申告。すると、「あ、京都南のデータ残ってますね~。大丈夫です~」という返答。 「あぶねぇ、愛と勇気で「福山」って言ってたらとんだ大恥、いや詐欺罪だったね。あぶね。」という気持ちと神様はなんでもお見通しという 信仰心が芽生えたのであった。

あつあつてっちゃん本郷店

その後、運転手徳ちゃんの今日の希望「あつあつてっちゃん本郷店」を目指し車を西に走らせる。 そして念願の「あつあつてっちゃん本郷店」にて上てんぷら定食を食す。 徳ちゃんは念願のかきあげ丼?がなかったので、通常のてんぷら定食にトントロの天ぷらと牛タンの天ぷらをONという 豪気この上ないスタイルで天ぷらを食す。 家人はフリー提供の天かすがなかったことが残念そうであった。 食後、車の荷台に積まれた犬を発見し、lovecatsがlovedogsになっていたのでその旨を伝えると徳ちゃんに 「猫だけと思わないでいただきたい!」という内容をお伝えいただき、そうなのか。と思う。 21時過ぎに帰宅。ナルト見ながら就寝。 なんか下忍の下っ端なのにA級の依頼を受注して大変そうである。

防府へ

次の日は父親の1周忌で山口へ。 移動中はずっとナルトを観ていた。 中忍試験をしている。 長い試験だな。 うちは宗派的にきゅうりやなすを必要とせず、法要的なものもないらしく ただただ飯を食い、ナルトを観ていた。 母親がamazonprimeで福原遥の戦争ものの映画が観たいと言っていた。 20年ぶりくらいに隣のおばさんにも会った。 ちょっと前まで脳梗塞で10日ほど入院していたとのこと。 去年自分は盲腸で10日入院している。 どう考えても脳梗塞のほうが大変そうであるけれども、入院日数は同じ。 自分の盲腸がやばかったのか?脳梗塞が奇跡的に早く回復したのか? わからないけれども、同じ10日でこっちは盲腸となるとなんか負けた気がした。 その後、母方の実家にも訪れて仏壇に手を合わせる。 帰郷の用事は全部済ませたので、弟と牟礼の銭湯へ出かける。 30個で一回入浴が無料になるスタンプが8つ溜まった。 あと22個である。 人はそんなに多くはなかったのだけれども外気浴の椅子が少な目であった。 帰宅後、飯を食い、延々とナルトを観ていた。 中忍試験でオロチマルが出てきて大変そうである。 でも、中止にしないのでオロチマルも言われてるほどは恐れられていないのであろう。 23時ごろ弟の鼾を聞きながら睡眠。

あぁ、ふるさと

起床し、煙草が切れたので近所のコンビニまで買いにいく。 都合1キロ弱の道のりである。 あぁ、ふるさと。 コンビニが遠い。 車は持ってないのでもちろん歩きである。 小学生の頃に通ってた道を通ってコンビニを目指す。 田圃は整地され住宅に変わっていてもあぜ道は結構昔のままである。 懐かしい。 コンビニでおごりまっせという竹下製菓のアイスを見つけうれしくて購入。 竹下製菓はもっと広島にもアイスを流通させてほしい。

里が存亡の危機

帰宅後またずっとナルトを観る。 やっと3次試験開始。 天下一武道会みたいなトーナメント戦が始まる。 で、修行してたら昔、裏モノのパチスロであった児雷也のキャラクターによく似たキャラクターが登場。 やっぱり名前は児雷也であった。 歌舞伎+蛙=児雷也はいつの時代も変わらないものなのであろう。 昼が近くなり、みんなで飯を食いに行く。 防府にしては高額な値段設定のランチだったのだが、めちゃ量が多かった。 そりゃ、このくらいの値段がしても納得である。 満腹になった後、鈍行列車に乗り広島へ。 延々、ナルトを観ていた。 なんか3次試験どころではなくなり、里が存亡の危機になる。 いきなり追い詰められ過ぎである。木の葉の里。 木の葉の里の戦いを最後まで見届け就寝。





ウサギライブ


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