戻ってきてしまったようで
さっきまで親友と通話していた。
親友の「夜中、しんどい時いきなり電話かけてきていいから」という言葉に甘えた。2回目だった。
何を考えていたか覚えてないけど
だんだん涙が止まらなくなって、泣きじゃくって話をしていた。
最後の方、「葉月が私の前で泣いたのは何年ぶりか分からないくらい久しぶりだよ」と言われて、確かに親友の前では私は泣かなかったなと思い返した。
逆に親友は泣き虫で、私の辛かった話を聞いて私が泣いていないのに、親友が泣いてしまう。
親友は私に
「初めて葉月から病気のことを打ち明けられてから、私に何ができるか、3年、4年、それ以上かな、ずっと悩んでた。今、こうやって電話かけてくれる時だけしか助けになれないけど、私は葉月のことずっと考えてるんだって伝えておくね」
と言った。
こんな優しい親友が大好きだ。
話聞いてくれてありがとうね。
そんな親友と、ルームシェアはどうかという話も出た。
確かに出来たらなんて幸せなんだろうと思う。
出来たら、の話だ。
私は家を出たい。
先日、この手紙を置いた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133143756/picture_pc_6dd9c3e207a8c2d29c2db4083a0f90aa.png?width=800)
返事はなかった。無視というのが正しいか。
まあ分かっていたことでもある。別に期待もしていなかった。
家族関係で言うと、さっきのこともある。
人の温もりを感じたかった。
孤独が辛くて、家族に抱きしめて貰えたら、この胸の痛みは無くなるんじゃないかと期待して、家族の元に行った。
家族は私のことを抱きしめた。
暖かくなかった。
胸は痛いままだった。
私は何を求めていたのか分からなくなった。
だって、人の温もりが欲しくて家族のところに行ったというのに、それを感じることも、それで楽になることもなかったから。
結局部屋に戻って一人で泣いていた。
苦しくて苦しくて、思考はまるで踏切に飛び込む以前の死にたがりの私のようで。
やんわりとかかる理性のストッパーがゆらゆらと不安定で、怖くなって頼ったのが、先程の親友の話だ。
言いたいことは纏まっていない。これはただの殴り書きのようなものだから。
タイトルの「戻ってきた」のは、過去の思考のことだ。
死にたがりをやめて、生きることを頑張ろうと毎日考えていた私が。
ポジティブな私が。消えたようで。
胸はずっと痛むまま。私は苦しいと物理的に胸が痛む。
この痛みも、昔感じていたものそのもので。
××たい。思考が埋まる。
おかえり、17歳の葉月。
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