見出し画像

パニ卒 ~荒治療~

ちょうど、私が最初の病院に行き始めて動けるようになった頃、地元の友人に会う機会がありました。

たわいもない話をしていると、友人の恋人が同じ時期に同じ病気になっていたことが判明。私は自分の事は隠していたため、はやる気持ちを抑えつつ聞きたい事がたくさん。

病院行った?何の薬飲んでる?今の症状は?仕事は?どうやって毎日過ごしてる?等など・・・。

ただ、そんな質問をする前に友人の衝撃の一言。

そんなのただの怠け病だ。

言葉が出ない・・・。質問すらも出来ない・・・。とりあえずゆっくり話を聞こう。

友人が話すには、まず病院に行って薬を貰ったが、恋人は薬が合わないと言って飲まなかったとの事。確かに最初は私も強いなぁという印象はありました。

で、仕事に行けないという恋人をそんなのはただの怠け病だ!!と言い放ち車に乗せ職場へ。

が、職場で発作が起こり、早退。上司の車で送られて帰ってくる事もあったそうです。

でも、友人はめげない。次の日も、その次の日もとにかく仕事に連れて行ったそう。そんな生活をしていく内に徐々に復帰していったらしいです。

友人には私の前のめりに聞いてくる姿が珍しかったのか、何でそんなに気になるの?と聞かれ、ヤバい、バレたくない!という気持ちが先走り、友人の恋人は私たちより5歳若かったのもあり、私は若さだなと結論づけてそれ以上は深く聞きませんでした。
まぁ参考になるものが何も無かったってのもありましたが 苦笑

そんな荒治療で治る人もいるんだなぁと感じた出来事でした。十人十色ですね。そんな友人達もその後結婚して子供に恵まれ、今も生活をしています。
その後、また発症したような話は聞いていません。

ただその当時の私は思いました。友人が私の恋人じゃなくて良かったと・・・笑

でもゴールが同じなら行き方は自由ですよね。

次回は、病院を変えた後に先生から禁止された事が1つだけありました。そのお話はまた次回。では次回。

今年もたくさんの方に読んで頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?