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零細土建屋がICT化の波に乗り遅れない為にはまず何をすべきか

久しぶりの作文である。

さて表題の通りであるが、以前にも似たような記事を書いている。

今見直してみると上二つの記事でいいような気がしてきた・・・

結論から言うと変わらず「TS出来形から攻めるべき」である。

ここ二年程度で色々とICTに関する見識も深まってきたような気がする。

当初は「これから先はICT化がキモだ。どんどんやらなければならない!」と気負っていたが、最近ふと「ん?これって従来手法の方が効率よくないか?」と思う機会も増えてきた。

i-Construction対象工事は言わずもがな、やらなければならないのだが、それにしたって本質からズレているような気がするのである。

現状、+α(プラスアルファ)の業務でしかないよねと。

この感覚が生じる理由は、いかにも「コスト」である。
ICT建機でいえば、リース代は従来機の2倍~3倍である。では2倍から3倍の土工量が保証されるのかと言うとそうでもない。

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そもそも波に乗らないといけないのだろうか。

設備というのは使いこなしてナンボである。コストは早期に回収してナンボである。

例えば150万ほどの3D設計データ作成ソフトをMG/MCデータ作成(実質ただの2D→3D変換作業)や、当初の土量計算だけで活用しているなら使いこなしているとは言えないのでないだろうか。

例えば3DMCバックホウをi-Construction対象工事だけで動かしているのであれば、従来機の倍以上のコストに見合う仕事をしていると言えないのではないだろうか。

再三提唱するが、TS出来形(旧:情報化施工)に対応するだけで現場の生産性向上に繋がる(断言)

社内で3D設計データを作成して現場に持ち込むのである。全体最適を追究するのではなく、段階的に部分最適を達成していけばいいだけなのである。

点群データもICT建機もいらない。どちらも後からどうにでもなるし、今後ドンドン値段は下がる。

みんなそろそろ気付くであろう。ICT施工化、ある種の強迫観念の霧は将来的に晴れる事を断言して結びとする。

※ちなみにうちはICT建機増車します。だってかっこいいんだもの。。。

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