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【モチベーション】高次欲求の実現③【アップの方策を探れ】

マズローの欲求段階説
①生理的欲求
②安全の欲求
③所属と愛の欲求
④尊重の欲求
⑤自己実現の欲求

前回までは③所属と愛の欲求、いわゆる帰属意識について述べた。

帰属意識の涵養については付焼刃的な方策では不可能である。

数か年計画に基づいて実施すべき事項であり、会社の高次欲求充足計画としては各段階の並行性が求められる(充足に個人差がある為)。

帰属意識についてつらつらと書いていきたい欲求に駆られたがこの辺にしておく。

さて、④尊重の欲求(承認欲求)である。

③所属と愛の欲求が満たされると、尊重の欲求が芽生えてくる。

以下の二つに分かれる。

1⃣自己の自己に対する評価の欲求

2⃣他者からの評価に対する欲求

1⃣自己評価はいわゆる自尊心であろう。自身の職能に対する自信、他者に対する優位性の自覚等、自覚に関わるところ。

2⃣他者からの評価に対する欲求は、地位、名誉欲や承認、他者依存の評価である。

それでは、会社としてはどのようにこれらを実現させてやればいいのだろうか。

1⃣については分かりやすい例で言えば、資格試験であったり、実績評価であったりが該当する。

2⃣については、会社がデカければ職位への反映等が挙げられるだろう。

会社規模が小さい場合、職位等細分化されていないので、ここらへんでダブつく可能性は十分ありうる。定量的に人を評価出来ないのだ。

④尊重の欲求(承認欲求)とは、適切な人事制度を有していなければいけないのではないだろうか。特に分かりやすい成果を出したい場合は。

根拠のない、当人の思い込みによる他者へ対する優越感は人間関係に軋轢を生むものであろう。

人を適正に評価し、信賞必罰の精神を有する健全な人事制度を策定し、施行してからの話であると思料する。

③所属と愛の欲求で得た帰属意識を足掛かりに、会社のルールに沿った各欲求(階層)の充足を図って頂く、そのような着意が必要である。

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