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1ヶ月に2回、楽しみができた


まだ、総合病院に勤務中、
アロマを使ったフットケアに通う。
そこで、

「集団のヴォーカルレッスン開講」
生徒を募集していると、紹介された。


隔月水曜の午前中
休みか、夜勤を希望すれば、
受講は可能だ。
早速、案内書の講師の自宅に、
受講希望の連絡を入れた。

水曜日が定休日の勤め人、
経営者、主婦など、
年齢、立場も様々な顔ぶれが集まる。
集団レッスンだけれど、
合唱とは違う。
各自の個性を活かす歌い方を、
開拓するレッスンだった。
大好きな歌を、
精一杯歌うことができる。
仕事以外の人間関係は、
色々な世界を見せてくれる。
職場は、時が流れても、
居心地が良くない。
月に2回のレッスンは、
私らしく、のびのびいられる。

「どうして歌を」
幼い頃から、歌うことが好きだった。
父が口ずさむ歌、
テレビから流れる歌をすぐに真似、
歌っていた。
そんなに好きならばと、
母が、市の合唱団を見つけ、
入団させてくれた。
「お歌が上手」
勉強も運動も苦手で、
唯一ほめられた事が、歌声。
小心者で、恥ずかしがりも、
人前で歌うことは、平気。
以来、高校卒業まで、
部活動で、合唱をしていたの。

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