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vol.3 コーヒーを平す

ドリップ前にコーヒー粉を平すこと。
どうやったら確実に全部の粉にお湯をかけて蒸らすことができるか。
当たり前を少し深く考える。

平すことでコーヒー粉と粉の間の空間をなくす(空気を抜く)ことで水の通り抜けを防ぐ(チャネリング防止)効果がある。

チャネリングが減ることでコーヒー粉の層の中でお湯が停滞する時間が延びるので粉全体をしっかりと蒸らすことができる。

ちなみにコーヒー粉がお湯を吸える量は粉量の2倍と言われている。つまり15gの粉には30gのお湯が吸水される。

コーヒー15gにお湯30gをかけてもポタポタと落ちる分を考えると全体が蒸らせているか怪しい。そこでプラス10-15gのお湯を注ぐ。
全体が蒸らせているかどう確認するか。
蒸らし後の1投目を注いだ時に蟹泡と言われる大きなポコポコがでないこと。もっと言えば細かい気泡も少ない方がしっかり蒸らせていると言えるのかもしれない。

やや脱線したがドリッパーにセットしたコーヒー粉はしっかりトントンしたりディストリビューターのようなものでかき混ぜて塊や中の空気だまりを無くすことが結構大切だと思いました。

当たり前を当たり前にすること。
当たり前を丁寧にすること。
当たり前を突き詰めて考えること。
当たり前を当たり前だと思わないこと。

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