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発達障害児の父に育てられました!?④墓こぼれ話

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父は亡くなった人の事は絶対悪く言わない人でした。
抑圧されていた父親(祖父)の事も武勇伝等は言うものの決して悪口とかではないのです。

よく言っていたのは祖父の亡くなった年齢の事です。
祖父は70代半ばに亡くなりましたがその年齢に近づくとやたら'ワシはもうすぐ死ぬんや'とかめんどくさかったです🤣
あとで中井貴一氏がテレビでお父様を早くに亡くされたためその年までしか生きれないとなぜか思っていたらしく家族を作らずいた(後に亡くなった年を越えたのでご結婚)という話をされててまさかのキイチと同じ考え🤣とちょっと衝撃だった事がありました😂

享年の話をすると墓参りを思い出します。
子供の頃父に連れられた墓参り…
なぜか墓までラジオを持参し大音量で祖父が大好きだったらしい演歌を流すのです…
めっちゃ怖いですよね。
私たち子らも怖くて何も言えずそのまませっせとお墓の掃除をするのでした😂

祖父の眠る墓は先に亡くなった祖母の為に祖父が建てた墓でしたが立派なものでした。
黒く光る墓石、通路すぐにあり点在する水汲み場もすぐそばにあり墓の位置だけでなくそのお寺自体が非常に交通の便もよく参りやすい場所にあるのです。

一方、父親も自分で墓を建てたのでした。
なぜ建てたかというと母が祖母と同じ墓に入る事を拒否したからだそうです。(チラつく嫁姑問題)
なぜこんな場所に決めた?というくらい辺鄙なところにあるのですが母の通っていた大学の宗派の由緒ある寺だからだそうです。
しかしそのお寺の場所はとても立地が悪く行くまでもタクシー必須だったり寺から墓までがかなり危険なのです。完全に山なので四季折々の自然を堪能する事はできますがお年寄りが下手に行くと怪我をしてしまうのではないかというくらい…
自分が年いって来れるかと言われれば自信がありませんし年老いた父親と参った時も相当疲れているようでした…休みたいという父にこれまでの恨みを晴らすかの如く坂道を歩かせる子供達😂
そこに墓を建てた事を一番後悔しているのはきっと彼でしょう😂😂😂
この為に毎度お墓参りはいつもハシゴスタイルで1日仕事です😇

そんな父は祖父の亡くなった年より3年長く生きて母と同じ墓石に眠っていますが母はそれで良いのかと問いたいけど'良いわけねーだろ'というお怒りの声が聞こえてきそうなので考えないようにしております😅
父は母が好きだったようですが母の本当の気持ちは今となっては誰も分かりませんから…



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