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Axie Infinity のスカラーシップをやって辞めた感想

8月末から Axie Infinity のスカラーシップを始め、10月末で撤退したので忘備録として書いておく。Axie Infinity とは世界で最も盛り上がっているブロックチェーンゲームの一つ。基本的にはカードゲームで、そのキャラクター (以下 Axie) はNFTとしてマーケットで売買することができる。

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マーケットプレイスの画面

このゲームのすごいところは、ストーリーを進めたり、対人戦で勝利するとSLPというお金がもらえることだ。このお金はBTCやETHなどの暗号通貨に交換できるため、実際に換金までできる。

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そして今、スカラーシップ制度のおかげで、フィリピンなどでこのゲームが爆発的に流行っている。スカラーシップとは、マネージャーがプレイに必要な Axie を購入し、スカラーに貸し出して売上を分ける制度。例えば、フィリピンで仕事がないスカラーにゲームをプレイしてもらい、1000SLPを稼いだらそのうちの700SLPをマネージャーに、300SLPをスカラーに分配する感じだ。

面白いな〜と思ったので小さく参入してみた。しかし、2ヶ月ほどで撤退したので理由などを忘備録として書いておく。ちなみ最初に試したスカラーは5人。

良かったこと

・フィリピン人と仕事をするという不思議な経験を得る
・フィリピン人の収入の助けになる
  ・学費が払えて喜ばれたりするので、世の中に貢献している感がある
・5人のマネージャー業で1ヶ月で10万ほどの収入になった
・Axie の選び方を学んだ
  ・最初は失敗したと思うことがあった

大変なこと


・向上心のある方の場合、もっと強い Axie が欲しいと催促が来る
  ・予算の関係上、期待に応えることができないので、スカラー的には不満になる
  ・そして、スカラーは1~2ヶ月で飽きて辞めたいと言い出す。つまり、モチベーション管理が難しい。モチベ管理を諦める場合、そのスパンで新規採用をする必要がある
・基本的には稼ぎのノルマがあるものの、他の仕事などで満足の行くほど稼げない人がいる
・採用時の契約書の管理、支払い管理、レシートの管理などが面倒
・初期投資である Axie は撤退時には売れるのだが、ブリードと言って Axie を生産する仕組みがあるので供給が増えて、価値が下がる可能性が高い
・会計が大変

次にまたやるとしたらどうするか


・良い意味で変化を求めない人をスカラーに選ぶ (主婦とか)
    ・採用時にその事をしっかり伝えた上で長く働いてもらう
・採用や支払い・レシートの管理などを自動化、または人にお願いする

とこんな感じである。

終わりに

Axie が盛り上がっている事を知り、スカラーシップを通して実際に稼ぐことができた。そして、採用や支払い、スカラーへの応答はそれなりに大変なことが分かった。

これを続ける上では、熱意を持ってスカラー達と楽しく関係を続けれるかどうかが大事だろう。自分は投資のように放置で良いことを期待していたので、撤退した。当たり前だが、人を相手にしているので、あれこれと要望が来るのである。

機会があれば、またやってみるかも知れない。良い経験だった。

とりあえずフィリピンに旅行に行くか。

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