わたしの幸せな結婚 を観てきた

随分前にシリーズ。
ネタバレ感想です。










漫画版を読んで、何というか、いわゆるシャーデンフロイデが満たされる感覚があって好きだったので、なんとなく映画観たい気分だったタイミングで観に行った。

キャストの個性が光る良い作品だったと思う。

まず、今田美桜の可愛さにビビった。可愛いというか、同じ生き物とは思えない造形というか。眼がデカい人だなと思ってたけど、もう顔の半分くらい眼なんじゃないかって思うような、顔のアップの時は画面の半分くらい眼なんじゃないかっていうくらいの圧力で迫ってくるシーンがあった。ホラー映画とかやったら彼女が眼をむいて怖がってるだけで怖いと思う。

目黒蓮も格好良かった。けど、なんというか、もっと冷たい印象の人でも良かったかもしれないとは思った。可愛さとか暖かさが顔つきから滲んでしまっていて、ぶっきらぼうなシーンがちょっと子どもじみて見えた。ただ、この点はたぶん、彼のファンからするとむしろツボを心得た起用だったのかもしれないと思う。

個人的に目を引かれたのは前田旺志郎。どこかで観たことある顔だと思ったらまえだまえだ弟。本人が本当にそういう人なんじゃないかと思う可愛い後輩のキャラに仕上がっていて良かった。

で、この映画に限った話ではないんだけど、ちょっと気になったのは、衣装がコスプレに見える問題。時代劇ファンタジーみたいな作品を初めて観たからなのかもしれないけど、違和感があった。

鋼錬の実写版とかも同じように感じた気がする。漫画の時には気にならないけど、人間が同じ格好するとやっぱおもちゃっぽくなるというか、ちょっと嘘くさくなるというか。それが普通なのかもしれないけど、例えばるろ剣心とか銀魂とかは、原作を再現はしているけどそこまで嘘くささを感じなかった気がする。キングダムが、一作目から二作目にかけて嘘くささが少し消えたのも覚えてる。そういう、言語化が難しいんだけど、世界観に没頭できない浮き方をする衣装とか髪型とかが気になるタイプの作品ではあった。

全部観終わった後、シアター内が明転した時に、後ろの席の女性が「続きあるってこと?」とつぶやいていた。確かに続編を作る気満々の終わり方ではあったので、もし次回作があったら観に行きたいような気もする。


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