金の国 水の国 を観てきた

アニメにしろ実写にしろ、ラブストーリーを主題にした作品を見たのが久々だったので、何というか新鮮だった。

ネタバレあり個人の感想です。

















って書いたものの、ネタバレで面白くなくなるような種類の映画では無かったな、と思う。

何か別の作品を見に行った時に、CMが流れて何となく面白そうだな、と思っていた。で、実際見たんだけど、面白い、のか?っていう感じだった。

好きな人はすごい好きなんだと思う。歴史とか地理とかすごく苦手なので何となくだけど、ざっくり東アジアを混ぜ混ぜした国と、西アジアを混ぜ混ぜした国が国交を回復するまでの話っぽかった。

で、主人公の男女はどちらも、ヴィジュアル的にはすごく魅力的ってことではなく、ものすごく特定の能力が高いってわけでもなさそうな。何か尖ったバランスでキャラクターを伝えるようなことをしていないので、個人的には好きなんだけど、何を伝えたいかはわかりにくくなっている感じがした。

絵本みたいな感じなんだよね。見た目がたいそう美しいというわけではありませんが、心根の優しい姫でありました…みたいな。そういう語り口で伝えるみたいな内容。なので、何というか、すごい驚きがあるとか、新しいなって思うところがあるとか、そういう部分は、少なくとも僕は見つけられなかった。

最終的に、見せ場っぽく見せたかっただけで夕焼けのシーンが出てくる感じとかは、ちょっと疲れる感じもあった。絵柄とか世界の設定とかは大人向けに感じるのに、中で起きていることは子供向けというか。なんていえばいいのかわからないのだけど、そういう、ふわふわして掴みどころのない感じの作品だな、と思った。

で、面白いってまっすぐ思えなかったんだけど、でもあの作品がすごい好きなんです、とか、めっちゃ面白かったです、って言える人のことは好きになるだろうな、という感じがした。いい人だろうな、っていう。あと、ものすごい疲れてるときとかに、全然体力使わずに見れそうな感じなのは良かったかも。

そういう作品でした。キャラクターとかは、NHKの子供向けアニメに出てきそうなデザインの奴もいて、そういう奴らは可愛くて好きでした。


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