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25時、ナイトコードで。を語る②


本記事をご覧いただきましてありがとうございます。うさやろうと申します。
前回、私が大学時代に書いた卒業論文より遥かに長い量で25時、ナイトコードで。(以下、ニーゴ)について語らせて頂きました。そちらの方も目を通して頂けると喜びます。

 さて、上記にてこれだけ書いておいてまだ話すの?とお思いの方も居るかと思います。
 ですが、前回の記事ではお話しきれていない部分がありますので、それについて本記事では取り扱っていこうと思います。前回ほど長くするつもりは全くありませんので、前回よりは読みやすいかなぁと思います。長くなったらごめんね。


25時、ナイトコードで。が好きになったきっかけについて

 前回の記事で「ニーゴとはなんぞや?」「どんな集団?」というお話はしたと思います。そもそもこの記事を読んでる時点でプロセカユーザーの方が殆どだと思いますので、さほど説明は要らないかなとも。
 この項目では、何故私が「ニーゴに惹かれたのか」をお話したいと思います。これは聞かれる度に毎回ほとんど同じ事をお話するつもりなのですが、多分コレを書いてる時点では多分聞かれた事が無いので本格的にお話するのは初めてだと思います。うまく文に出来れば良いですが。

 ちなみに、前回の記事執筆で、セリフの引用元を探す行為が面倒だという事を身に染みて味わったので今回はしません。なのでうろ覚えでセリフを書いてしまう部分が多いと思いますが許してください。

1.そもそも最初はビジュアル

 プロセカを始めたきっかけって何?という話とも結びつくのですが、そもそもゲームを始めてすぐの頃なんて、キャラクターについての情報は一切ありませんし、各ユニットの情報なんて当然の事ながらあるはずもないですよね。なので、第一の理由がキャラクターのビジュアルだった、なんて事はよくある話かなと思います。正直に白状しますと、最初は白髪やら銀髪やらのキャラクターがめちゃくちゃ好きだった、それだけだったんです。奏ちゃんがたまたまピンポイントだっただけ。なので最初の選択画面で選んだんです。
 次にポチっとメインストーリーを見て、CVが刺さりました。
 奏ちゃんのか細い声けれども、内に秘めた強い想いが込められたような感じの声。
 まふゆちゃんの優等生モードの明るく優しい「良い子」な声も勿論のこと、ニーゴの中にいる時の淡々とした声。
 絵名ちゃんの感情の起伏が分かりやすい、人間味溢れたリアルかつ可愛さの溢れた声。
 瑞希ちゃんのちょっと鼻にかかったような、それでいてハスキーな、他の3人はないクセになる声。
 4人それぞれに魅力があって、CVも良いなぁと惹かれていきました。声優さんの演技で惹かれるというのもアニメとかではよくありますよね。私自身は声優さんに詳しくないのでそれほどの経験はあまりしてこなかったのですが、声優さんの演技に惹かれるってこういう事なんだなぁーと味わった時でもありました。

2.受け入れる優しさがあること

 メインストーリーやイベントストーリーを読み進めて感じたのは、4人全員に「相手を受け入れるやさしさ」があるなぁと強く感じました。
 そもそもこのニーゴというユニットは、他のユニットや他のゲームに登場するキャラクターのストーリーとは打って変わって、人間の死生観やアンダーグラウンドな面をギリギリのラインで描いていくという特殊なユニットです。そのため、ライターさんもかなり苦労したという記事を読んだ事があります。
 さて、そういった特殊な設定やストーリー構成をしているわけですから、他のゲームのようにとんとん拍子で話を進めていこうという事は出来ないわけです。何故なら、4人各々がとても深刻な闇を抱えているからです。メインストーリー見て頂けるとそれがよく分かるかと思います。
 人はそれぞれが大きかれ小さかれ、それぞれ悩みというものを抱えて生きているものですが、それが大きくなればなるほど解決は難しく、一生抱えて生きていかなければならないようなものまであります。彼女らの悩みというのはその類であろうと捉えています。大きな悩みを抱えて、自分ではどうしようもないくらい辛くて消えてしまいたいと思うくらいに追い詰められた時、近くに居て欲しいのはどんな人でしょうか。考えてみて下さい。

 人によって答えは違って良いと思います。ここでは私のとっても浅い人生経験から導いた答えに沿ってお話します。
 自分ではどうしようもなくなった時に近くに居て欲しいのは「自分という存在を否定せず、受け入れてくれる人」だと思っています。ニーゴというユニットのストーリーを読み進めていくと、各々がその役割を果たしているのがよく分かると思います。今回はメインストーリーを中心にお話を進めていきましょう。
 ニーゴのメインストーリーは、ざっくりお話すると

「雪」(まふゆちゃん)が行方不明になった事を皮切りに、各々が深い闇を抱えている事を知る。セカイを生み出したまふゆちゃんは自分を探す事に疲弊し、もう消えたいと望んでいた。だがそれを聞いた奏ちゃんは「自分を見つけられるまで曲を作り続ける」と、まふゆちゃんの存在全てを受け入れ、やがてリアルでも関わり合っていくようになっていく」。

 こんな感じでしょうか。文章力が欲しいですね。
 このように、「もう疲れた」「また見つかるかもとか、もう思いたくない」と感情を爆発させたまふゆちゃんに対して、奏ちゃんは自らの思っている事を全てぶつけ、「自分を見つけられず悩むまふゆ」という存在を優しく受け入れたのです。
 悩みを告白して、信頼していた人が離れていくような事があれば、誰かに悩みを相談しようと思わなくなってしまう事でしょう。もうそんな辛い事を味わうならいっそ消えてしまった方が楽だ、とも。ですから「相手の全てを受け入れる」人の存在というのはとても重要なのです。ニーゴはお互いにお互いの苦しみを受け入れ、皆で一緒に乗り越えようと常に寄り添ってくれる優しさがあるユニットだと思っています。そんな一面に強く惹かれました。


楽曲に見る「25時、ナイトコードで。」の変化

 さて、此処からはニーゴの楽曲について見ていきたいと思います。歌詞の考察については、前回のニーゴについて語る記事の他にも色々やってますので、目を通していただけると嬉しいです。この2曲については今回触れずにお話をしていきますのでご了承ください。

 今回見ていくのは歌詞の考察とかいう難しい話ではなく、曲の歌詞から見てとれるニーゴの成長です。
 プロジェクトセカイはキャラクター一人一人の成長を描いた物語でもあるため、ニーゴについてもキャラクターの成長や変化というものが描かれているのです。その変化が分かるのはストーリーだけではなく、公開される楽曲からも読み解いていけるかと思います。数曲挙げながらお話しできればと思います。

1.悔やむと書いてミライ

 ニーゴの代名詞とも言える曲で、Untitledが変化して生まれた楽曲です。歌詞を見て頂くと分かる通り、この楽曲では「包み隠さない自殺願望」が書かれている事が分かります。
 各々が「消えてしまいたい」という苦しい想いを抱えるニーゴらしい歌詞表現で、メインストーリー全話公開直後の時点での彼女らを表現するにはこれ以上の物はないと言っても過言ではないと思っています。
 また、「また見つかるかもって思いたくない」とメインストーリーで吐き出していたまふゆちゃんでしたが、この楽曲にはそういった表現も見られます。一番最後の歌詞にこんな部分があります。

消えたいの 消えたいの 何回だって言い聞かせた
夢も見れぬような 後悔を頂戴

 何の暗喩も無く、ド直球な消滅願望を表した歌詞だといって良いかと思います。消えてしまった方が楽なのだから、もう少し頑張れば希望があるかもとかそんな事思いたくない・・・と。「夢も見れぬような後悔」とはそういう事でしょう。
 また似たような意味合いを持つ歌詞に「癒えない見えない傷ほど きっと瘡蓋だって出来やしないと ボクは知っていた」というものもあります。生きてきた中で負ってきた心の傷はもう塞がる事は無い、これ以上傷を負うくらいなら・・・と、そういった意味合いだと捉えています。
 ニーゴという存在と結びつけて考えていくと、この段階では「消えたい」という願望がまだ強い状態にあり、一筋の光も当たらないような深い絶望の底に居る。そんな様子なのではないかなと考えることもできます。メイン楽曲ですので現在のニーゴとはだいぶん様子が違うかと思いますが、最初期である事も考えるとこれくらい深刻な状態だと考えて良いでしょう。

2.ジャックポットサッドガール

 初めての箱イベントで公開された書き下ろし楽曲。この曲の背景として「人形展でマリオネットを見た時に感じた気持ちを書いた」という設定があります(・・・が、ストーリー内で直接タイトルを言ったシーンが無いのでイコールかどうかは定かじゃないですが、一先ずイコールという事にします)。
 メインストーリーや「囚われのマリオネット」のイベントストーリーをご覧になっている方ならお分かりかと思いますが、この楽曲は「本当にまふゆが書いたの?」と驚かれるほどに歌詞の作り方や言葉選びが変わった曲で、まふゆちゃんの成長の第一歩として挙げるのに最適な楽曲かと思います。
 歌詞全体を通して見れば、まふゆちゃんが自身の事を書いたかのような言葉が連なっている事がよく分かりますね。マリオネットのように操られた自分のままではいたくないけれど、どうやったら変われるのか自分には分からないという様子も伝わってきます。

3.限りなく灰色へ

 次ぐニーゴバナーイベントで公開された楽曲。絵名ちゃんが主役ですし、この楽曲自体も彼女の事をかなり書いています。
 この当時の「東雲絵名」というキャラクターの描かれ方は、現在とはやや異なり、「才能」に対してコンプレックスを抱き、自分の絵で周囲を見返そうという様子が強く見られる傾向にあると思います。この曲の始まりも「才能なんてないからここで一生泣いているんだろ」ですし。才能と言う言葉がキーワードになっているように感じられます。
 父親との蟠りが解けたかどうかは別として、2人の関係値が以前よりはほんのちょっぴり良くなったんじゃないかな?と感じます。2人の間に入ってくれた弟の彰人君もとても良い存在になっていました。
「一人の絵描きとして認めて欲しい」「見てもらったとしても認めてもらえない」。そんな悩みを抱えていたところから、奏ちゃんをはじめとするメンバー達の言葉によって「自分にできるか分からないけれど描いてみる」と筆を折らずに活動を続けられるようになったのでした。
 余談ですが、最新の絵名ちゃんバナーイベントである「空白のキャンバスに描く私は」の段階では、自分が納得のいくような作品を作れるようになりたいという想いが強くなっている事が分かりますね。

4.アイディスマイル/ロウワー

 急に2曲一気に出すんですか?とお思いのそこの貴方、話のまとまりの都合でこんなことになっています。
 というのも、この2曲はキャラクターの成長ではなく「心の変化」を描いたストーリーの中で公開された楽曲であるからです。プロセカをプレイしている方ならお分かりの通り、この2曲が公開されたタイミングで実装されたイベントのバナーイラストは瑞希ちゃんが飾っています。全員が自らの抱える苦悩に向きあって進んでいく中で、自分だけが何も言えずにいると自覚し、やがてそれを抱えたままイベントを終えてしまう、という特殊な展開がなされているのです。
 アイディスマイルでは、ニーゴメンバー3人と瑞希ちゃんとの間の見えない距離感を歌い、ロウワーでは「まだ誰も知らない感覚で救われていく」と、「待ってるから」という言葉を受けた瑞希ちゃんの心情が書き著わされているようです。
ごめんね、絵名」という瑞希ちゃんの言葉で締められた瑞希ストーリーですが、今後の展開に目が離せませんね。いずれ過去についても語られていくでしょうし(直近のイベントストーリーで過去に沿った話が多いため)、この記事を書いている頃の筆者自身は「そろそろ瑞希ちゃんバナー来るんじゃね・・・・・・?」と内心思い続けています。

5.再生

 まふゆちゃんバナー楽曲その2。この楽曲ではまふゆちゃんの成長がかなり感じられるようになっています。イベントは「灯のミラージュ」というまふゆちゃんの過去に触れていくストーリー展開となっています。
 そして特に注目して頂きたいのは、この楽曲の歌詞です。

何故か感情(こころ)がただ 騒ぎ続けていた
これでよかったのか? どこで間違えたのか?
この胸の熱が 冷めないのは何故?

 この歌詞だけ見て頂いても分かる通り、感情に関する内容が多く見られるのです。自分の事が分からない彼女にとって「これでよかったのか?」「どこで間違えた?」など自問自答するという行動だけでも成長と言っても良いですし、「正面突破で間違えるんだ」とジャックポットサッドガールで歌っていたところから自問自答するにまで至っているのです。「この胸の熱」というのも、まふゆちゃんがよく使うフレーズの一つである「胸があたたかくなった感じ」に準えたものだと考えて良いでしょう。
 そしてゲームサイズ尺の最後では

何故か寂しくなる

で締められています。今までよく分からないを通していた彼女が感情表現をストレートに歌っていると強く感じるものがありますよね。
 そして最後にもう一点。この楽曲のゲームの3DMVにて、スズランの姿が確認出来ることはお気づきでしょうか。スズランの花言葉には「幸せの再来」というものがあります。いつかまふゆちゃんにも本当の幸せが訪れることを、我々ファンは祈り続けています。

 以上のように、楽曲とストーリーがかなりリンクしている部分が見られ、楽曲の歌詞を深掘りしていくと彼女たちの成長や心の変化が見られることが分かりますね。他ユニットの書き下ろし楽曲でも同じ事が言えると思いますので、ぜひ歌詞を一読してからストーリーを見てみる事をお勧めします。一粒でたくさん美味しいのです(?)。


歌声で感じる「25時、ナイトコードで。」

 項目タイトルの通りです。他のユニットもそうかもしれませんが、キャラクター一人一人の歌声にはそれぞれ個性があり、特徴があり、「らしさ」が込められていると考えています。今回はニーゴのメンバーでそれを見て行こうと思います。

1.宵崎奏

 ニーゴの中心人物であり、たくさんの人を救おうとしている彼女の歌声は、表すとすれば「感情を出しながらも、他者を包み込む歌声」だと感じています。複数人で歌っている楽曲を一通り聴いて頂けると分かりますが、他のメンバーとハモる場面において、奏ちゃんよりも他のメンバーの歌声が強く聴こえてくる楽曲の方が多いように思えませんか。彼女の歌声が完全に消えてしまっているのかと言われれば勿論そんな事はありません。
 別のnote記事でも述べた事がありましたが、筆者は奏ちゃんに対して「救われる方法が曖昧である」「周りを優先しがちだが、自身も救われたいと思っているはず」という印象を抱いています。そのイメージが歌声にも表れているような気がするのです。他のメンバーの歌唱に合わせ支えていく彼女の歌声はまさに皆を救おうとする彼女そのもののようです。

2.朝比奈まふゆ

 普段の様子と歌声のイメージがかなり変わるキャラクターだと思っています。まふゆちゃんの歌声は優しいものである一方感情の現れ方が大きい傾向にあると見ているためです。
 例えば「ボッカデラベリタ」や「悔やむと書いてミライ」を思い浮かべてください。アップテンポで激しい曲である事も前提として挙げておく必要があるでしょうが、それを抜きにしても普段の淡々とした物静かな彼女とは正反対の歌声を聴く事が出来るかと思います。また「再生」では、どこか物寂しそうな歌声を聴く事も出来ます。
 総括すると、感情を取り戻しているんじゃないかというくらい歌声の感情表現が上手いですし、淡々とかつ優しく流れていく声の中に込められた寂しさや爆発寸前の感情の昂りなど、様々な声色を楽しむことが出来るのではないでしょうか。
 本筋とは外れますが、「ヴィラン」などでの楽曲では少々色っぽさも感じられるような歌声にもなっていますので是非一度。

3.東雲絵名

 ニーゴの中でも特に感情を爆発させているのは彼女かと勝手に思っています。心の中にある、言葉にならないもの全てを歌声として出しているような感じがします。「悔やむと書いてミライ」の最後のブレスは是非一度聴いて欲しい推しポイントです。元々絵名ちゃんが感情を表にして常に正直でストレートな言葉選びをするキャラクターという事もあって、それが歌声にも表れているようにも思えます。
 ここまで感情を爆発させている旨の話を続けてきましたが、「限りなく灰色へ」での感情の起伏や「ノマド」でのしっとりした歌声など様々な歌声があるのも確かです。前者の「限りなく灰色へ」は、Bメロまでは比較的静かに歌っていくのですが、サビに入ると溜まっていたもの全てを吐き出すような勢いで歌が展開していきます。後者の「ノマド」では全体的に流れていくように歌唱され、メンバー全員の歌声の調和が強く感じられます。似たようなしっとりとした曲・歌唱として「カナデトモスソラ」が挙がりますし、「アイディスマイル」でもどこかほんのりと優しい歌声な気もしています。他のメンバーの事を何だかんだ気に掛けている彼女の性格が表れているようですね。曲調との兼ね合い事情が強いのかもしれませんが。
 余談ですが、彼女の歌う楽曲では「愛」というワードに関係した楽曲が非情に多く、彼女の「承認欲求」という設定面に強く沿ったような印象があります。他、「愛して愛して愛して」で聴ける可愛さ全振りのような歌声も聴く事が出来ます。バリエーション多すぎてたまげた。

4.暁山瑞希

 ニーゴのメンバーで一番歌声の色が異なっているのは瑞希ちゃんなのではないでしょうか。奏ちゃんにもかつて「声」については触れられていましたね。可愛さと力強さを両方兼ね備えた歌声といえるのではないでしょうか。特に力強さといえば「うっせぇわ」はかなり印象に残るのではないでしょうか(サビ前)。一度聴くと耳からなかなか離れないクセになる声です。僕はそう思ってます。
 他のメンバーもそうでしたが、瑞希ちゃんについては特に「らしさ」が前面に押し出されているように感じています。「自分の居たい自分であり続ける」信念を持ったキャラクターであるからこそ特にそう感じるのかもしれません。低音は勿論ですが、「乙女解剖」のような高音の楽曲を歌っていても「瑞希ちゃんが歌っているなぁ」と思わせてくるのは正直めちゃくちゃ凄い事だと思ってます(?)。余談ですが特に「ビターチョコデコレーション」が好きです。
 また、ストーリー上でかなり関わりの多い絵名ちゃんとのデュエットも多く「シャルル」や「携帯恋話」をはじめ、セカライでファンを底なし沼に沈めた「ベノム」があります。全て「愛」に関連した歌詞が書かれていることも特徴的ですね。


4月発売されたセカイアルバムvol.1について

 2022年4月6日に、ニーゴのセカイアルバムが発売されたのは当然ご存知かと思います。ご存知ですよね。まずはセットリストを見ていきます。

1.自傷無色
2.シャルル
3.ハロ/ハワユ
4.命に嫌われている
5.乙女解剖
6.独りんぼエンヴィー
7.とても痛い痛がりたい
8.ボッカデラベリタ
9.夜に駆ける
10.ビターチョコデコレーション
11.カトラリー
12.ベノム

 以上の通りです。個人的には「カトラリー」→「ベノム」の流れがとても良きなのです。何故か。それは単純明快な理由で、1月末に開催されたセカライのセットリストと被るのです。その時の感動を思い出すようで、毎度聴くたびにしんみりしています。
 また、「命に嫌われている」のフル尺がめちゃくちゃ良いのでずっとしっかりと聴きたかったのですが、ようやく聴けたなぁという感じです。さらに「とても痛い痛がりたい」のような歌唱が難しい楽曲のフル尺も収録されており、ずっと聴きたい曲尽くしだった事もあって楽しんで聴いています。
 さらにポスターやアクリルスタンド、缶バッジ、ステッカー、ブロマイド(キャラによってはキーホルダーなど種類が色々のようです)といった限定グッズも手に入り、お部屋が一気に飾られた事に満足しています。近所にゲーマーズが無いので奏ちゃんの特典グッズは手に入っていませんが、私は基本ニーゴ箱推しなので誰が手に入っても満足です。イラストすごく良いですしね。奏ちゃんのアクリルキーホルダーはそのうち欲しいです。

今後開催される「セカイシンフォニー2022」の話

 6月11日(土)に、パシフィコ横浜にてセカイシンフォニーが開催される事も決定しています。一般販売でチケットを購入したので席はさほど前の方ではないのですが、辛うじてグッズ付の座席のチケットを確保できたので喜んでいます。土曜日10時から一般販売開始という時間設定で、私がケータイを確認できたのは仕事の都合で昼休みの12時。流石にダメだろうと思っていたら奇跡的にチケット売っていた時の喜び。これは「行きなさい」と天から言われているのでは?とも思いました。
 正味のところ、セカイシンフォニーというだけでは恐らく足を運ばなかったと思います。会場めっちゃ遠いので。ただ行かなければならない理由が出来てしまったのです。

 会場にニーゴのメンバー全員来るやん

 正直、この情報を見た時は「何かの間違いでは?」と思いました。私の記憶している限りで言えば、ニーゴのメンバーが全員揃った回数は片手で足りる程度の回数だったはずなのです(ニゴラジ等のプロセカ関連動画や生配信などの話)。当然ですね、皆さん多忙なので。スケジュールが全員合う日というのはそうそう無いのが業界的にも当たり前なのです。昨年行われたセカイシンフォニーでは、確かワンダショのメンバーのうち2名(廣瀬さんとMachicoさんだったかと思います)が出演され、生歌を披露していたはずです。これがニーゴ全員ですよ。ご褒美ですか。天と地がひっくり返っても行くしかないでしょ。
 普段ケータイやパソコンの画面を挟んで見聞きしている方々が、ついに私の前方に現れるんですよ。それも推しが一気に4人。生歌なんて聴いたら大変なことになってしまうと思います。会場でボロ泣きしてるオタクがいたら、8割の確率で私です。よろしくお願いします。
 余談ですが、チケット代がセカライの時よりも高額でお財布が苦しいです。物販あったとしたら買えるか怪しい・・・・・・というより、会場入り時間が早すぎて物販あったとしても寄れるか分かりません。朝めっちゃ早く出ないと。その日の仕事は何が起きても絶対に休みにします。待ってろ仕事。

最後に

 ニーゴを好きになった理由やら、楽曲やらなにやらと色々書き連ねてきましたが、「好き」を文章化するという作業はこの上なく難しいのです。ストーリーを見ながらリアクションするとか、曲を聴きながら「ここの歌い方めっちゃいいよね!」とか言うなどとは全く違い、ちゃんと文章のまとまりや長さを考えねばならないので。
 つまり何が言いたいのかと言うと、「好き」というのは文字だけでは伝えきれないという事です。勿論、自分が書き出す事の出来る最大限で愛情を伝えることはできますが、文章力の上限を超えるモノについては表現のしようが無い・・・という苦しい事態に陥りがちです。
 今回私は、前回の約3万字の語りでは色々と足りないからという事で本記事を書くことを決意しましたが、正直まだまだ伝えきれてないかもなぁという思いが心の隅っこに残っています。残る語り欲は、SNS等での発信や動画制作など、またいろいろな方面からお届けできればなぁと思います。
 長く書くつもりはありませんでしたが、ここまでで9800文字を超えてしまいました。およそ1万文字の記事になっていた事に驚いています。まあ少なからず前回よりは読みやすいかなぁと。

 それでは、また別の記事や機会にてお会いしましょう。
 ニーゴに幸あれ。

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