世代の特徴による社会の変化(ミレニアル世代を例に)

前回のnoteの最後で以下のように書きました。

親世代、私、子ども世代という異なる世代で家計を通じた思い、夢について話し合うことで、親から引き継ぎ自分の中に知らず知らずのうちに出来上がっている「お金やモノに対する考え方」に気付いたり、親世代とは違う考え方があることに気付きます。また、同世代であり、子ども時代を同じ家庭で過ごしていても、兄弟で違う価値観があることにも気付く。

ここでは、「世代の特徴から考える社会の変化」を見ていきたいと思います。

諸説あるようですが、時代を象徴する'出来事'が世代の特徴を形作り、人々の世界観が形成される、と言われています。以下で具体的に世代と象徴する出来事を見てみましょう。

◯団塊の世代(1947〜49年生まれ)←受験戦争

◯バブル世代(1965〜70年生まれ)←バブル景気

◯氷河期(ロスジェネ)世代(1970〜83年生まれ)←就職氷河期

※グローバル化の進展により、1980年以後は日本独自の世代の切り口よりも、米国を中心としたグローバルな切り口の方がフィットしやすくなっています。

◎ミレニアル世代(1980〜94年生まれ)←9.11や2007年以後の世界的経済危機

◎Z世代(1995〜2012年生まれ)←新型コロナ?

◎アルファ世代(2013年以後生まれ)

ここでは、私自身が含まれる「ミレニアル世代の特徴」についてもう少し詳しく見ていきます。(他の世代の方、ごめんなさい🙇‍♀️)

ミレニアル世代の特徴として、以下の項目が言われています。

1.ITリテラシーが高い

2.仕事よりもプライベート重視

3.転職によりスキルアップを望む

4.社会問題や社会奉仕などに意識が高い

5.ブランドや出世など、以前の世代が求めたものに興味を示さない

6.モノよりも、共感や経験などにお金を使う

7.異性にも興味を示さない

8.高い柔軟性を持つ

9.人によって価値観が違うのが当たり前

10.仲間意識が強い

11.直接の対話よりもメールやチャットでのコミュニケーションを好む

全てが当てはまる訳ではないですが、納得できる部分も多いのではないかと思います。

これらの特徴を持つミレニアル世代が、20代後半から40代になり、就職、結婚、出産、住宅取得といった人生での大きなイベントを迎えると共に、社会はこの世代の生き方に沿った形で変化しています。具体的には社会では以下のような変化が起きています。

◎労働環境の変化:終身雇用・年功序列の廃止、官僚・大企業よりも中小企業や起業選好へ

◎持たない暮らし:シェアリングエコノミーの拡大

◎ダイバーシティの進展:マイノリティ尊重意識の拡大、税金や社会保障の計算などに使われる標準世帯は少数派へ

少し長くなってしまったので、今回はここまで。次回は、私の金融リテラシー普及推進活動のターゲットとしている次世代、Z世代の特徴から今後の社会の変化を考えていきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました😊





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