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昨日のNY株式市場概況(2024年4月25日)

S&P500:5,048.42(▲0.46%)
ダウ30:38,085.80(▲0.98%)
Nasdaq:15,611.76(▲0.64%)

朝方発表された2024年1~3月期のGDP統計(速報値)で実質成長率が年率1.6%と予想(2.5%)を下回った一方、個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが年率で3.7%と大幅に上昇しました。成長率が鈍化した一方、インフレ持続が示されたことで、利下げへの不透明感が高まり、大きく下げて始まりました。

前日発表された決算で、1~3月期の売上高、EPSともに市場予想を上回ったものの、 4~6月期の売上高見通しが予想よりも弱く、24年通期の総経費、設備投資額が増加するとの見通しが嫌気されたメタ(META)が▲10.6%と急落したことも市場心理を悪化させました。一方で、半導体株は続伸し、徐々に下げ幅は縮小しました。

連日、決算銘柄は内容で明暗が大きく分かれる展開となっています。

売上高が予想を下回ったIBM(IBM)が▲8.3%と急落しました。クラウドソフトウェアメーカーのハシコープ(HCP)を64億㌦で買収すると発表したことも重荷となったようです。
陸軍プロジェクトの中止と特殊車両の需要減から約1500人の人員削減を発表した航空宇宙・防衛関連のテキストロン(TXT)は▲9.7%と急落しました。
売上高が予想上回り、赤字が縮小したものの、通期見通しを引き下げたブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)は▲8.5%と大きく下落しました。

金の生産が好調で収益が予想を上回ったニューモント(NEM)は+12.5%と急騰しました。売上高が前年比横ばいながら、利益とともに予想を上回ったユニオン・パシフィック(UNP)も⁺5.0%と大きく上昇しました。

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