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昨日のNY株式市場概況(2024年1月12日)

S&P500 +0.08%、ダウ30 ▲0.31%、Nasdaq +0.02%

12月の生産者物価指数(PPI)は前月比で0.1%下落と、予想(0.1%上昇)に反して下落しました。これを受け、早期利下げへの期待感は再燃しています。CMEのFedWatch Tool によると、3月に利下げを行うとの見方は79.0%となり、1週間前の68.1%から大幅に増加しました。

3連休を控えていることもあり、全般に強弱まちまちでした。米英軍の軍事攻撃で中東情勢が一段と緊迫化するとの懸念から原油価格が上昇し、エネルギーは上昇しました。大手銀行を皮切りに2023年10~12月決算発表が始まりましたが、決算発表銘柄が売られた格好となりました。

医療費が予想上回ったユナイテッドヘルス・グループ(UNH)▲3.4%と、ダウ平均株価を押し下げました。
2024年の利益見通しを下方修正したデルタ航空(DAL)は▲9.0%と大きく下げ、燃料高懸念からユナイテッド航空(UAL)▲10.6%、アメリカン航空(AAL)▲9.5%と航空は大幅下落となりました。

銀行は、2024年の金利収入の減少見込みでウェルズ・ファーゴ(WFC)が▲3.3%、一方で、四半期で赤字を計上し大規模な人員削減を発表したシティグループ(C)は+1.0%と明暗分かれた格好となりました。
中国での再値下げと、ベルリン工場の2週間操業停止でテスラ(TSLA)は▲3.7%と4日続落となりました。

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