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昨日のNY株式市場概況(2024年1月16日)

S&P500 ▲0.37%、ダウ30 ▲0.62%、Nasdaq ▲0.19% FRB

FRBのウォラー理事が16日のスピーチで「インフレの再燃がなければ、今年中に利下げできる」「しかし利下げは急ぐ必要はない」と発言しました。この発言を受け長期金利は再び4%台に上昇、3月に利下げ開始との期待が後退し、売り優勢となりました。

エネルギーが大きく下落したほか、決算発表を終えた銀行も下げ、素材や重工、輸送、医薬、公益も軟調な展開となりました。一方で、半導体が逆行高となり、小売も全般に堅調に推移しました。

当局が737MAX9型機の運行停止を無期限に延長し、ウェルズ・ファーゴがオーバーウエートからイコールウエートに格下げしたため、ボーイング(BA)が▲7.9%、利益が予想を下回ったモルガン・スタンレー(MS)は▲4.2%と大きく下げました。
また中国でのiPhone値下げ販売を行ったアップル(AAPL)も▲1.2%となり、指標を押し下げました。

バークレイズのアナリストが、AIからの恩恵を受けるとして半導体各社の目標株価を引き上げました。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は+8.3%とS&P500の上昇率トップとなり、エヌビディア(NVDA)も+3.1%で過去最高値を更新しました。

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