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<今週の主要統計・イベント(9/2~9/6)>

先週は、2024年4~6月期の実質GDP成長率(改定値)が速報値から上方修正されたことで、景気の底堅さが再確認される格好となりました。また、7月のPCE(個人消費支出)物価指数は予想を下回り、9月FOMCでの利下げに向けてまた一つ確証を高める結果となりました。

それ以上に注目を集めていたビッグイベントがエヌビディアの2024年5~7月期の決算発表でした。結果はというと、収益ともにアナリストの予想を上回る好調な実績で、8~10月期のガイダンスも引き続き高い成長が見込まれていました。ただ、市場の(過剰な?)期待には届かなかったようで、失望売りに押される結果となってしまいました。

今週は2日のレーバーデーの休日があり3連休でのスタートとなりますが、週後半には雇用統計を含む労働指標の発表があります。9月のFOMC前の最後の雇用統計ということで、否が応でも注目が高くなります。

すでに9月のFOMCでの利下げは既定路線となっていて、その幅が0.25%となるのか、0.50%となるのかが市場の関心事となっていました。

CMEの「FedWatch Tool」によれば、現在は0.25%利下げが70%、0.50%利下げが30%という見立てになっています。

前述の通り、景気やインフレに関しては大きな懸念はありませんので、最後の大きな材料である雇用動向に注目する1週間となります。


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