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言葉の定義④


こんにちは


昨日の夏日も一転、そろそろ梅雨を迎え入れるような空気感が漂っている、そんな感じの雰囲気と香りがぷんぷんします。
先走って満開になって枯れてきている紫陽花もまた梅雨になれば咲き帰りそうな気もします。

先日、友人とキャンプに行ってきました。(キャンプって行くもの?するもの?笑)幸いなことに両日とも天気に恵まれ素晴らしい2日間になりました。
たまにキャンプに行くんですけど、今回は夏も近いということで虫が賑わいを隠せていませんでした。蚊取り線香やら虫除けスプレーやらキンカンやらやら……たくさん準備はしたものの、冷静に考えると虫からすれば別に近寄りたくて人間に近づいてるわけじゃないんだと…

森の世帯主はまちがっても人間ではないと思うんですよね。僕らがお邪魔させていただいてるという考えができればキャンプや登山ももっと楽しくなるのかなぁ〜とか考えてしまう次第でした。
人間が一番弱い。この考えができるかできないかで、物事いろいろ変わってくると思います。


さて

今回は前回も終わりに言ったように少しユルく馴染みのある言葉でやりたいなとは思っていました。

ま、言葉自体に馴染みがあっても僕が定義とかいってつらつら語っているとだんだん馴染みも薄れてくる?笑。
でもそれが1番の狙いなんで大丈夫です。
全く同じでもつまらないですよね


「居心地」

んんぅ〜
聞いただけでも少し柔らかい気持ちになるのはなんででしょう。

「〜が良い」「〜が悪い」を付け足すとまた受け取り方は変わってくるのでしょうけど、

「居心地」ってどんなとき使います?

そもそも

いごこち【居心地】
ある場所や地位にいるときに感じる気持ち。 「 -がよい」
(大辞林より)

え?地位?なんか偉そう。独裁者?そんな使い方のように思えますが、これは要するに
「コミュニティ」
のことですね。家族、友達、会社、交際、etc…

そう考えるとよく使いますよね?
「この会社居心地いいんだよね〜」
「彼女・友人といるときの居心地が最高」
などなど。

この「居心地」を考えることというのは自分にとってとても大切なことだと思います。私たちは常に「居心地」が気になって生きているのです。そしてそれは意識的に気にしているのではなく、無意識に頭の中で「居心地」を気にしているのだと思います。

家族、友人、学校、地域、国、世界、ましては地球までも…
こんなに様々な括りがあれば、そりゃ〜「居心地」を考えますよね?
部屋をキレイにする、仲が良い友人をつくる、住みやすい場所を選ぶ、環境問題に取り組む……
人それぞれ「居心地」の善し悪しはもちろん異なりますが大まかな定義としては
「自分自身が心を落ち着ける必要がある」
ということ。
この定義を踏まえて、「居心地」が良いのか悪いのかを決めていきますよね?
でも、心が落ち着くって具体的になに?ってなるんですよ。

ここが今回のメインディッシュ。

「沈黙であるが故の居心地」

沈黙ってあの沈黙?
黙っている空気感の中にそもそも「居心地」なんてあるのか。と思うかもしれませんが、ぼくはあります。

これはぼくにとって「居心地」という言葉を定義付ける一番大切なことです。

家族でも友人でも彼氏彼女とでも「話す」ということは、ある種当たり前なことなんですよね。だって、話せばコミュニケーションが取れてそこから生まれるものがあるし、なにかを生み出したければコミュニケーションをとってそのためには話さないといけないし。これはどのコミュニティにも限らず切っても切れないものなんです。

では、沈黙がある居心地ってどういう意味だと思いますか?

ん〜これはぼくだけなのかな?いやそんなことはないはず。
要はここに辿り着きます。

「黙っていても気まづさのない関係」

なんだか極論をモロにぶつけられたような一言ですが案外経験ある人多いかと思います。

あ、沈黙と言ってもバーでレコードの針が落ちる音を消さないように気をつけるよう噤む。
そんな沈黙ではないですよ?

互いに、皆、黙って各々何かしていても
「話さないと。」
という気持ちにならない、あの気の使う必要のない感覚。あれが「居心地」の良さを決めると言っても過言ではないと思うんですけど…どうですか?

逆に言うと、話していないと「居心地」が良くない。これはぼくとしては少し疲れてしまいます。話すのが苦手とかコミュニケーションが嫌いというわけではないんですけど、んーなんて言えばいいのか。(今回、とても感覚的な執筆になっているため文としてはなんとも。)

だからぼくからすれば、会話が弾む、共通点が多い、キャラが合う…などなど、属するコミュニティの適合値をそこで図るのは少し寂しいのかな。と思います。

それらが不要なわけではもちろんありません

ただ、ふと考えてみてください。
あの人と、あの子と、あいつと…
黙り合っていても気まづい空気感に晒されてないかな?と。


冒頭にも書きましたが、先日行ってきたキャンプ。3人で行ったんですけど、3人で行って1人が黙り始めたらそれはもうお釈迦状態。どうしようもできませんよね?
って思うのが普通かと思うんですが、これまた「居心地」が良いというのはこういう時に露呈するんですよね。
はっきり言ってぼくは各々黙っているあの時間かなり好きです。(変わってる?笑)

いい意味で全く気を遣わなくていいんですよね。そういう人たちにって。もちろんぼくも気を遣われていないと思っていますし。あの空気感を生み出せるコミュニティは正直数少ないと、ふと思いつく限りでは断言できます。

沈黙。
こんな視点から考えてみるのは初めてでしたでしょうか?
「居心地」についてこんなに語れるんですから、経験談って言うのはどんな参考書を読むよりも何百倍もの教えになると思います。

さっきも言ったように、感覚的なところを文に起こして綴るというのは、それはまぁ難しいムツカシイ。途中なに言ってんのかよく解らなくなってくる次第です。


なんか書きながら思いついたんですけど、「言葉の定義」シリーズだけじゃなくてたまには
「番外編」ということでなんか書いてみたいなとも思いました。
今までの経験をベースになにかを。(まだ「なにか」としか言えないくらいです。笑)


そんなこんなで梅雨入りしましたね。
雨と向き合う。そんな変な期間にしてもいんじゃないでしょうか。どうせ夏が来ればミズが欲しくなるんですから……。


デハ。


https://youtu.be/watch?v=rwcsZNwaiHM


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