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言葉の定義⑤



おはよう。こんにちは。


えー、梅雨入りしたんじゃなかったんでしたっけ……暑い。家に帰ったら、「今年の梅雨明けは例年より1ヶ月も早かったですね」とかニュースでやってそうです。笑
都内にいると余計暑い。変に暑い。アツクルシい。

最近、私用で神保町に行ったんですけど東京丸の内なんぞどこの空。一気に下町に流れ着いたような感覚になりました。ちょうどお昼どきに着いたもんでみんなランチタイム。限られた時間でいかに美味しいものを食べれるか、もしくはもうそこしかないと言わんばかりにみんな早足でぼくもつい合わせちゃって。笑

大通りから一本中に入って角にあるレコード屋に入ってみました。ずらりと並んだ古くも美しいジャケットたちがテキトーに置いてある端にはしっかり有名どころは分けて置いてありましたね。
店主のおっちゃんに「Queen 置いてないの?」って聞くと、今は置いてある方が珍しいとか…
そりゃそーか、人気だよね。

え?でも待ってよ、ビリーとかプレスリーが人気ないわけじゃないよね?1,500円とか1,000円とか、下手すりゃ500円のも。
となりのジェフ・リンが黙っちゃいないよと言わんばかりになぜかEP版が挟まってて。笑

Queenなんて今じゃ帯がついてるとうん万円するのもあるとかないとか。たかっ!Kissとかも、当時の付録まで付いてると到底手が出せないらしい。
そんなことであっつい店内で盛り上がっちゃったひとときでした。レコード社の本店では洋楽階のおばちゃんに借りて、昼間っから汗だくで針落としてみたりしましたよ。笑

結局「黄色い潜水艦」買いました。


冒頭、かなり長くなりました。
もう「神保町放浪記」とかにして一つ書けそうです。

さて、今回は。


「二項対立」


初の四字熟語登場です。
この言葉、一度は耳にしたり目にしたことありませんか。
簡単です。いわゆる、論理学用語の一つでして、「白と黒、表と裏、大人と子供、過去と未来、あなたと私、男と女……」のように相対立する一対の概念のことです

物事って分けることが一番手っ取り早くて簡単なことだと思うんですよね。テストだと正解・不正解のように。
人間の分断本能はとても直感的であってシンプル。そして、理解しやすいのはやはり分断することなんですよね。大ヒット映画の正義と悪との闘いというパターンはお決まりだと思います。

なんかそれだけ聞くと寂しさを感じませんでしょうか。
高校生とかの頃よく言ってました「途中点ないんですかー!!?」って。(まず先生に文句言わせないくらいの回答しろってことなんですけど)

でも、何気なく口にしてた「途中点」。これ今考えてみるとテストに限らず、すごーく深いものなんだと思います。
要するに、なんでも分けて対立させればいいというわけじゃないんです。実際には分断がないのに人は分断があると思い込んでしまったり。

特にぼくが今回伝えたいのは、
「二項対立は感性に働かない」

ということ。

これも至ってシンプルで、誰もが持つ「感性」(この言葉でもいつか書いてみます)には個々の差はあっても、これによって動かされること、そしてこれによって上手いこと事が進んだとこあると思います。「感性」は自分次第であるが故に自分の好きに働かせられます。

では、「二項対立」はなぜ「感性」に働かないとか考えてるんですか?と言われると

単純に視野を狭めているだけだからです。

例えば、
初めて見た料理を前にされたときに香りを嗅いで、「食べれる」「食べられない」で決めるのって寂しすぎません?これだと味覚というジャンルの「感性」は全く磨かれません。

つまりどのシチュエーションでもそうです。
「YES」か「NO」だけだと必然的にはっきりとしすぎた人間になっていってしまう気がするんですよね。もちろん、断捨離が得意で判断力に長けている人は利点も多いかと思いますが、「感性」の話に限ってはそうではないと思います。

「絶妙なビットウィーン」

こう呼んでみるとしましょうか。笑
つまり、「絶妙な間(あいだ)」をたくさん持つ人。
さっきの例で言うと、「食べれる」と「食べられない」。これ、結果だけ見るとその2つだけしかないように見えるんですけど、+αでプロセスを気にしてみてください。いきますよ?
(結果、「食べられない」で終わらせてみます)

まず、スタートは同じ「料理の香り」を嗅ぐ
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つぎ、ここで個人的に
「好きな香り」を感じました。
       ↓
さらに、「色味が美しい」と思いました。
       ↓
そして、「食べられそう」まできて食べてみました。
       ↓
しかし、味は全く好みではなく……
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「食べられなかった」

はい、この時点で何が言いたいかわかったでしょうか。
「絶妙の間」とはこの点線内にあるこの「プロセス」です。正直言って、この間にはもっともっとたくさんの「プロセス」があると思います。「食べられそう」の後にも、食感とか口の中での香りとか温度とかいろいろあります。

そういう白と黒の間にビミョーに違う色たちがたくさんあることを知って、それを意識的に行動に移してみて最後の結果を得るということが本当の「感性に働く」ということなのかなとぼくは思います。

世の中には知らないことが山ほどあります。山どころではないほどあります。それらを見て聴いて感じてそこから自分の「感性」が生まれます。「二項対立」はなくてはならない存在です。ぜったいに必要なことです。
が、その間には無視するにはもったいないほどの情報で溢れています。その情報の多さで人は豊かになれるとも思っています。
だから「とりあえず〜してみて」はすごいいいことだと思います。

自分の身の回りのことを二つに「分断」しない意識習慣、ぜひやってみてはどうでしょう?



今日は都知事選の告示日ですね。
東京からTOKYOになった今、そしてポストコロナ、ウィズコロナの時代を築いていくためには非常に大切な1票になると思っています。興味の薄い国会議員を決めるより熱い気持ちで考えられるかもしれない。
都民の皆さん、任せましたよー!笑


では

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