No.6-秋の定番二種いけ
【生けた日】2021/09/06(月)晩
今度は歯科からの帰り道に立ち寄り。大型ショッピングセンターにある店は近そうで相当歩き、ちょっと体力を使ってしまいました。それを花で癒やす静かな晩です。
【花の種類】葉と花
今回はすっかり秋の花の陳列に圧倒されながら、もっともゴージャスに部屋を飾ってくれそうなザ・菊と、定番のススキだけの2種いけにしました。
フエゴダークギク
ススキ
【花器】投げ入れ用陶器
背の高いススキにあえて幅の狭い花器で徹底した高さを出しました。花台にのせると背の高さに近くなったのが気に入りました。
【ポイント】一本の線
花を買って帰る道のりで、もんやりとイメージを浮かべます。ススキは縦一本に見えるように高低つけて、真正面に、などと思っていましたが、生け花的には若干のずらしがよいかと。しかしあえて開かずに使っています。それに合わせて、菊も高低2本だけを最小限の葉を携えて、足元に配置。ススキの枯れ葉が偶然にもいい仕事をしてくれました。
【花の価格】1,400円程度
またも同じような価格。同じコメントが続きますが、安く「持ち」がいいのがよいのです。基本的に持ちのいい花ばかりを選んだのですが、ダリアは念のため、どのくらい持つか店員さんに確認しました。自宅周りはどのお花屋さんも少々割高だと思っています。
【作品】中秋の名月に添えたい風情
家に置くときには、作品は基本的に低いところに置いているため、どこから見てもきれいに見えたいものです。一般的なイメージとしては、立って眺める感じかと思いますが、見る人により、ちょうどよい高さは異なります。一人であれば、よく座る場所からの眺めを主体に、何人か同居の場合は、四方正面、どこから見てもきれいな作品として成立するように、なるべく心を配ります。
花の部分を拡大。
【まとめ】
花が少ないだけあって、ひとつひとつへの注目度が濃くなります。花びらも繊細できれいです。白い花について最後にもう一度。私は個人的にはすこしグリーンがかった白がちょっと」切なくて好きです。
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かしこ
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