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BGAプレイ感想雑記

コロナ下のGW、日々新しい調査データがメディアを通して発信され、『Stay Home』という名の社会福祉の最適解が日本全体に浸透しました。
その結果、個人や趣味の集まり、会社にいたるまで不要不急の外出自粛が要請されています。
そして現在は withコロナ時代の到来が予想されています。つまり「いかに元の世界に『戻る』かということではなく、いかにコロナと『共に』新しい社会を築くか」にマインドセットの転換が起ころうとしています

[noteのwithコロナ記事]

では、個人のレベルでどうwithコロナ時代を生きるか?

そのような問いのもと、私は外に出られない時間を楽しく、自分のスキルアップに活かすために【オンライン部室】を始めました。



【オンライン部室】とは?
私が大学で所属していたサークルでは部室でサークルのメインの活動以外にもボードゲームをプレイしたり勉強をしたりと自由な交流の場として部室がありました。その雰囲気をオンライン空間で体現 & オンライン空間ならではの価値創出することを目的とした実験と遊びの空間です(私だけがそう思っているだけです笑)。


個人の解釈になりますが、下記の要素が部室(とその雰囲気)を構成していたと思います。

・ある組織に帰属していながら、その組織の目的とは異なる目的で構成員とつながれる『余白』的なシェアリングの場
・上記の性質上、誰も否定する必要がなく、コミットメントの差や価値観について多様性を認め合うことができる


では、オンライン上で
気が向いた時に部室に立ち寄って「あ、やってる?ぼくもやりたい!」
と仲間に加わる感覚で立ち寄れる場を作るにはどうすればよいだろう?

要素分解して出てくるポイントは『ラフ』『安心』『熱中』だと私は思います。

例えば、突然「アカペラがやりたい」と思い立ったら仲間を集めて歌うことができる場があったし、それをアウトプットする場として日々の練習場所や学園祭というものがありました。

そして上記のポイントを達成するカギは、わたしたちと外との上手い線引き、つまり「ここにいる人たちだけでプレイしますよ」という特別感や連帯感、さらに別の言い方をすれば共同身体性の獲得が活動への没入感を高めると思います。

まだ試行錯誤中ですが、やってきた中で下記の簡単な行為でまあまあいいかんじの雰囲気ができてきた感じがします。

・SNSでの声かけ
・グループラインの作成
・活動中はライン通話を繋ぎっぱなしにする

下記の感じでゆるーく声がけを行ないました

改善したい点としては、下記点があります。
・オンライン部室にいない人へのアウトプットが弱い(計画的偶発性理論でいう他者の好奇心を誘発するのにはまだ不十分な量のアウトプット)

 →ライングループよりももっと広くて薄いつながりがあれば「あ、やってる?」「なんかやってるみたいだね」がもっと生まれ楽しいんじゃないかなと思います。

・オンライン部室そのものの環境改善:共同身体性がより創発される仕組み、すなわち音や絵の解像度向上であったりVR的なデバイスの開発がもっと進むと楽しいなと思います。


はい、ということでようやく本題なのですが、オンライン部室の企画としてBGA(ボードゲームアリーナ)無料オンラインゲームサイトで遊べる『ニッポン:明治維新』というゲームをプレイしてみました。

ニッポン:明治維新

明治維新後の日本が舞台です。ゲームプレイヤーの目的は『日本で最も影響力のある権力者になること』です。

こちらがゲーム中の盤面、真ん中に大きく日本地図が描かれ、その右下には明治天皇が鎮座しています。
プレイヤーは労働者を働かせ、ヒト・モノ・カネのリソースの最適化を図りながら、拡大再生産し、最終的に明治という時代の終わりに日本で最も影響力のある実業家を目指します。

個人的には、内需を創出したり、青写真を使ってR&Dを加速させたり、工場の製造物を使って諸外国と貿易をしたりと、ビジネス寄りの思考が養われ楽しかったです。

誰もルールをちゃんと読まずにスタートし「まずは手を動かして覚えよう」と駒を動かしながら戦略を各々立案していきました。私は「俺が青写真を部下に示してこのゲームの松下幸之助になる!」と意気込んで始めました。が、背伸びをした技術革新がアダとなりビリで終わりました。。。

とはいえとっても楽しいゲームでしたので、みなさんも、この巣篭もりに試してみてはいかがでしょうか?


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