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「作れる」だけじゃ足りないんだ

2022年8月20日
こんにちは。漆貴 山猫堂という名の工房をやってるスミダと申します。
「漆 x サムライ」をコンセプトにモノを作っています。
日々の作業を動画でお届け。
その解説と考えてる事などを書いたnoteでございます。

一週間チャレンジ第七回目。
干支造形シリーズの七個目なので午。
今週は馬を作りました。
だんだん慣れてきています。
「これを作る」と決めた形を三次元にするのが早くなってきている気がする。
でも、それによって気がついたことがある。

それは「形を作ることを技術だ」ということ。

お手本だったり下書きだったり、二次元三次元を問わず「この形を作る」という見本通りに立体を作るのは訓練すればある程度できるようになる「技術」。
見た人に(スゲエ)と思ってもらえるかもしれないけど、感動させたり、対価を払ってまで所有したいと思ってもらえるかと言うと、一歩足りない気がする。

人が感動するのは「熱に触れた時」だと思う。
「とんでもなく好き」で作ったモノは熱を帯びる。
きっと「殺したいほど憎んでいる」と思って作ったモノも違う熱を帯びるのだろう。
作り手の熱量を反映したモノは、きっとそれを見た人触れた人にも伝わる。
とボクは信じている。
その思いの熱を下げずに見ている人に伝えるのが「上手い」と言われる技術なんだと思う。

アホみたいな熱量があれば「下手」だったとしても伝わる。
でも伝えるべき熱がなければ、いくら技術があっても感動はさせられない。

何が言いたいかというと、
何か形を作る場合であれば「どうしても形を作りたい!!!!」という思いがなければ、いくら上手に作ったところで (うん、馬だね…) ぐらいの感情しか湧かせることができないんじゃないだろうか。

だから技術云々の前に「何があってもカタチにしたいモノ」を自分の中から掘り出す作業が必要なんだ。
そんな事を今週は思った。

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