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博物館のこと「埼玉県立川の博物館」

8月31日 晴れ
埼玉県立川の博物館、通称「かわはく」

こどものころに何度か行った記憶だけはあるんですけど、それっきりでした。しかも覚えてるのが「薄暗かった」ってのと、カワセミ(かわはくの公式キャラ)がかわいかったってことだけです。
博物館の展示は原則「撮影禁止」なので、屋外写真しか載せません。受付の方は「いいですよ〜」とは言ってたんですけど、きっと「(個人利用は)いいですよ〜」の意味だったんでしょう。あとで見返したいやつだけ、許可もらって撮ってきました。

「川」の名がついてるとおり、荒川と人々のくらしとの関わりを調査研究する博物館です。必然的に展示も「川」に関わることが中心でした。荒川区のことじゃないです。たぶん少しかすってるかもしれないけど。
ここ、屋外に「音の出る足場」があって、それを踏むと対応する「音」が鳴って、噴水が出るんです。地味におもしろい。一軒家の庭くらいの広さしかないけど、こども向けアスレチック的なものもあって、博物館というよりレジャー施設?(外だけ見ると)みたいな感じ。パンフレット見たら「水の科学的性質や治水、利水を遊びながら学ぶことができる」ってなってたので、もれなく大人も遊べるアスレチックのようです。

利用者動線ってなんだろ、って思って地元図書館でちょっと調べてから行ったんですけど。
動線は名前の通り「動く線」で、人の動き。どうやって館内を歩くかとか、どういう進み方で展示を見て回るかとか、そんな感じですかね。
参考にした文章を私なりに縮めてみたのが↓

・来館者は入ってすぐ右に曲がる傾向がある(75%)。
・入って1時間も経つと飽和状態となって疲れる(博物館疲労)。

参考:フォーク・ディアーキング『博物館体験─学芸員のための視点』雄山閣出版

でした。
図書館は資料が書架の中にあるけど、博物館・美術館なんかはその限りではなくて「よく見えるように」展示してあります。目からの情報が、館内に入っただけで飛んでくるから、疲労起こすのもわかる気がしました。

入ってすぐ右に曲がる傾向がある。
かわはく、実は館内受付から入ってすぐ右側に第二展示室があるんですよ。もしかしてこれを意識して設計したんかな、って思わざるを得ないつくり。おかげでいいもの見られました(「令和5年度特別展 うんち・糞・フンII」)。
第一展示室は常設展示で常に開放。ここで荒川が人のくらしにどう関わってきたかが見られます。川を流通経路として利用してたとか、水甕のレプリカ担げたりとか(重くて持ち上げられなかった)、鉄砲堰の実演が見られたりとか。時間制でシアター上映なんかもします。だから第一展示室は暗かったんですね。
「洪水から災害を考える」みたいな展示もありました。当時の水害を写真に収めたものの展示と解説、それと台風で増水したときも「洪水」と見なされてたようです。年に1回以上も増水してたとは知りませんでした。まあ、荒川水系って地元だけじゃないからアレなんですけど、全域で見たら「年1回以上のペース」なのかもしれません。

第二展示室は企画展示でした。
私たちが行ったときは「令和5年度特別展 うんち・糞・フンII」(2023.7.8〜8.31)の特別展示でした。これ、2015年に県立自然の博物館で開催されていた特別展「うんち・糞・フン〜ダンゴムシからゾウまで〜」のパート2。大から小まで、それこそゾウからミミズまで──実にいろんな方の「落とし物」が展示してありました。見かけたら要注意! なフンも見られたので、よしとします。
ここで「埼玉県立自然の博物館」の存在を知りました。

最寄りの駅からだと20分くらい歩くようです。今回は祖父と姉がいたので車でしたけど。今度歩いて行ってみようかな。

日本一おおきな水車。
こちらは展望台から。

とてもいい休日を過ごせました。レポートがんばります。

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