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私から「書く」ことを取ったら、おそらくなにも残らない。


私は興味があったから応募したーーーーだけなのだけど。


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cotonohaのライターの件を蹴られ(正確には向こうが忙しくて)た。
私はここで「ライター」という道を諦めた。

Twitterで「心理士・ライター募集」とあったので応募したのはいいのだけど。
やり取りは外部サイト経由で、約2週間ほどやり取りがないとすべてのやり取りが白紙にされてしまう。
別に私は「ライターでお金を稼ごう」とは思っていなかった。興味があるから応募した、しかし滞ってそのまま白紙になった。
簡単なやり取りがあったのだけど、最初から「どうなんだろう」という雰囲気が伝わってきてしまった。これは私から降りたほうがいいかなと思った。
その募集をかけていたTwitterのアカウントを見つけてDMを送ったら「申し訳ないのですが」の前置きから始まり、思った通り「難しい」と言われた。

私から連絡しなかったら、そのままやり取りが自然消滅するだろうと思ったのかもしれない。
というのは考えすぎかもしれないが、そう思わざるを得なかった。

やり場のない怒りはcotonohaに向けられた。表現を変えてcotonohaにボロクソに書いた覚えがある。なにを書いたのかは覚えていないけど、たしかに書いて投稿した記憶だけは残っている。
当然だけど、もうこの投稿は残っていない。


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私が書く文章で誰かの心を動かそうとか、評価をもらおうとか、そんなことは考えていない。
ただ「文章を書くことが好き」なだけの人なので、遠回しにでもこういうことをされると、わかりやすくへこんでしまう。

だったら応募しなければいいじゃない、という声が聞こえてきそうで聞こえてこない。
私の知らないところで言われているのかもしれない。私に知られないように、いくつものオブラートで守られながら。

応募することは悪いことなのか。いや、応募することはなにも悪くないはず。相手方は「ライター」も募集していたのだから。
やり取りの仕方が問題だったのか、それとも私/相手方の取り方が悪かったのか。

応募するなと言うのならば、もう二度と文章を書くなと言うのであれば、もう私はこういうものには手を出さない。自分が傷つくなら、いっそのことやらないほうがいい。知らないほうがいいのはわかっている。
今書いている小説もデータごとゴミ箱に捨てたいと思ったことはある。おそらく「できない」のだけど。

ほんとうは、cotonohaも募集をかけた人も、なにも悪くない。
私がただ好き勝手に吠えているだけなのかもしれない。だけど書きたかった。何年も前のことなのに。書きたくなったから書いた。


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私は自分を表現する手段として「書く」を選んでいる。「話す」ことが苦手だから選択している。
「書く」といっても、他の人のようにきれいな表現や優しい表現はほとんど知らず、ネットで調べたり慣用句辞典をめくりながら書いている。
調べもせずにそのまま書いたら稚拙な表現だらけになることだろう。

話したほうが早いのはわかる。わかるけど言葉が出てこない。だったら紙に箇条書きで「これこれ」とか「なにがどうで」とか「お願いします」とかって書いたほうが早い。
自分でもよくわかるくらいにコミュニケーション不足だと思う。だけど性格上「自分からぐいぐい行けない」私は雑談でもなんでも「自分から話を切り出す」ことが大の苦手。
昨日の仕事中は頑張って私から話をしてみたけど、繋いでくれたのは相手の方だった。

 他愛のない話。ほんとうに他愛のない話。
「ストレスが溜まった時のの発散方法ってありますか」
「眠くてすぐ潰れるのに、夜中に起きちゃうことってありませんか」
 これらの問いに、相手の方は答えてくれた。
ストレス発散方法は食べること、お金を使うこと、リングフィットアドベンチャーを頑張っていること、お出かけすること。
 外食をするのもいいと。ただし緊急事態宣言下でも人の出入りがさほど変わっていなくて行きづらい。帰りに何度か立ち寄っているけど。
 目が覚めた時にスマホを見るとブルーライトが云々で影響はあまりよくないなど。
 ゲームはどうですかと言われた時(その方はゲーム大好き)は「やる時間が取れなくなってしまった」と答えた。「ああわかりますそれ私もなんですよね」と共感を得られた。


という会話なら少しは続けられる。切り出す方法がわからない。よくみんなたのしそうに話せるなあと羨望している自分がいる。

聞くに徹したい。意見を振られた時だけ答えたい。ほんとうの気持ちはこれ。
だけど私は話を振られることも少ないんだった、と考えてまた潰れるわけだ。

だから「書く」を選択した。


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今日は仕事が休みなのだけど「書く」ことができるかなあ。
自分で書いた小説の推敲、まだ終わっていない。正直言って「人に読んでもらえるレベル」じゃない。
書きたいから書いただけの愚作。
書き直して、悩んで、また書き直しての繰り返し。私はスマホのMicrosoft Wordを使っているから画面は小さい。ほんとうはパソコンで思いっきり書きたい。
評価はどちらでもいいけど、読んでもらえた、という感触くらいは掴みたい。

書くことで物事を伝えたいわけだけど、実体験が少なすぎるからcotonohaの件を蹴られたのかもしれない。「求めるライター像」ではなかったから蹴られたのかもしれない。
でもやっぱり納得がいかない。
そもそも私は「自分がなにをしてきたか」「なにをしたいか」を説明するのが超絶に下手くそ。だから伝わらないのよと言われた。


「ネクロフィリアを取った新垣に残るのは、酒に酔わない体質だけ」と小説の設定(下書きに戻した)に書いてある。
この新垣航介という人物には「ネクロフィリアで大酒飲み。どんなに飲んでも絶対に酔わない。タバコの煙で吐く」の設定を与えた。他の人は書きながら考えているのに、新垣航介だけはすぐに決まった。

私から「書く」を取ったら、なにが残るのだろう。

いただいたサポートは「自分探し(できてないけど)」のために使わせていただければなぁと思ってます。