「何者でもない自分」を武器にしてみた話
私は2021年からフリーランスイラストレーターとして活動させていただいてるのですが…
実はイラスト一本で生計を立てているわけではなくて、仕事の一部としてyoutubeチャンネルも運営しています。
youtubeではイラストにはほとんど触れず、勉強も兼ねて大好きな普段着物についてアウトプットする、という形で動画を作成しています。
大まかに分類すると、着物系youtuberというやつですね。
さて、ここで「着物系youtuber」といえば、どんな人物を想像しますか?
・着付け講師
・呉服屋
・着物スタイリスト
・着物をつくる職人
…こんな感じでしょうか。
そうです、高級品である「着物」というジャンルの性質上、なんとなく業界でも権威性のある方々の動画が需要があり、伸びている方の多くは上記のような方々です。
私もyoutuber先生の動画を見て着物が着れるようになりましたし、たくさん学ばせていただきました。(本当にありがとうございます!)
ところが私は、着付け講師でもなければ、呉服屋でも工房で着物を織る職人でもありません。
強いて言えば、イラストレーターをやっているので色合わせやコーディネートが得意なくらいで、ただただ着物が大好きな一般人の私。
もちろん権威性なんてありません。
どんなに勉強しても、背伸びをしても、凝った動画を出したとしても、プロの方々には絶対に勝てません。
でも、youtubeチャンネルを運営してみたかったんです。
そこで思いついたのは、尊敬する職業の方々と同じ土俵に立たないということ。
憧れられる存在にならなず、完全に「ユーザー目線で発信する」を徹底しています。
いわば「着物のことを教えてくれる、隣のおばちゃん」そんな存在になろうと決めました。
着付けを習ったはいいけど、実際にみんなはどんなふうに着物を着て、どこに出掛けているのか?どこで買っているのか?
…これってけっこう気になるものです。
いち消費者としてリアルな体験や考えを、着物が好きな方や、これから着物を始めたい方と共有することに重きを置いています。
そんなこんなで、何者でもない私のチャンネルは登録者1000人・再生時間4000時間を超え、10ヶ月で収益化を達成しました。
そして登録者はもうすぐ5,000人になろうとしています。
自分でもビックリです。
少し視点を変えたことで、他の着物系youtuberさんには作れないコンテンツを提供できるようになっているのではないかと思います。
今後も、私の動画を見て少しでも「着物って意外とかんたんに始められるかも」「みんな同じ悩みがあるんだな」と着物に対する不安を軽減できるような発信をしていく予定です。
以上!!
この話を踏まえて私がお伝えしたいのは…
「現時点で何者でもなくても大丈夫だし、逆に何者でもないことが武器になる場合もあるよ」ということです。
持っていないもので競わなくていい。
持ってるものの中で、精一杯工夫する。
意外なところにヒントがあるかもしれません。
いま、何者でもない自分にガッカリしている方へのヒントになれば嬉しいです。
私自身も自分を見失った時にこの記事を見返したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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