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1000個捨てる⑯

 学生時代に、部屋がやたらと片付いているサークルの先輩(男性)がいました。サークルでは、現役生は定期的に先輩の家を回るという行事があり、いろいろな先輩の部屋を見る機会があった中で、その方の部屋がダントツで片付いていました。ある日、ほかの先輩に「○○先輩の部屋ってきれいですよね」と言ったら、「ひまなんだろう」と言われたことがありました。その部屋がきれいな先輩は二年留年していたので、友達も年々減っていくし学校にも行かずたまにアルバイトをするくらいしかすることがなくて、たしかに時間はたっぷりあったのだと思います。一方で、「ひまなんだろう」と言った先輩は、その方もとてもきれい好きだと言っていましたが、アルバイトや友達付き合い、卒論などが忙しすぎて片付けにまで手が回らず、ストレスが溜まっていたようでした。
 当時は「ひまなんだろう」なんて言われてしまって、なんだかかわいそうなと思いましたが、今ではその解釈にも一理あると思います。片づけが常に第一だという人は、時間があろうがなかろうが片づけはすると思いますが、特に若いころはそうとばかりは言っていられない気がします。たぶん、多くの人はほかにしたいことがあるのではないでしょうか、楽器の練習とか、文章作成とか、なにかの技を磨くとか。アルバイトもありますし。片づけもしたいけど、その前に優先順位が高いものがあって、部屋が散らかっていることに無意識のうちに目をつぶってしまう、という傾向があるように思います(私だけ?)。最近ほかにやりたいことがない(もしくは無理やり抑えているのか)状況になって、ようやく片づけに着手できた今日このごろです。
 今週捨てたものは、排水溝のフィルターです。かなり汚くなっていたのでようやく捨てられてほっとしたのか、頭痛で寝込んでしまいました。ほかには、20年前くらいにもらったソーラー時計(最近止まることが多い)と、もらいもののコーチのバッグを買い取りしてもらいました。金額は寸志のようなものでしたが、20年前のだし、あまりきれいに使っていなかったので仕方がありません。長い間ありがとうございました。
 そうして今週は、持っている洋服リストの作成を始めました。まだ完成していませんが、おそらく現在100着程度持っていると思われるので、70くらいにまで減らしたいと考えています。まずは現状を把握するということで。

 来月初旬に服や靴の回収の日があるので、それに向けて淡々と準備中です。次回こそは、三度目の正直のはず!

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