Nazki Urushibata

すべてのタイムスケジュールが終わって撤収完了したあとの、がらんとしたコンサートホー… もっとみる

Nazki Urushibata

すべてのタイムスケジュールが終わって撤収完了したあとの、がらんとしたコンサートホールのステージが好きです。3歳息子にふりまわされながら仕事と育児と趣味に邁進。 もうちょっとコアなものは→http://brosebrosebrose.hatenablog.jp/

マガジン

  • 後悔しないコンサートのつくり方

    吹奏楽部などのアマチュア演奏家がコンサート各種の制作をするとき、気をつけたほうが上手くいくことを全10回の記事にまとめました。2019.10.16日完結済

  • 音楽堂これくしょん

    コンサートホール、ライブ会場、音楽サロン、言い方は様々な音楽堂たち。行き方や特徴、利用案内も。

最近の記事

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works&profile

 これまでにやったこと、書いたもの、しゃべったことなどをまとめておきます。 works吹奏楽の地区大会や県大会を巡ってます  産休に入るまでは毎年どこかしら遠征しておりました。コンクールにも地方ごとにローカルルールがあり、完全に同じ環境での審査とはいえないところに興味を持ったのがきっかけでしたが、下位大会でなくては出会うことのできないバンド(コンクール受けしない、編成ムラ、個性のある演奏、理由はいろいろです)を聴けるのが楽しくて、ついつい毎年計画していました。  こどもが

    • 吹奏楽とコンクールが切っても切り離せないがゆえに、コンクールのことも取り上げたまでです。コンクールを抜きにして日本の吹奏楽史をかたれるというならどうぞご随意に。でもそれってほんとに日本の吹奏楽史なのかな

      • 吹奏楽コンクールに音楽を鑑賞しに出かける時の注意事項

         お暑うございます。すでに吹奏楽コンクールの地区大会は、終わってしまったところもありますが、みなさま練習に応援にとお忙しいところと思います。おつかれさまです~  先日なんとかかんとか送り出した拙著については、色々な方に吹奏楽について考え直す機会にしてくださっているようで、大変ありがたいことです。  さて、シーズンなので、先日から地区大会・県大会の開催状況などをウォッチングしているわけなんですが、もし、もしですよ。私や他の吹奏楽愛好家のみなさまに触発されて、吹奏楽コンクール

        • 吹奏楽コンクール2023予定一覧(関東圏ver.

          2023年度(令和5年度)の吹奏楽コンクールの予選大会(県大会以下)について、まとめていきます。随時更新! 基本情報ソース:全日本吹奏楽連盟予選日程(2023.ver) 【凡例】 A部門:中学校50名以内/高校・大学55名以内/職場・一般65名以内。大編成とも。課題曲と自由曲を演奏する。 B部門:概ね30~35名以内を規定とするが、都道府県や参加するコンクールによって異なる。自由曲のみ。 その他:各都道府県連盟が独自に制定した部門(C、D、フェスティバル、ほかいろいろ)基本

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          「好きな作曲家」と性差別

           なんか御大層なタイトルになってしまったのだが、そんなに大上段に振りかぶるつもりは毛頭ない。ただ素朴に疑問をもっただけだ。 「ブルックナーを聴くのは男性ばかりだ」 「女性にはこの良さがわからんのだよ」  こういう言い方は、いったいいつからメジャーになったのだろう。  自分自身もこの言い回しに、さして疑問をもたず「そうだよなあ」と思ってきていた。だが、なぜそういう認識になったのかの答えは知らない。  シンプルにこの疑問をつぶやいたところ、いろいろな反応を得た。  女性の

          「好きな作曲家」と性差別

          「羊は安らかに草をハム太郎」のリハーサルに潜入してきた[Report]

           2月8日のこのツイートがタイムラインを駆け巡っていたとき、運悪くわたしは仕事で大きめの校了を控えていて、Twitterにほとんど触ることができていなかった。やっと気づいた時にはすでにものすごい量の反応が集まっていた。  よくよく見ると、吹奏楽界隈にはとてもよく知られた伊藤康英氏が、すでに曲を書きはじめているというツイートもあった。  伊藤康英先生といえば、吹奏楽のための交響詩《ぐるりよざ》や、吹奏楽コンクールの課題曲として書かれた管楽器のためのソナタなどにはじまり、膨大

          「羊は安らかに草をハム太郎」のリハーサルに潜入してきた[Report]

          以前課金して入れたガントチャートのアプリがどうにもみづらく、スケジュールの管理に支障がでるので、代替策を検討。あれこれ探したが、決定打がないので、グーグルスプレッドシートで自作することに。結局スプレッドシートになる。あれも、これも、ぜんぶスプレッドシートにほうりこむ。

          以前課金して入れたガントチャートのアプリがどうにもみづらく、スケジュールの管理に支障がでるので、代替策を検討。あれこれ探したが、決定打がないので、グーグルスプレッドシートで自作することに。結局スプレッドシートになる。あれも、これも、ぜんぶスプレッドシートにほうりこむ。

          備忘録:時代に合わせたメディアの変遷と、人間側の順応

           最近身の回りで起こっている出来事について、色々思うところがあったので、こっそり書きのこしておきます。本件の本筋からは少し離れるとおもうので、あくまでこっそり。 -------------------------------------  前提:とあるオンラインの音楽雑誌の編集長が書いた批評について。2022.4月に初演されたとある曲に対し、前述の編集長が大変強い言葉を使って批評を行いました。作曲者はそれをうけて反論、ステイトメントを出しました。いっぽう当該オンライン雑誌

          備忘録:時代に合わせたメディアの変遷と、人間側の順応

          「お手すきの際でかまいません」

           どんなにオンライン化や自動化が進んだところで、仕事は結局人と人の間に成り立っている。  先日、とある仕事先からのメールに、とても短い〆切が付してあった。この方をひそかにわたしは「ロボ」と呼んでいる。お目にかかったこともあるし会話したこともあるが、昨今はAIでももう少し柔軟な対応をしてくれるよな……と嘆くことがしばしばあったからだ。〆切までにこちらから諸々お送りしたあと、その方が更に別の部署に投げることは知っている。それに必要な時間をとってあるのだろう。だが、それは単にこちら

          「お手すきの際でかまいません」

          私的な音楽体験をもっと大事にしようというおはなし

           新年ですね。おめでたいひともそうでない方も、2022年という年が皆様にとって良いものになりますようにと祈念いたします。  家族行事、帰省、親戚&ご近所づきあいなどなど、年末年始はとかく「自分の時間」が取れない時期でもありますね。わたし自身も、孫の顔を見せるためにひさびさに新幹線にのり、子の世話に明け暮れ、やっとの思いで余暇の時間を確保できたかと思いきや初対面の方との会話に気を使いすぎたりして(コミュ障あるある)、ひとりの時間をなかなかつくれずにいます。  忘れがちなこと

          私的な音楽体験をもっと大事にしようというおはなし

          広報が苦手な音楽家に贈る、8つの簡単なエチュード

           チケットを売るのって、本当に難しいですよね。  本当に…難しいですよね…(涙)  いちおう本職は広報的なお仕事をしておりますが、まだまだわからないことだらけです。ぺーぺーもいいところです。しかしひとりの聴衆として、あるいは色々な演奏家の友人知人の様子を見ていて、感じるところがあったりもします。  自分で自分のことを宣伝しなくちゃいけない。これは自分の音楽に自信がなくなっている状態だったりすると本当にしんどい。日本人は謙虚な人が多いのでなおさらです。  でも、だからといって

          広報が苦手な音楽家に贈る、8つの簡単なエチュード

          吹部向けソロ・独奏レパートリーリストをつくりました

           吹奏楽コンクール全国大会も中止になり、日本中の吹奏楽ファンたちがなかなか合奏練習すらできない昨今です。1人でできる活動をサポートできたらいいなと思い、こんなリストをこしらえました。途中で数えるのをやめてしまいましたが、約200曲ほどあるかと思います。たぶんまだ増えます。  このリストは邦人作品(日本人の作家によるオリジナル/編曲)のみを挙げています。下記のリンクもぜひご覧ください。 ・栃木県吹奏楽連盟が作成しているソロコンテスト用楽譜ライブラリー   海外作品や各楽器の

          吹部向けソロ・独奏レパートリーリストをつくりました

          なぜ私が手製の吹奏楽レファレンスサイトをつくろうと思ったのか、について

           世界中の国々が非常事態におちいる中、日本でも大小さまざまな公演が中止に追い込まれていますが、皆様、メンタル大丈夫ですか。わたしもなんとか綱渡りでここまで来ています。息子もいまのところ元気にやっています。元気すぎてこの前の検診では見事にお医者さんから「ちょっと体重が…」とのお言葉をちょうだいしました。  さて、最近こんなサイトを立ち上げたんです。  実は別の場所で2014年頃からほそぼそと運営していたコンテンツなのですが、色々あって長らく手をつけられていませんでした。試運

          なぜ私が手製の吹奏楽レファレンスサイトをつくろうと思ったのか、について

          都道府県別 部活動ガイドライン一覧

           いよいよ2019年もおしまいですね。ことし吹奏楽に関わる皆様の間で特に急上昇した話題といえば、やはり「部活動ガイドライン」の問題だったと思います。  文化庁から「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」がリリースされたのが2018年12月のこと。その後、各都道府県でもそれに準じた方針・指針が発表されました。  こちらの記事でも述べられているとおり、これらの方針・指針ができたからといって、すぐに変化したという現場もあれば、そうでないところもあるのが現実です。  先

          都道府県別 部活動ガイドライン一覧

          楽譜の買いかた、世界のひらきかた

           およそ20年前、パソコンがようやく一般にも普及してきた頃、親の寝室に置いてあったデスクトップを使って私がアクセスしていたのは、残念ながら音楽のコンテンツではなかった。その頃はまだYoutubeもニコニコ動画も無く、部活のためにインターネットを活用しようなんて、思いもつかなかった。当時はもっぱら虹小説などを読むのにだけ使っていた。  やがて音大生になったわたしは、地元の小売店でレッスンに持っていきたい曲の譜面が手に入らないことにやきもきする。わたしの師匠は「あれをやりなさい

          楽譜の買いかた、世界のひらきかた

          【妄想】不登校生徒たちのウィンドシンフォニー

           Twitterなど見ていて、どうにも妄想が止まらなくなったので、以下だらだらと垂れ流す。現実じゃないよ、妄想なので、そこんとこひとつどうぞよろしゅうお頼み申します。  昨今、部活動の活動時間が過剰にならないようにするためのガイドラインができたりして、一昔前のように朝から晩まで365日吹奏楽漬けという活動が難しくなってきているのは、もうかなり知れ渡ってきていると思う。効率の良い練習方法などの確立のほかに、問題の解決策のひとつとして見かけたのが、部活のクラブチーム化という手法

          【妄想】不登校生徒たちのウィンドシンフォニー