世界でいちばん大好きな恋人へ

世界でいちばん大好きな恋人へ、


突然妙なインターネット恋文を送りつけることをお許しください。そして、このnoteの存在も今まで隠していてごめんなさい。
先日あなたに「熱中できる趣味を探したほうがいいね」と言われたこと、ちゃんと考えました。自分の人生でいちばん誇れることを考えた時に、やっぱりわたしには文章を書くことがすべてなのだと思いました。口下手な自覚はあるので、直接言うのは恥ずかしいけど、言葉なら上手く伝えられそうで、とにかく書いてみることにします。


あなたの恋人になって、あなたがわたしのいちばん大切な人になったあの日から、1ヶ月が経ちます。

わたしは変わったと思います。


以前のわたしには「好き」という感情が欠落していました。好きでもない仕事をして、たまに好きでもない人とセックスをして、好きでもない時間が流れるのをただ眺めていました。そもそも自分のことがそこまで好きでもないのだから、そんな自分が送るには妥当な人生だと、そう思っていました。

3月、あなたに出会って、あなたと週末を一緒に過ごすようになって、好きなものが増えました。

SHIROのホワイトリリーの香り、ボタニストのシャンプー、赤ワインとオムレツの組み合わせ、

そしてあたたかい珈琲と良い香りのする紅茶。

すべてあなたが教えてくれた素敵なものたち。

どうせ帰って寝るだけと思っていた小さなアパートの部屋には、少しずつ、わたし自身が思う好きなものが増えていきました。


あの日あなたに想いを伝える前、わたしはたくさんの人を傷付けて、裏切って、あなた以外の選択肢を捨てました。それが、わたしがあなたに示せる唯一の誠意だと思いました。「付き合えるならなんでもする」本気でそう思っていました。

それくらい、いまでもずっと、好きです。

夜連絡が無かったら不安になるし、24時間365日「今なにしてるのかな」って思ってしまいます。

あなたが今まで行った場所や経験してきたこと、素敵だと思った人やモノや風景や街並みについて、

それらすべての過去にわたしが隣に居なかったことがどうにも悔しくて、ずっと前からあなたのことを知れていたらどれだけよかったかってことを、ただなんとなく考えています。


いま、わたしにとってあなたは「生きる世界が違う」人だから、育ってきた環境とか、考え方の違いとか、どうにもならない些細なことが、ただ少しだけ 辛いなと思うこともあるけれど、

これから、わたしはあなたと同じ世界を生きていきたい、と思える人でもあるのです。

幸せなことも、痛みも悲しみもすべて、分け合わなくてもいいから知っていてほしい、と思います。

それが、同じ世界を生きることだから。





長くなってしまいましたね。

そろそろ終わりにします。


世界でいちばん大好きなわたしの恋人へ。

愛しています。




追伸

来週の温泉、楽しみにしています。

その時はふたりで写真を撮ろうね。










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