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2022.07.08 の記憶

今日は特に書くつもりはなかった。
だけど。
『記憶』として、文字として書くべきことが今日起こってしまった。

安倍元首相が亡くなった。
R04/07/08 17:03。
歴史に残るであろう、最恐の事件。


学校の帰り、電車を待っていた待合室の中で、友達が呆然としたように言った。

「安倍ちゃん、撃たれたって」

安倍ちゃん。
それが安倍元首相のことだって、最初は頭の中で繋がらなかった。
まさか、あの安倍ちゃんなわけ。
そう思ってた。今考えると、そう思いたかったのかもしれない。

その時点では、心肺停止だった。その時に見たニュース(Web記事)には、「首に穴」と書かれていた。
『2分前』の通知が友達の携帯に表示されていたのをはっきりと覚えている。

まさか、この時代に。
まさか、銃弾で、元首相が亡くなる
なんて。
本当にここは日本なのか、これが現実なのか、分からなかった。

私は携帯を持っていない。記事を友達が見せてくれた。
発砲の瞬間の映像。
大きな破裂音の後、煙が舞って、少しの間安倍さんは棒立ちのまま、声は途切れて。

これは完全なる憶測だけれど、即死、だったのだと思う。
何が起こったのか考える時間もないまま、倒れたのだと思う。

信じられなかった。今でも信じられない。
私の中で、私の人生の中で、半分以上、いや、3分の2以上の間、
首相と言えば、安倍晋三だった。

くしゃりと笑う顔には愛嬌があって、外交が上手で、生まれは裕福ながらも何とか国民に寄り添おうと努力をしてくれた。
あまりに酷い。酷すぎる。


暴力で何か解決するとでも思ったのだろうか。
それとも、ただ注目を集めたかっただけ?
どちらにしても、決して許されて良い行動ではない

ここで犯人を罵倒したところで現実は変わらないし、
ここで罵倒すれば、私も犯人と同じような行動をしていることになるからしないけれど、
でもどうしても許せない。

一生をかけてこの大きく重い罪を償って欲しい。
心の底からそう思う。


最後に。

安倍ちゃん、本当に本当に今までお疲れ様でした。
ゆっくり休んでください。
心よりご冥福をお祈り致します。


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