股関節の痛みが起きた「父と私」
筋肉チューニングサロンUROOM国立立川店店長の山下です。
ちょっと個人的な話も交えながら話します。
股関節痛が起きた父に対しての看護師の私の対応
以前にお伝えした通り、わたしは病棟歴12年の元看護師です。変形性股関節症の手術を病棟で受けたことがあります(整形外科がメインの病棟ではないので多くはないです)。
なので、お客様の気持ちがよくわかります。
ですが、それだけではありません。
わたしの父親が股関節の痛みを発症し、変形性股関節症と診断されるまでに約10年ありました。
(トップ画は、痛みが出てきた頃、父が東京に旅行しにきたときの写真です。)
そしてその父は股関節が痛み出した当初、股関節には異常はないが「脊柱管狭窄症」と診断され、痛みに対して痛み止めを処方されていました。
父は「医者はいつでも手術するって言って待ってるのよ」と言っていました。事実、そうだろうなと思いました。
なぜなら、当時看護師であった私も「そんなに痛いんだったら股関節の手術をしたらいいのに」なんて言っていました。
しばらくして、自分自身も股関節の消えない痛みが出ました。父親よりもずっと若い30代半ば。父と同じようになっていると感じました。
すぐに手術をしようとは思いませんでした。この時初めて父の気持ちがわかったように思います。
私の経緯はこちらをご覧ください。
父の経過
私の実家は宮崎です。
宮崎では、インターネットで探す限りいい整体が見つかりませんでした。病院からリハビリは紹介してもらうものの、限られた時間であり、どちらかというとトレーニングを教わっていたようです。
行った先(カイロプラクティックだったと思います)では足を引っ張られ余計に激痛になったと言っていました。(これは硬くなった筋肉が余計に硬くなるので逆効果です。)
父は、手術をしない方法がないかを探し、色々調べた中出てきた「貧乏ゆすりで軟骨の再生ができる」という方法を試みていました。
父:「お父さんは貧乏ゆすりに賭けてるのよ」
言葉だけ聞くと笑ってしまいますが、父は本気でした。1日最低4時間、長い時は6時間の貧乏ゆすりを続けていました(貧乏ゆすり機を家族でプレゼントしました)。
自転車には乗れていたので遠方までサイクリングに行っていましたが、自転車から降りることが難しく、段差のあるところに足をついて降りる、という風に庇う生活を続けていました。
父は元々痛みが出るまでソフトバレーをやっており、運動は好きな方でした。
医師から筋トレを勧められ、筋トレもしていました。リリカや抗うつ薬などの強い痛み止めを飲んだりもしていました。
「変形性股関節症が進行」し、もうダメだから手術をすると決めました。気づくと10年経っていました。
痛みを感じたことがある人はわかりますよね。気持ちが暗くなるんですよね。
そんな父親にも、もっと寄り添った言葉をかけられていたかもしれません。
父は手術を回避しようと色々な方法を探していましたが、どうしても「軟骨がすり減るから痛い」という先入観を拭い去ることができませんでした。
もう少し早く私がUROOMに出会っていたら、何かが違っていたかもしれません。
手術直後の患者様しか知らず、安易に「手術をしたらいい」と思った
看護師時代、股関節の手術をした患者さんたちは「早くすればよかった」「痛くない、それまでが本当に痛かったから」という言葉ばかりを聞いていました。
だからこそ父にも
「そんなに辛いのなら手術をすればいいのに」というふうに思っていました。
ただ、それは退院するまでの短い期間。その後、その方達がどういう生活をして、どういう経過を辿って行ったのかは知らなかったのです。
今ではわかるんですが、病棟にいる患者さんたちが全てではないですよね。
単なる言い訳というか、世界が狭かったというか。
感染のリスク、脱臼のリスク、人工関節の寿命で再手術など、リスクなどはあるとは思います。
しかし、他に手立てがないからそうするしかないのだと思っていました。
整形外科では、手術をするか、痛み止めを使うかくらいです。
でも、実際は違っていて、筋肉を緩めればいいんです。やれる方法はたくさんある。ただ、知らなかった。
現在筋肉チューニングセラピストになり、人の体を触って筋肉を緩めると、体って無意識にこんなに調節してくれているんだなとわかります。
だからこそ、痛みが出るまで筋肉への負担がかかっていても気がつかないんだな、と思います。
今では、股関節の手術を受けたあと、しばらく経った方たちと接する機会があります。
看護バイトで行く施設に入所されている方だったり、UROOMに来店されるお客様たちです。
「反対側の股関節の痛みが出た」
「腰や膝という別の箇所の痛み出てきた」
「もう人工関節が寿命だけど交換の手術ができないから車椅子生活」
という方ばかりに出会います。
まぁ、そういう方たちがいる場所なので元気に生活している術後の方となかなか会わないとも言えます。
ただ、股関節に人工のものが入ってしまうと、体が自然とやってくれていた微妙な調整がやりにくくなるだろうなと思います。
父はというと、反対側の腰が痛くなったかと思うと膝の痛みが出たと言っていました。
関節は交換しても、硬い筋肉は残っています。
やはり手術をしたとしても筋肉は緩めてあげたほうがいいし、痛みが出るほど筋肉が硬くなった理由に生活習慣(食事、睡眠、ストレスなどなど)は見直さないと結局は痛みが出てしまうと思います。
なぜなら、痛みの原因は骨や神経ではなく、筋肉だからです。
あ、誤解しないでいただきたいのが、手術をすることが不幸ではありません。選択の一つです。自由です。
その方がやりたいことができて、
笑っていられればそれで良いんです。
手術をしたら最後というわけではありませんが、不要な手術はなるべく避けたいと思います。それだけです。私がそうだったからです。
私の場合は痛み初めて1ヶ月ほどでUROOMを探し出し、なぜ自分の体がこんなにも痛むようになったのかの答え合わせができ、どうしたらいいかの道筋ができました。
もちろん、「間に合うんだろうか」という不安な気持ちはありましたが、結果として改善しました。
必要な知識も得られました。
職業が変わったからこそ、食生活を始め生活のリズムが変えることができたとも言えるでしょう。でも、その選択すらも自分が選んだことです。
どうやって生きていくかは自分次第です。
痛みの原因は骨や神経ではない
骨が変形するには理由があります。原因は筋肉です。
しかし、まずは「痛みの原因は骨や神経ではない」という話をします。
筋膜性疼痛の第一人者整形外科医の加茂淳先生をご存知でしょうか。
加茂先生は圧痛点に対し局所麻酔薬を注射することで早期に痛みをとります(生理食塩水でもなんでもいいようです。くっついている筋膜を剥がすとのこと)。
痛みは早期に取り除き、痛みの原因になる生活習慣を変えることで長引かせないという考えをお持ちです。
痛みの診断を適切にできない医師が痛みを長引かせることにより、尾骨の衝撃から線維筋痛症と診断されたり、
手術を繰り返しても痛みが取れない患者さんがいることを嘆き、憤りを感じていらっしゃるように思います。
そして、加茂先生は
「神経を圧迫して」「軟骨がすり減って」痛みが起こるわけではないと述べています。
痛みは神経が圧迫されるからではない。軟骨がすり減るからではない。
まずはこの考えを置いておいて、次の記事を読んでください。
そして、痛みから解放されたい方は、今すぐUROOMにご予約ください。
筋肉チューニングは硬く縮こまった筋肉を元の柔らかさに戻す施術です。
ボキボキしたり、激しく動かしたりすることはない優しい整体です。
優しい整体だからこそ、体を守るために硬くなっている筋肉が自然と弛んでいくのです。
筋肉チューニングサロンUROOMは 関東6店舗・九州1店舗展開
股関節の痛みが改善した方の声はホームページにたくさん載っています。
下記をご参照ください。
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