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2023年 ビジョンマップ ふりかえり

2023年の1月に、ビジョンマップのワークショップに参加しました。
雪がしんしんと降る1日、先生と参加されたみなさんと一緒に持ち寄った雑誌を切り抜いて作りました。この日の為に用意してくださった、香りの小瓶やお菓子などがありとても豊かな温かな時間でした。

・もう一度、人の輪の中へ。
・人よりも自然や動物の気配の強い場所で、静かなちいさな暮らしをしていきたい。

作り終わって、浮かび上がった私の願いはこの2つでした。

自分のだけでなくみなさんのを見せていただきお話を聞くのがとても楽しく、はじめてお会いした人たちだったけれどその人の願いがその人の本質と繋がっていることを感じました。
とても素敵な会が終わって、その興奮のまま駅へ歩いている途中に大きな失敗に気がつきました。「私、まだお金を払っていない!!」
ちょうどその時、連絡が来て急いでお店に戻り、無事にお支払いをすませました。そして、慌てている私にオーナーさんはみんなが帰った静かなお店で温かい飲み物を私に出してくださいました。それなのに、落ち着きたいのに、恥ずかしくて申し訳なくて、おしゃべりが止まらなくなってしまいました。パニックになるといつも心と行動がばらばらになってしまう・・・。
しくしく帰りの電車で涙があふれて、
どうしてふつうのことがふつうにできないんだろう。。。
久しぶりに人の多くいる場所に行った私には、
はじめの一歩が大失敗してしまった気持ちでお家に帰りました。

それでも自分で作ったこのビジョンマップはいつも心にあって、
出来事を客観的にみる練習を繰り返して、あの日の出来事は、失敗しても人のあたたかさに触れた日だったんだと、1歩踏み出せたんだと、感謝の気持ちと小さな自信が芽生えました。
そして、春になって雪が解ける頃に、
市が開催する農学校へ週1回通い初め、秋には無事修了。
夏からはこれまた市の開催する、里山整備を学ぶ森の学校に通いました。
短期の農業のアルバイトも春と秋の2回無事に終わりました。

すぐに町からお引越しできなくても、自然にたくさん囲まれた1年になりました。そして、農業や林業を通じて、年齢も経験も自分とは全然違う多種多様な人たちと知り合うことができました。個性豊かな優しい人たちに囲まれて、私自身ゆっくりペースですが、気持ちも体力も少しずつ回復したのを感じました。どんな私でも変わらず支えてくれた友達や家族のあたたかさも心に沁みる1年でした。

そして、11月も終わり、最後の最後で、この繋がりで、家族の拠点となるお家と土地が見つかりました。夫が転勤族なのですぐにはこの場所にずっといることはできませんが、帰る場所ができたことが心からうれしいです。
2024年の1年間はこの場所で暮らせるので、少しずつ整備をして、いつかの定住に向け準備をはじめます。

来年は、どんな1年になるのかな。2024年のビジョンマップはまた違う想いがあふれると思うけれども、それでもこの2023年のビジョンマップはこれからの私の人生のベースになる大切なものになると感じています。


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