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作品紹介『灰色の山羊は深淵に沈む』

 どもどもー! WEB上をふわふわうろつく貴腐人、洞施うろこです!
 文字数を気にしなくていいnoteなので、WEBで公開している自創作BL(?)を宣伝します!
 今回ご紹介するのは性的描写あり、ゴア描写ありの作品なので、18歳未満の方・残酷描写が苦手な方はご遠慮ください。


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 平穏な人生。それを求めるのはこの時代においてはマジョリティとも言える傾向であろう。例えそれがどれだけ退屈で刺激のない物だとしても、危険に晒されることに比べれば『つまらない毎日』に甘んじていた方が楽なのだ。愚かな羊の群れで結構。愚鈍な羊として飼い慣らされ毛を毟られる生き方は賢者の選択だ。

 父親の単身赴任により一人暮らしを余儀なくされていた高校生の柏田葉月は、ある日、自宅前で行き倒れている少年に出くわしてしまう。
 放置したことを咎められたくないと考えた葉月は、彼に声を掛ける。だが、難なく起き上がった彼は「見つけた」と言葉を発すると、葉月に近付き――そこで葉月は意識を失った。

 自室で目を覚ました葉月は、自身が何かに拘束されていることに気付く。その正体を探ると、玄関先で行き倒れていた少年――否、少年のような姿をし、その腰から幾本もの触手を伸ばしている異形のモノであった。
 拘束されたまま、繁殖行動を強制される葉月。翌朝、覚醒した後に何も分からないまま奇妙な肉塊を産み出してしまう。
 こちらの様子を見に来たらしい異形を問い詰めると、相手は自らが邪神と呼ばれる存在であること、『偉大なる母』を崇めるために繁殖を望んでいるということを語り始める。
 葉月は遺伝的に相性が良いので繁殖のパートナーに選んだ、と勝手なことを宣う異形に反発する葉月。だが、異形から伸びる触手により、抵抗すれば自我を取り去ると言われ、反撃は無駄だということを痛感させられる。
 自身を守るためならば仕方ない。そう判断した葉月は邪神との交配を承諾するのであった――

 『黒い仔山羊』と自らを称する異形と、それに囚われた少年の宇宙的恐怖かつ、エログロナンセンスな強制仔作り人外BL(?)
 異形に従わざるを得ない状況下で、葉月は自らの保身と利益を探っていく。

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 主人公らしい熱血さや、清廉さを葉月は持ち合わせていません。とにかく自己保身に走る、ある意味で人間らしい存在です。

 クトゥルフ神話ベースですが、ダーレス系統ではありません(人間側の勝利ではない)
 後味は悪め。途中グロテスクな描写が入ります。
 読者を選ぶタイプの話かと思いますが、じわりと忍び寄るような恐怖がお好みの方はぜひ。
 ムーンライトノベルズ(うろ名義)にて投稿しています。

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『灰色の山羊は深淵に沈む』

 Twitterにて、フォロワーさんから表紙風のFAもいただきました!(しかも2枚も!)

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 めちゃくちゃ格好良いです……! いただいた時には嬉しさで転げ回りました(家族の不審者を見るような目が痛かったです)

 『クトゥルフ神話をベースに、クライヴ・バーカーばりのゴア表現ありでなおかつエロ要素を加えたものが書きたい』という、半ば実験的なものでしたが、自分としては楽しく書けた作品です。触手も出ますよ!(謎のアピールポイント)

 今回は、少々人を選ぶタイプの自創作WEB小説のご紹介でした。
 ではではー、またお会いしましょう。洞施うろこでした。

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