#64年前の10月4日、夜空に輝いたのは…
この投稿は、高校生の子どもさんをお持ちの方にオススメです。進路や未来に悩めることが、いかにありがたいかを学べます。できれば親子で一緒にご覧いただき、夢や未来との向き合い方を考えてみるのもよいかもです☆
このマガジンの投稿は、僕、k.uenoが見た映画の中から、ごく私的なオススメポイントや一部分を引用して、小ネタとして提供していくという実験的試みです。
10月4日は
”人工衛星 スプートニク：打ち上げ成功の日”
「遠い空の向こうに」
です！
引用：youtube（すみません、英語版です）
※以下、結末までがっつりネタバレします。
ご了承の方のみ、スクロールください。
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▶ざっくりのあらすじ
1957年10月4日。
ソ連の人工衛星「スプートニク」の
打ち上げが成功し、人類初の快挙となった。
ヴァージニア州の
小さな炭鉱の町で生まれ育った
ホーマー（ジェイク・ギレンホール）は
夜空に輝くスプートニクに
自らの未来を重ね合わせ、
仲間と共に、
ロケット作りに着手する。
幾多の失敗を乗り越え、
科学コンテストへの出場を目指すが…
▶さて、ここで
小ネタポイントです！
子どもの将来を考えるとき、
親や大人の真の役割は何でしょうか。
そんなこと思いながら、
脇役のみなさんを中心に
見ていただきたい映画です。
以下、内容を補足させていただきますね。
▶わかりやすい対比
頑固一徹。
危険な現場で作業員の命を預かり、
自分の人生と
仕事に誇りを持つ父と、
期待のアメフト選手の
兄と比較され続け、
自己肯定感低めで、
何事にも熱くなれない主人公。
夢と希望を載せて
天高く打ち上がり、
空を見上げる人々を
笑顔にするロケットと、
暗く、危険で、有害な粉塵だらけ。
もう掘り尽くしてしまって
未来のない炭坑へと
降りていくエレベーター。
他にも、
保守的な校長と生徒に寄り添う先生、
ミーハーなガールフレンド、等々。
悪い人は誰もいないのですが、
フォーカスしているところが
目の前の現在なのか、
先の未来なのか、で
言葉や行動、
見え方に明確な違いが出ます。
そして、
主人公ホーマー自身も、
最初から未来を
見据えていたわけではありません。
しかし、夜空に輝くスプートニクをきっかけに
（人工衛星やロケットは）
見上げれば、世界中のどこからでも見える
この町もやはり世界の一部だった
と気づき、
命の危険もある炭坑業に
一生をかけなければならない境遇から
抜け出す視座を得たのです。
そこから踏み出した
小さなアクションが、
仲間、協力者、地元民を巻き込み、
大きなうねりに
変化させていきます。
▶人生の選択の責任を負うのは？
ロケットに必要な部品を製作するため、
ホーマーは父の会社の機械部品担当者に、
こっそり溶接を頼みます。
が、父にバレて現場に戻されてしまい、
さらにその担当者は、
炭鉱内で事故死してしまいます。
後から、
現場に戻されたのは左遷ではなく
高給を希望する本人の選択だったと
明かされますが、
親にレールを引かれようが、
先生に勧められようが、
人生の選択の責任は
たとえ死んだとしても自分が負うのだと、
ホーマーは自身の将来についての
考えを改めます。
そして、
一度は破れたロケットの夢に
再度チャレンジすることに
なるのです。
▶時代や価値観が変わっても
そして、この映画を見ると、
親の葛藤のリアルもあるんですよね。
僕も地方出身なので、
地場産業の衰退と、抗う術の無さは
肌感覚でわかります。
石炭よろしく、
昨日まで社会にとって
必要不可欠だったものが、
突然必要なくなることもある。
実直に決められた仕事を
やり続けるのも大切だし、
誰かが新しい希望の光を
照らすことも大切。
それぞれの役割を果たして、
地域全体の暮らしが営まれていく。
ただ、
もし若い世代が未来を指し示すなら、
失敗したとしても
「人のせいにだけは、させない」
サポートの仕方、持っていき方が
親や、すべての大人の
役割だろうと思っています。
この映画では、
あたたかく、厳しく、
主人公たちの挑戦に夢を託す
ステキな大人たちが
ホントにたくさん
登場してくれました。
夢や未来を語る人には、
どんどん人が集まってきますね。
心に残るラストシーンでした。
▶いい映画ですので、
よろしければぜひ本編を！
この「遠い空の向こうに」
という映画にご興味が湧かれた方、
一応、アマゾンなどでレンタル視聴可能です。
（2021.10.04現在）
最後までお読みいただいて
ありがとうございました。
ではまた。
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