【脱ニワカ】 BTS ってなにもの
2020年未曾有の大惨事で、様々な人たちの生活が一変しました。
業種をあげるとキリがないのですが、僕の中で一番変わったなと言う業種は
歌手
だと思います。だって「生」で見るという概念が無くなったから。
いつもは新曲が発表されるとビルボードやグッドモーニングアメリカ、その他クラブイベントで新曲をPR(歌い)まくってたのに、今年はそれができない。
ビルボードのランキングも1位のとりかたが根本的に変わり、アメリカのアーティストも新曲のうけはいまいちでした。
ライブすらできないなか、1位をとったのは近頃世界の音楽シーンを騒がしている K-POPグループ
B T S
でした。新曲の「Dynamite」は瞬く間に再生回数は億をこえ、今や四億五千万。一年前の「Boy with Luv」は公開直後にYoutubeがサーバーダウンするという怪事件が起こったり。
今日からは今更聞けないBTSの浅いところから深いところまで、あなたの好奇心を一気に掘り下げます。
BTSとは?
「BTS」は SUGA JIMIN RM V J-hope Jungkook JIN の7人で構成されている、Big Hit レーベルのヒップホップグループ。
BTSというなまえは実は二番目で、デビュー当時は 防弾少年団
という名前でした。ダサいですよね。韓国はアイドルの国で一年でおよそ30ものグループがデビューし、そこのうちの3%が生き残る戦国時代。
彼ら防弾少年団もその一つとしてデビューしました。
そしてとあるインタビューの答えですぐに国中から叩かれました。
記者「あなたたちはどんなグループになりたいですか」
BTS「BIG BANG の兄貴たちみたいになりたいです!」
…彼らのデビューした2013年は第二次K-POP最盛期。
BIG BANG、少女時代、KARA・・・
名だたるアーティストが韓国をこえ世界で歌っていました。
そんななか、無名事務所のひよっこたちがBIG BANG みたいになりたいと言うんです。BIG BANGのファンどころか国民から叩かれました。
ちなみに彼らはデビュー時も叩かれ、デビュー曲でも叩かれました
その曲がこちらの No More Dream
直訳すると「夢なんか二度とみねぇわ」です。
韓国はお勉強大国。大学進学に人生がかかっているといっても過言ではないくらいの。 そんなお受験大国にBTSがぶちかました曲がこちら
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うぇ まる もたご いっそ?
왜 말 못하고 있어?
どうして何も言わないんだ?
こんぶぬん はぎ しるたみょんそ
공부는 하기 싫다면서
勉強したくないなんて言っときながら
はくきょ ってりょ ちぎぬん こむなじ?
학교 때려 치기는 겁나지?
学校辞めるのは怖いのか?
いご ぼぁ とぅんぎょはる ちゅんびはね ぼるっそ
이거 봐 등교할 준비하네 벌써
ほら見ろ 結局登校する準備なんかしてる
ちょる じょむ どぅろ ちぇばる じょむ,
철 좀 들어 제발 좀,
分別を持てよ 頼むからさ
の いぷまん さらがじご いむま ゆりめんたる boy
너 입만 살아가지고 임마 유리멘탈 boy
お前は口ばっかりで もろいメンタルの boy
(Stop!)
ちゃしねげ むろぼぁ
자신에게 물어봐
自分に聞いてみろ
おんじぇ にが よるしみ のりょけんにゃご
언제 니가 열심히 노력했냐고
お前がいつ本気出したんだってな
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K-POPと言われると、女の子がキャーキャーいう甘い曲ばっかりかと思ってた方も多いはず。
しかし彼らは違った。
っというのも彼がしたかったのはHIP HOP。恋愛とかの甘ったるいのは彼らの思ってた曲ではなかったんですよね。
そっから次々と社会へ訴えるような音楽を発表します。
この曲は先生の言いなりになって人生を決まったレールに歩かせる「教育」へのメッセージ。NO!という力を!みたいなどぎつい曲。
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おるんどぅるん ねげ まらじ ひむどぅん ごん ちぐむっぷにらご
어른들은 내게 말하지 힘든 건 지금뿐이라고
大人たちは俺に言う 辛いのは今だけだって
ちょぐむ ど ちゃむらご なじゅんえ はらご
조금 더 참으라고 나중에 하라고
もう少し我慢しろって 後回しにされて
Everybody say NO!
とぬん なじゅんいらん まるろ あんどぇ
더는 나중이란 말로 안돼
もう「後で」なんてない
とぬん なめ っくめ がちょ さるじま
더는 남의 꿈에 갇혀 살지마
もう他人の夢に閉じ込められて生きるな
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うん やばい。 こちらもボッコボコに叩かれました。
そして、コンセプトを大きく変え「花様年華」というプロジェクトをMVで展開。このプロジェクトはMVとMVが繋がるようなドラマを作ること。
人生で最も美しい瞬間を意味する「花様年華」をキーワードに、美しさと不安が共存する瞬間=青春期を描く “花様年華” シリーズ。その幕開けとなる本作では、青春の輝かしさではなく、不確かな未来への不安がテーマに掲げられた。
これまではラップラインのメンバーがメインで楽曲制作・プロデュースを行っていたが、本シリーズではボーカルラインのメンバーも積極的に制作に参加。収録曲はよりポップかつ叙情的な方向へと向かい、BTSの音楽性においても大きな転機となった。"学校3部作" を経て、幼い少年から少しずつ成長しつつあるBTSに出会うことができる。
こちらもまた別の回にお話ししますね。
そしてこのプロジェクトのうちの一曲、I NEED U という曲がランキング一位を獲得。
そこからというものの徐々に実力を伸ばし、ライブの規模も撮影の規模も格段に大きくなり、やがては世界へ。
その間に、人間の運命は遺伝子レベルで決まっていることを歌ったDNA
アンチをなぎ倒す、アンチBTSへのメッセージの詰まったMIC DROP
相手のことを好きになりすぎたあまり自分を見失ったFAKE LOVE
唯一無二の強さを自ら掲げ、歌った IDOL
再出発。新たな夜明けを歌った究極の歌 O.N
どれも最高にかっこいい。
・・・・
興奮しすぎてうまいことまとまってないと思うんですけど、
要は彼らの下積みは叩かれてばっかりだったということを覚えていただけると嬉しいです。
顔で売れたとかそんな安いこと言わないでね。
これ以上書くと夜が開けるので今日はこの辺で。
明日は曲から見えるBTSの世界観とメッセージを考察します。
お楽しみに。
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