レディプレイヤー1を見て
ネットリテラシー大事。この映画の第一の感想である。
レディプレイヤー1は、2018年ごろに劇場で上映されていた映画である。
荒れてしまった世界で多くの人間はハリデーの作った「オアシス」というゲームのような仮想世界で現実逃避していた。
主人公はそんな世界でオンラインの仲間とゲームをする毎日だが、作者のハリデーが死亡した後一つのゲームが開催されることとなった。
なんとオアシスの所有権と遺産の5000億が贈与されるらしい。
それを手にするためにはゲーム内の三つの鍵を探すらしいのだが・・・・?
あらすじは大抵のところで見られるのでここには視聴直後の私の感想を書いていきたいと思う。
そもそもこの映画を見たきっかけは「ガンダムが出るらしい」と噂で聞いていたからだ。
しかもメカゴジラも出るらしい。
それを聞いて見ないわけにはいかなかった。
内容がオタクが考えた最高のオタク要素ガン詰まり映画という感じでたまらなかった。
オタクなら一度はどこかで「見たことがある!!」演出がたくさん散りばめられている。
仮想空間の中とリアルと両方の戦いがある。
仮想空間と現実でのギャップ、課金で破産する様子。
本当にリアルに描かれている。
そして最後まで鍵のヒントや答えが「ハリデーの解釈の仕方」「ハリデーの頭の中を覗くこと」というのを試されていて、オタクがオタクの解釈をすることによって物語が展開していく。
まさにオタク。
最後の最後にはリアルファイトというオタクが一番苦手なもので責められてどうしようかとも思った。
そしてIOIの人々が集まるシーンがもうシンゴジラにしか見えなくなってきて途中から困惑した。
オタクは自分自身の成功ももちろん嬉しいが、自分が目指したものを達成する様子を見ることもそれまた楽しいのだ。
ガンダムだって大活躍だった。
あと、メンバーに11歳ショタがいるのが制作陣の本気を見た気がした。
そしてそのショタが結構生意気。
リアルになってもダイトウとショタが仲良しだったのがとっても嬉しかった。
オタクだからこそ「リアル」と「現実」の差に悩む。
でもこの作品はオタクのネットでやらかしがちなミスがめちゃめちゃに盛り込まれていて見ていてとっても面白かった。
一つ目に、パスワードは紙に書いて貼っておいてはいけない。
人から見える場所に置いておいてはいけない。
たとえ自分が覚えられないとしてもだ。
二つ目に、ゲーム内で本名をいってはいけない。
身バレはいけない。ゲームはゲーム、リアルはリアル。
そこから社会的死を招くことがある。
三つ目に、すぐ現実で会おうとしてはいけない。
アバターと現実の姿は似ても似つかないことが当たり前だ。
女のアバターを使っていても女だとは限らない。
なんにせよ、全て仮想現実の話なのだからゲームをあまり過信しすぎてはいけないと思うのだ。
オフ会をすぐ開こうとしてはいけない。
そして恋人にしようとしてはいけない。
このことを笑いながら友人と話していたら友人に言われた言葉が「この映画を楽しめる人は「オタク」だよ。」だった。
この映画は踏み絵だったのだ。
「でもここは僕の世界だ」
ここにオタクの全てが詰まっていると思う。
オタクは自分の世界の中ではいつも最強でいたい生き物なのだ。
そして最後に「現実で過ごす時間も必要なのだ」いうのは裏切りじゃないですか?
最後の最後にオタクを裏切った。