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自転車の悪魔

誰にでも優しくできるキミ
誰とでも楽しくできるキミ

誰も傷付けないキミ
自分が陰で頑張ってることを言わないキミ

でも

私には厳しいキミ
私の前では子どもっぽくなるキミ

それが特別みたいで嬉しかった

だから

私は好きって伝えてみた

でも

キミは何も答えてくれなかった

けれども

2人の関係は変わらなくて。

変わらないから、もう諦めようって心の整理ができたの
キミがなかったことにしてくれるならそれで良いって思えたの

それなのに

「あの大雨の日…」

って、ふと思い出して言わないで欲しかった
もうなかったことにした日を覚えてるって言わないで欲しかった

諦められなくなるじゃん
覚えてくれてて嬉しいって思っちゃったじゃん

ほんとうに大っ嫌い

コロしたいくらい好き


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