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Tales of Maj’Eyal【ローグライク】

 神ゲーである。テイルズオブマイイヤルと読むらしい。略称はtome4なので、以下このゲームをそう呼ぶことにする。
 タイトルの上の画像はsteamのものだが、タダでダウンロードできるサイトもある。
 元来ケチな性分なので、steamで安いゲームばかり買って遊んでいる。もちろん合わないのも多いのだが、こういう神ゲーに出会うと本当に幸せだ。698円でめちゃくちゃ楽しんでいる。

どういうゲームか

 ジャンルはローグライクである。
 ローグライクというのは日本では「トルネコ」とか「風来のシレン」の「不思議なダンジョン」に代表させるような
 ① ランダム生成されるダンジョン
 ② 自分が動いたら相手も動くターン制
 ③ 一度死んだら最初からやり直し
というような特徴を持つゲームのジャンルである。
 自分はこのローグライクというのが好きなのだが、本当に下手なのである。例えば中学生の時にやった「トルネコの不思議なダンジョン」にしても、大学の時にやった「風来のシレン アスカ外伝」にしても、あまりに進めないので、メインシナリオもクリアできず投げている。
 下手な理由としては
 ① 注意力散漫なので、事故死しやすい。
 ② ケチなので、アイテムなどを使うべきところで使えない。
 ③ 学習能力がないので、同じミスを繰り返す。
というのがあげられる。本当に嫌になるぐらい下手クソなのだが、このtome4に関しては今のところ本当に楽しくプレイできている。

UIが優れていて、テンポが良い

 個人的に、ゲームを楽しむことにおいて最も基本的かつ重要な要素はテンポだと考えている。
 余談だが、桝田省治というゲームクリエーターが好きで、「リンダキューブ」も「俺の屍を越えてゆけ」も「天蓋魔境Ⅱ」もめちゃくちゃ面白くプレイできたのだが、よりによって発売日に定価で買った「わが竜を見よ」は声優のボイスを一切スキップできないというそびえたつクソ要素につき、一日で投げた。
 このゲームは、まずマウスだけですべての操作ができるのがよい。もう最近はコントローラーを握って複数のボタンを操ったり、キーボード&マウスでいろんなキーを覚えるのもしんどくなってきたので、これはありがたい。
 あと、「自動探索」が非常に優れている。

実際、このゲームは休憩と自動探索をしている時間が一番多い

 この上から二番目のボタンをクリックすると、その辺を、敵が見えたり階段や宝箱なんかに隣接するまで、自機がガーッとその辺を移動して探索してくれる。実際これは爽快感があって、ゲームにいいテンポをもたらしている。非常に快適。

キャラ作成、育成要素が多彩

 ニューゲームを選ぶとこんな画面になって

職業のほうは下にスクロールすればもっとある

 種族と職業を選んでゲームスタートとなる。それらの双方とも、最初は限られた(それでも多いが)種類から選択することになるが、プレイ中の行動によりどんどん新しいものがアンロックされていく。何を選んだかによって全然異なる育成、ゲームプレイをすることになる。飽きない。
 さらに育成画面はこんな感じ。

多くの要素に振っているとポイントが足りない

 レベルアップなどでもらえるポイントをステータスやタレントツリーに割り振っていくのだが、レベルを極限まで上げてもすべてのタレントをカンストさせることはできない。例えば上の画像は射手という職業のキャラだが、ポイントに余裕が全然ないので、一番上の戦技/弓術にはこの後一つもポイントを振らなかった。
 同じ種族、職業にしてもいろいろな育成方針が考えられる。迷ったら攻略Wikiに各職業のビルドガイドなんかもある(前述の射手のポイント振りはそれを参考にした)が、自分なりの強い組み合わせを考えて試行錯誤するのもマジで楽しい。

脳汁アイテムトレハン


レアリティによって色が違う

 武器や防具なんかのアイテムは大量に落ちているのだが、その時のキャラ似合った役に立つものは意外に少ない。例えば上の画像は狂戦士という両手持ち武器を振り回すキャラなのだが、高レアリティの弓やローブなんかが出てもあまり意味がない。ほしいものは出ないときは結構出ないので、そんな時に高レアリティのものが手に入ると気持ちいい。

消費アイテムがない。残機制で一度死んだら終了ではない。

 このゲームには使い切りの回復アイテムとかはない。代わりにハーブとルーンというのがある。使ってもなくならず、クールタイムが明ければまた使うことができる。これもよいテンポを生み出している要素の一つだろう。
 一般にローグライクというと前述したように一度死んだら最初からやり直しというものも多いが、このゲームは残機制になっており、死んでも何度か生き返ることができる。自分のようなへたくそにはこれもありがたい。もちろん、上級者向けには一度死んだら終わりのモードも用意されている。

でも、勝てない

 と、いうように、かなり遊びやすい要素がそろっているこのゲームだが、まあ全然勝てない。もう30回ぐらいはプレイしてると思うのだが、ラスボスを倒すどころか、中ボスらしきのに勝ったのも一度だけだ。そもそもローグライクは難易度が高く、死にながら覚えてうまくなっていくゲームだが、同じ死に方ばかりしている。逃げるのが遅れて囲まれて死、むきになって強敵に突っ張って死、というのの繰りかえしだ。でもそれが楽しい。学習能力に乏しい自分だが、それでも少しづつ要領を得て先に進めるようになってきた。飽きるのはまだまだ先になりそうだ。

 


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