見出し画像

aiko / カブトムシ 歌詞解説!

こちらは前回の続きです。
まだ読んでいない方はそちらからどうぞ!
歌詞解説だけ見たい方は前回のは読まなくても大丈夫です!

どうも、ゆうりぬんです!

今日は前回書いていた通り、aikoのカブトムシの歌詞解説をやっていきます!
この歌詞解説は僕なりの解釈で書くので、
それはちゃうやろ!って思っても勘弁してください🙏

では、行ってみましょう!

aiko / カブトムシ
作詞 : aiko
作曲 : aiko

悩んでる身体が熱くて
指先は凍える程冷たい
「どうした はやく言ってしまえ」
そう 言われてもあたしは弱い

まず

“悩んでる身体が熱くて指先は凍える程冷たい”

この冒頭部分で季節背景が冬であることが分かりますね。
カブトムシは夏の虫ですがaikoのカブトムシは冬の曲だったんですね!

「どうした 早く言ってしまえ」とは
何を言ってしまいたいのでしょうか?
“そう 言われてもあたしは弱い”
とあることから
相手との関係を崩したくないように聞こえます。
“指先は凍える程冷たい”
と主人公は感じているので
メールかなんか打ってるのかな〜と想像が膨らみます。
告白かな?とも思ったのですが
恐らくこれは、別れたくないけど別れなくてはいけない、という状況なのかな?と
僕は捉えました。
その方が後々、辻褄が合うんです。

あなたが死んでしまって
あたしもどんどん年老いて
想像つかないくらいよ
そう 今が何より大切で…

これは2人の将来像ですかね。
あなたが死んでしまっておばあちゃんになったあたしなんて想像出来ないくらい今に夢中なんでしょうね!
ですが、“今が何より大切で…”
この“…”に切なさがあります。
このパートを見るとやはり2人は付き合っている様に思います。

スピード落としたメリーゴーランド
白馬のたてがみが揺れる

こちらは誰だか忘れましたけど誰かの考察で見たのですが
カブトムシ(あたし)が止まり木(あなた)に止まったことを表している
と書いてあった様な気がします。
僕では到底思い浮かびませんでした(°°)
恐るべしaiko節。。

これを僕なりの解釈で捉えたら
メリーゴーランドのように流れて行く季節の中
自分たちの時間だけが動いてるような
メリーゴーランドの白馬のたてがみが揺れるなんて有り得ないことが起きた
あたし達が出逢えた奇跡!!!
という風に感じました。
白馬にはきっと王子様(あなた)が乗っていることでしょう。

少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし

“少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ”
から
2人は座っていて
あたしがあなたの肩に頭を置いて寄り添っている風景が浮かびました。
その時に香ってきたあなたの甘い匂いに誘われたあたしはまさしくかぶとむしということですかね。
ここの歌詞では「カブトムシ」とカタカナではなく、ひらがなで「かぶとむし」と表記されています。
あなたといる時間は柔らかなイメージですが
あなたに別れを告げようとしている現在は堅いイメージだということで題名はカタカナなのかもしれません。

流れ星ながれる 苦しうれし胸の痛み
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう

カブトムシは夜行性だという特徴から
夜を表す“流れ星”というワードが使われていますね。
出来ることならまだ一緒に居たい
という思いを流れ星に込めているように感じます。
それを願う時に思い出した苦しい思い出も嬉しい思い出も思い出すだけでドキドキするし悲しくもなって胸が痛いのだと思います。

これらを踏まえて、
“生涯忘れることはないでしょう”
これが2回続きます。
それほど強く思っているのでしょう。
2回続けて言っていることから
思いの強さも感じ取れますが、
別れるということは次の恋に進むということですので
これを忘れてはいけないと自分に言い聞かせてるようにも捉えることができますね。
それを知っているのはaiko本人だけです。
ここで1番は終了です。

鼻先をくすぐる春
リンと立つのは空の青い夏
袖を風が過ぎるは秋中
そう 気が付けば真横を通る冬

あなたと出逢ってから四季がはあっという間に過ぎ去って行く、あなたといた時間がとても短く感じる
ということを表しているんだと感じました。
いちいちワードセンスがオシャレですね〜。
こんなリリシズムが溢れ出ているアーティストはなかなかいません。

強い悲しいこと全部
心に残ってしまうとしたら
それもあなたと過ごしたしるし
そう 幸せに思えるだろう

あなたと過ごす楽しい思い出は言わずもがな、
悲しいことも全てがあなたとの思い出となることが何よりの幸せ。
とにかくあたしはあなたと居ることが何よりも大切なんだと歌っていますね。

息を止めて見つめる先には長いまつげが揺れてる

今度はたてがみでは無くまつげが揺れていますね。
止まり木に止まったカブトムシが蜜を吸う瞬間なんだそうです。
僕の解釈では
白馬のたてがみが揺れるなんて有り得ないと思っていたけど
見つめている先にはあなたの長いまつげが揺れてる。
これは現実なんだ!
と感じました。

少し癖のあるあなたの声 耳を傾け
深い安らぎ酔いしれるあたしはかぶとむし

“少し癖のあるあなたの声 耳を傾け”
から今度は胸に寄り添っている風景が浮かびました。
そこに深い安らぎを感じ取るあたしはまさしくかぶとむし。
サビでは常にあなたに寄り添っているあたしは
まさしくかぶとむしの様ですね。

琥珀の弓張り月 息切れすら覚える鼓動
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう

再び夜を表すワードとして“弓張り月”が出てきましたね。
こちらも夜行性というカブトムシの特徴を捉えて上手く表現しています。
先程までは息を止めて見つめていたのに今度は寄り添って息切れするほど鼓動が速くなっています。
どんどんあたしとあなたとの距離が縮まっていますね。

そしてこの思い出をまた
“生涯忘れることはないでしょう”
ということですね。

ここで曲は終了です。
これ解説というか考察ですね。
考察を書いていて思ったのですが最初以外すべてあなたとの思い出を綴っていますね。
それほどあたしにとって深い深い思い出なんですね〜。
まさしく大恋愛です。

初めは「どうした はやく言ってしまえ」と悩んでいましたが、
“生涯忘れることはないでしょう”で決意をしたように感じました。
この“カブトムシ”は失恋ソングではなく何か決意を固めたような楽曲なんだと解釈しました。

歌詞だけでもこんなに凄いのに歌い方にも切なさや思いが詰まっていて素晴らしいのですが
到底文字では伝えきれません。
なので、

聴いてください。

歌詞考察は以上で終わります!
かなり長くなってしまいましたね(^^;

カブトムシの魅力、aikoの魅力
伝わりましたでしょうか??
これでaikoジャンキーが増えたり、この記事をaikoを聴く入口として頂けるなら僕としては最高に嬉しいです。
まずこの記事を読破した人が存在するのか。。
読んでくれていると信じます!!!

それでは長くなってしまったのでそろそろ終わりたいと思います。
長い間お付き合いありがとうございました!

少しでもいいなと思ってくれたら
♡押したりフォローしていただけたらシアワセです!
♡とフォロー押したらランダムでメッセージが出ます!

それではまた次回のゆうりぬんのnoteでお会いしましょう!

以上、カタルドチビゆうりぬんでした

ばいばーーい🐝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?