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突然やってきた、赤い鍋。〜私も料理をやってみようかな、と思ったきっかけその2〜

12ほど前、結婚のお祝いに鍋をいただきました。
料理をしない私(当時)に。
突然、ストウブのピコラウンドココット20cm グレナディンレッドを。

贈ってくれたのは、先日のホームパーティーの参加者の1人でもあり、当時クックパッド編集長として話題の人だった小竹貴子さん。

数年後にストウブにハマり、それなりのストウブコレクターになる私ですが、当時の私は「ストウブ?なにそれ?」程度の知識です。

<photo:1stストウブから着々と増えていった、我が家のストウブコレクション>

「我が家は1日3食外食です」宣言していましたから、しばらく使うことなく、半年ほどその鍋は日の目を見ずに戸棚にしまわれたままでした。

その後、あのホームパーティーがあり、
そしてまた変なところで出るA型の生真面目さ(頂いた鍋を使っていない罪悪感)もあり、

重い腰を上げて、この鍋で肉じゃがをつくってみました。

肉じゃがは、中学時代の夕食担当でよく作った料理です。
つくり方はよくわかっていました。
食材と調味料を買い揃え、お馴染みの肉じゃがを作りました。

結果…美味しい…!
馴染みの、と思っていた肉じゃがより、全然美味しい!
味の染み込み方、じゃがいものほくほく感、なにこれ、美味しい!

ごはんもすすみ、旦那さんも美味しいって食べてくれる。
「知らなかったけど、料理上手じゃん!」って褒めてくれる。
食べてくれたり褒めてくれるのも嬉しいけど、自分自身の食後の心が満たされるし、満足感もハンパない…。

私の料理の腕自体は何も変わってないのにね。
食材も近所のスーパーで買ったし、特別なものでもないのにね。
鍋一つでこんなに料理って美味しくなるんだ。

…ん?
てことは、料理道具、全部変えてみたらもっと美味しくなるんじゃない?

そうだった、私は何でも形から入る人だった。
料理も形から入って良いんじゃない?

そして料理道具の沼に入り、

できあがりの料理をもっと見栄え良くしたいなあ。
うつわが素敵だと、お店みたいでテンション上がるなあ。

で、うつわの沼に入り、

みりん変えただけで、料理ウマっ!
調味料変えただけでこんなに美味しくなるなら、調味料変えてみよう。

で、調味料の沼に入り、

だしを変えただけで料理ウマっ!
だしをきちんと知ると、味の組み立て方が理解できるな・・・

で、だしの沼に入り、、、現在に至ります。

私の料理の腕はたいして変わっていないのにね。
いや、モノをきっかけに料理の回数は増えているから、だんだんと上達しているのかも知れない。

かくして、「赤い鍋との出会い」は、私と料理の記念すべき出会いとなり、さまざまな沼に足を突っ込む記念すべき出会いともなったのです。

<photo:これはストウブではなく、土鍋でつくった肉じゃが。肉じゃが、あまりつくらないのだけど、上手に作れると幸せ感が半端ない…何故?> 

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