もう安心!仕事起因のうつで悩んでる人へ!脱出する4つのステップ♪
はじめに
こんにちは^^
この度は無料noteをご閲覧いただきありがとうございます!
このnoteでは今現在うつで悩んでいる方へ向けて、うつ脱出方法を僕の実体験をベースに4つのステップに分けてお伝えしたいと思います!
このnoteをうつを脱出するまでの設計図だと思っていただき、自分が今どのような状態にいるのか、この状態ではどうするのが良いかを定期的に確認する為に使ってほしいと思います!
僕がうつになった経緯
(長文が苦手な方はステップ1にお進みください)
うつになる原因は人それぞれ色々なものがあると思いますが、僕がうつになった主な原因は「職場の人間関係と苦手な業務」でした。
もともと人見知りで内気な性格なので、人と仲良くなるのに時間がかかるタイプなのですが、好奇心旺盛で色々なことにチャレンジしたい、いわゆるHSS型HSPの気質があり、バンドや居酒屋のホールスタッフをやったり、うつを患ってから3年後ではありますがホスト(3ヶ月で飛ぶ)も経験しました。
僕が社会人になり勤めた職場は全国展開をしている某楽器屋さんのショップ店員です。つまり接客業でした。
学生時代の僕は、特に何も考えず気がついたら成人していましたが、大学2年生の終わり頃から「たくさん失敗しよう」をテーマに色々なことに挑戦し、卒業する頃には謎の自信を手にしていました。
社会人としての初めての職場
大学を卒業し1ヶ月弱で楽器屋さんのスタッフとしての仕事がスタートしました。
謎の自信を手にしていた僕は、人見知りも克服しており「売上を上げまくってやる」と鼻息荒く仕事に取り組みました。
2週間で折れた心・・・
最初の5日間は順調で3日目には店に売れ残っていた機材を販売するなど売上も作ることが出来ました。
しかし、根本は苦手な接客業。
徐々に心は疲弊していき翌週には疲れ果ててしまっていました。
さらに追い討ちを掛けたのは人間関係。
もともとは生真面目なのですが、学生気分が抜けずバンドや居酒屋で働いていたこともあり、かなり軽いノリで仕事をしていました。
当然のように、働き始めて1週間後には職場で浮き始めました。
HSPの気質があり感受性が強く繊細な僕は、苦手な接客業と誰も味方がいなくなったこの職場で孤独を感じ、心がポキッと折れてしまいました。
それでも続けたこの仕事
結局この状態で2年間仕事を続けてしまったのですが、その理由は負けず嫌いだったことと、石の上にも3年という言葉があったからでした。
努力すればなんでも出来ると思っていた僕は、メンタルが壊れ始めた状態でも商品の勉強をしたり接客の勉強をしたりと生真面目な性格を遺憾無く発揮しました。
しかし、根本的に苦手なことはなかなか身に付かず、勉強したことを接客に活かせなかったり等自分を責めることが増えていき、結果メンタルの崩壊は加速していきました。
夜は眠れず仕事中は手が震える
ギリギリの状態で仕事を続けてましたが、2ヶ月も経たない内にうつ症状は始まっていました。
もともと寝つきが良い方ではなかったですが、ベッドに入ってから4時間以上は寝れずに朝6時にようやく寝れたり、結局寝ずに仕事に行くこともよくありました。
その結果ストレス過多でフラフラの状態で仕事をし、レジ操作をするだけでも手が震えるほどになってしまいました。
自分がうつだと認めたくなかった…
仕事を始めて3ヶ月が経った頃には薄々自分がうつだと分かってました。
しかし、負けず嫌いだった僕は自分がうつだと認めたくなく、気合と根性で絶対にうつに勝ってやる。仕事も絶対に続けて成果を上げてやると思ってました。
働き始めて半年で1度目の限界
今思えば限界はとうに越えていましたが、気合が足りないんだと歯を食いしばって働き続けました。
半年働き続けてましたが限界は越えており、仕事で精一杯でプライベートもまったく充実しておらず、友達からの誘いも断っていました。
この頃ようやくこれはヤバいかもしれないと思い始め、精神科に相談する事を決心しました。
職場のバックルームで精神科に電話をしたのを今でも覚えてます。
予約がなかなか取れない所でしたが、タイミング良く2週間後の診察が決まりました。
そして診察当日になり診察を受けたのですが、当時強がりだった僕はうつに関わりそうな症状については誤魔化し、とにかく睡眠に困っていることを相談しました。
もちろんそこではうつとは診断されず、ベルソムラという睡眠導入剤を処方してもらいました。
睡眠薬を飲みながらの仕事でしたが、睡眠が改善されるだけでも少し良くなり、翌月には売上200万円を達成し成果も順調に上げていけると思っていました。
上がらない成果と落ち続けたメンタル
その後も睡眠薬で騙し騙し働いてましたが、しんどい状態であることは変わりなく、メンタルはもうボロボロでした。
精神的にいっぱいいっぱいの状態で仕事をしていると、やはりお客さんにもそれが伝わってしまうので、10月の売上200万円を最後に売上は下がり続けていきました。
そのことも相まって僕のメンタルも落ち続けていきました。
月日は流れ仕事を始めて1年が経った頃。
僕は仕事を辞めたい気持ちでいっぱいでした。
しかし、3年は続けるぞと意地を張っていたため、退職は切り出さずにいました。
売上をあげたいと良く口にしていた為、志半ばで言いづらかったというのもあります。
それから半年間、仕事を辞めたいと思いながらも働き続けました。
2度目の限界とうつの診断
精神的に苦しい状態で働き続けて1年半が経つ頃には、この精神状態が当たり前になっており、プライベートでも笑うことがほとんどありませんでした。
仕事はもちろんうまくいっておらず、低空飛行の日々が続いていました。
また、電車に乗ったはいいものの、職場の最寄り駅まで行くことが出来ず途中の駅で降りて当日欠勤することもありました。
そこでようやく気づきました。
「これは限界だ…」と
数日後、なかなか言い出しづらかったのですが、上司に退職したい旨を伝えました。
そこでは辞められず、その後半年ほど働くことになるのですが、この仕事を辞められるんだと思うと心が少し楽になりました。
また、途中で行くことを辞めてしまった精神科に通うことも決めました。
今度は正直に診察してもらおうとも思いました。
そして、診察してもらいうつと診断されました。
この時、自分はうつなんだとはっきり分かったことで、様々なことが府に落ちスッキリした気分になりました。
そして退職へ
上司に退職の旨を伝えた2ヶ月後に再度退職したいと伝えました。
そこでようやく退職することが決まりました。
退職が決まりもう頑張らなくても良いんだと思ってから、肩の力がスッと抜けて今までよりも楽な気持ちで仕事に行けるようになりました。
この経験がのちの仕事はサボっていいんだという思考の原点になります。
そして、精神科に通いながら、臨床心理士のカウンセリングを受けながら、約2年間続けた仕事を退職し、その後しばらくは仕事をせず家に引きこもりました。
あれから2年経ちましたが、今ではうつと向き合いながら個人事業主として気楽に仕事をしています。
かなり長くなってしまい、また暗い話にもなってしまいましたが、これらが僕がうつになった経緯です。
次のタイトルからステップごとにうつから脱出する方法をまとめましたので、是非ご覧ください^^
ステップ1 仕事を休むor辞める
決して無理をして働かない
うつを患っている方の多くは責任感が強く真面目です。
そして真面目が故に頑張りすぎてしまい、限界を超えてしまうのだと思います。
うつを患っている中で仕事を続けてしまうと、すでに限界を超えているところに強い負荷がかかるので、最悪のケースを考えてしまう可能性が高くなりますし、うつが回復するのにもかなりの時間が必要になってしまいます。
なので、本当に休みを取ることを優先して考えてください。
会社の休み方
休みを取る流れですが、まずはメンタルクリニックに行き適切な診察を受けてください。
自分の今の症状と仕事に支障が出ている旨を伝えます。
そこでうつと診断されたら、うつの診断書を出してもらいましょう。
診断書は会社の休職制度を利用する際に必要になるので必ずもらいましょう。
次に上司や人事部に休職制度を利用したい旨を伝えます。
会社の休職制度については確認しておきたいポイントがいくつかございます。
・休職できる期間
休職できる期間に関しては会社によりけりです。
メンタルクリニックでもらう診断書には、「この期間休みが必要です」といった記載があるのですが、会社によってはその通りに休む事ができないので注意しましょう。
・給料
休職期間中に給料が支払われるかも会社によって異なります。
基本的には今までもらっていた金額の満額をもらえることはなく、そのうちの何割かになります。
こちらも生活に関わることなので確認しておきましょう。
休職手続きをする
会社の休職制度について確認が出来たら、休職手続きに必要な書類をもらいます。
書類をもらい次第、必要項目を記入し提出します。
また、休職中に十分な給料がもらえず、かつ仕事を休むと生活が困窮してしまう方には、休職中にも使える公的給付金制度もあるのでそちらはステップ2で詳しく説明します。
会社を辞める
ここまでは会社の休み方を説明しましたが、うつの原因が会社の環境であれば、職場復帰してもやはり再発リスクが高いです。
自分に合う職場に出会えれば、今までの苦しみが嘘のようになくなり、水を得た魚のように楽しく働けます。
僕自身、うつが良くなった要因の大半が仕事を辞めた事でした。
自分に合う仕事を見つけて伸び伸び働いて欲しいのが個人的な願いです。
会社は辞めたいけど上司に言う勇気が出ないという方は、退職代行といったサービスもあります。
退職代行を利用する場合は、退職代行ガーディアンがおすすめです。
ガーディアンは即日対応が可能なので、依頼をすれば当日からでも会社に行かずに済みます。また、退職は◯ヶ月前の申告が必要と言われていても、法的に対応し、これらの交渉も全てガーディアンが請け負ってくれます。
昨今このようなサービスが増えている反面、会社によっては違法退職代行対策が進んでいます。
下手な業者に依頼してしまうと交渉すらしてもらえずトラブルになり、損害賠償や懲戒解雇にされるケースもあります。
ガーディアンはこのようなケースでも問題なく対応出来ますので、すぐに確実に辞められるという点でおすすめです。是非活用してみてください。
ステップ2 給付金制度を利用する
最低限の生活でもまずは仕事を休むor辞める
うつを患うと仕事に行くだけでも精神を消耗しますが、働かないと生活が出来ず、休めなかったり辞められない方もいらっしゃると思います。
ですが、日本ではうつが原因で働けなくなっても生活が出来るように給付金の制度があります。
それを使わない手はありません。
出来るだけ早く社会復帰できるように、働くことを一旦止めて治療に専念しましょう。
〜生活保護〜
仕事が原因でうつを患ってしまった方で、かつ生活が困窮してしまう方におすすめなのが生活保護です。(公的サービスは皆さんの権利ですので気負わず積極的に活用しましょう)
生活保護で受けられる費用の種類
・日常生活に必要な費用
・賃貸住宅の家賃
・メンタルクリニックに通う費用 など
上記以外にも様々な費用を受け取る事が出来ます。
生活保護を受ける条件
生活保護を受けるにはいくつか条件があります。
・貯金や土地などの資産を持っていない事
・病気や怪我などの理由で働く事が出来ない事
・他に利用できる公的制度がない事
・親族などから経済的な支援を受ける事が出来ない事
生活保護を受けるメリット
生活保護を受けるメリットは、お金の面での心配が減り、うつの治療に専念できる事です。
うつの治療はどうしても時間がかかるので、働きながらだとなかなか治りにくかったり、すぐ再発してしまったりします。
生活保護を受ければゆっくり時間をかけて治療できますし、今後皆さんが楽しく働ける為の心の土台がしっかり作れます。
生活保護の申請方法
生活保護を申請出来る場所は主に下記の2つです。
・お住まいの地域の福祉事務所
・お住まいの地域の役所
どちらかのホームページに生活保護の申請方法の記載があると思いますので、そちらを参考に相談してみてください。
生活保護申請の主な流れは以下の通りです。
①お住まいの福祉事務所or役所に相談
↓
②生活保護の申請
(うつの診断書の確認や預貯金・保険・不動産等の調査などが行われます)
↓
③生活保護受給の開始
〜傷病手当金〜
うつで申請出来る給付金で傷病手当金もおすすめです。
傷病手当金は病気や怪我で働けなくなり、十分な報酬が受けられなくなった時に利用できる制度です。
それぞれが加入している健康保険から支払われ、支給期間は最大で1年半になります。
(フリーランスの方などが加入する国民健康保険は、対象外なので生活保護がおすすめです)
傷病手当金を受け取る条件
傷病手当金を受け取るにはいくつか条件があるので、それらを見ていきましょう。
①うつ病の原因が、仕事「以外」の事由であること
傷病手当金を受け取るには怪我や病気の理由が業務外である必要があります。理由が業務内である場合は労災に当たるので受け取る事が出来ません。
しかし、うつの原因も様々あるので、メンタルクリニックで診察を受けた際に医師に相談してみましょう。
②うつの治療の為に仕事が継続出来ないこと
医師の診断や仕事内容から、仕事が継続出来ないと客観的に判断されたら手当てを受けれます。
③3日連続の休みを含む、4日以上仕事が出来なかったこと
療養のために会社を休んだ日が3日連続してあったうえ、4日目以降の休んだ日に対して手当てが受けれます。
この3日連続休みのことを「待機」と言い、その待機が飛び飛びの休みであると手当てが受けれません。
④休んでいる期間に給料が支払われてないこと
休職中に会社から給料が支払われていると手当てが受けれません。
しかし、支払われる給料が傷病手当金よりも低ければ、手当てを受ける事が出来ます。
傷病手当金で受け取れる金額
傷病手当金で受け取れる金額は、支給開始日の以前12か月間の各標準報酬月額を平均した額を30日で割った金額の2/3になります。
なので大体「月収の約2/3」を受け取る事が出来ます。
しかし、住民税や社会保険料などは手当金の中から支払う必要があります。
傷病手当金を受けるメリット
傷病手当金を受けるメリットは、生活保護を受けるのと同じく治療に専念出来ることです。
やはり働きながらの治療ですと、より時間がかかってしまうので積極的に活用したいです。
傷病手当金を受けるデメリット
傷病手当金のデメリットは事後手続きになることです。
例えば、1/1〜1/31の分を申請するには2/1以降に申請が可能になります。
会社などに申請書を書いてもらえるのも、上記の例で言うと2/1以降になるので休職が始まるタイミングで申請出来ないのがデメリットです。
傷病手当金の申請方法
①会社を休職後、傷病手当金支給申請書を準備する
傷病手当金を申請する場合に必要な書類です。
傷病手当金支給申請書は下記の4枚1組になります。
・被保険者記入用:2枚
・事業主記入用(会社が記入する):1枚
・療養担当者記入用(医師が記入する):1枚
②事業主記入用を会社に記入してもらう
休職期間中に給与が支払われていなかったことを証明してもらうものになります。
③療養担当者記入用を通院しているクリニックの医師に記入してもらう
休職期間中に働ける状態ではなかったことを証明してもらうものになります。
記入が完了するまでに時間がかかる場合があるので早めの依頼が必要です。
④被保険者記入用を記入する
自身で記入するものになります。
そこまで難しくないので書いてみましょう。
⑤傷病手当金の申請をする
書類が揃い次第、申請をしましょう。
一般的には会社が申請しますが、時間がかかってしまうので自身が直接郵送するのが良いでしょう。
以上がステップ2の給付金制度についてでした。
次のステップではうつを具体的に抜けるステップになります。
ステップ3 精神療養をする
ここまでのステップではうつ抜けする為の土台作りについて説明してきました。
うつを改善するには、会社を休むor辞めてメンタルクリニックで薬物療養をする事が大切です。
しかし、それだけではうつから抜け出す事は難しいです。
なぜなら、それだけでは根本の深いところの治療が出来ないからです。
根本からうつを脱するには精神療養が何より大切です。
精神面からアプローチをする事で、うつを再発しにくくなり人生を豊かに出来るようになります。
精神療養では外的に治療をする事が難しく、自分の心を変えていく必要があります。
では、どうすれば精神療養をする事が出来るかを見ていきましょう。
心の深い休息を取る
うつを治すには段階を踏んでいく必要があります。
その第一段階が「心の深い休息」です
心を深いところまで癒すには少し休むだけでは難しいです。
1ヶ月間は何もせずたくさん寝てしっかり休む必要があります。
重度のうつ状態では、何も意欲が起きず、魂が抜けてまさにもぬけの殻状態になってしまいますが、1ヶ月ほどの深い休息を取ると徐々に「〇〇したい」などの意欲が湧いてきます。
まずは仕事を休んで、1ヶ月間は何もせず心の深い休息を取りましょう。
苦しくて仕方がない時は・・・
うつを患うと、どうしようもない苦しさに蝕まれて、自殺願望のようの物も思い浮かぶと思います。
僕の場合は死んだら楽になるな〜といった軽めの自殺願望でした。特に心の深い休息が取れるまではこういった感情がどうしても湧いてしまいます。
そんな時はカウンセリングを利用するのがおすすめです。
僕も苦しくて仕方がない時はカウンセリングを利用していました。
カウンセリングのメリットは心がスーッと軽くなるところです。
誰にも相談出来なかった事をカウンセラー主導で話す事で、心のつっかえが取れて、終わった後は「なんてちっぽけな事で悩んでいたんだろう」と楽な気持ちになれます。
そんな中でおすすめなのがオンラインカウンセリングUnlaceです。
Unlaceは顔出し・通院不要で24時間365日すぐに相談ができるオンラインカウンセリングサービスです。
カウンセラーも運営による審査を通過した国家資格や権威性のある民間資格を保有した者のみとなっており、カウンセリングの質も高いです。
Unlaceのメリット
Unlaceのメリットは辛い時にすぐカウンセリングを受けられるところです。
心の苦しさは今すぐ解消したいものですが、通常のカウンセリングでは予約が取りづらかったり、診療所に行かないと行けなかったりと、解消できるまでに時間がかかります。
Unlaceはその点を解消し今悩んでいることを今解決できます。
一時的な心の苦しさを解消するにはもってこいのサービスです。
Unlaceのデメリット
Unlaceのデメリットは少し価格が高い点です。
Unlaceの利用料は2週間相談し放題のプランで定額¥8,800で、マッサージ店や美容室などの一般的に認知されているサービスに比べると少し割高に感じます。
しかし、普通のカウンセリングサービスを利用すると、相談出来るまで時間がかかる上に、1回あたり¥10,000前後かかってきますので、カウンセリングサービスの中では割安になります。
ですので、本当に苦しくて仕方がない時にだけ利用するのがおすすめです。
現在HPにて、無料で自分の不安度を診断出来ますので是非試してみてください。
生き方の認知を変える
「生き方の認知を変える」は精神療養の第二段階になります。
うつになりやすい人はどうしてもうつになりやすい考え方を持っています。
例えば、人前では明るく笑顔で振る舞わないといけないと思っていたり、何事も100%の力で取り組んで全力で頑張らないといけないと思っていたりなど。
僕の場合はいわゆる陽キャというものを羨ましく思い、誰とでも仲良くしようとし、仕事も完璧にこなすエリートを目指した結果うつになりました。
このようにうつになりやすい人はうつになりやすい考え方で生きています。
では、どうすれば生き方の認知を変えられるのでしょうか。
ありのままの自分を受け入れる
うつになりやすい人はもしかするとありのままの自分が好きになれない人が多いかもしれません。
自分にないものを憧れ、本来の自分を否定し別の自分を演じていた人も多いかと思います。
しかし、ないものねだりは段々と心を苦しくしていきます。
僕自身も本来の自分を否定して、新しい自分を作りあげ苦しくなりました。
これは人との比較・嫉妬・周りの目などからきていたのかもしれません。
今現在はありのままの自分を受け入れて、「これは好き」「これはやりたくない」「これは参加したい」「この人には会いたくない」など、自分の本心に耳を傾けるようになり、精神的に楽に生きれるようになりました。
自分の心の中に嫌な自分が現れたとしても、ありのままの自分でも良いんだと受け入れる回数が増えていけば、少しずつ楽になっていきますよ。
自分のペースを認識する
人にはそれぞれ自分のペースがあります。
しかし、うつになりやすい人はつい他人のペースと自分を比べてしまい、もっとやらなきゃと焦ってしまいます。
それが無理のない範囲でしたら良いのですが、うつになりやすい人は真面目で頑張り屋な人が多いので、自分の限界を超えてもなおやろうとしてしまいます。
その結果、心が苦しくなってしまいます。
自分のペースを認識するには、自分の心がどう感じているかを意識しておく事が大事です。
この作業をこのスピードでやった時どう感じるのか。この時間やった時どう感じるのか。あの人と同じ作業量をやった時どう感じるのかなど。
もし心が苦しく感じるのならそこまでが自分のペースです。
人は人。自分は自分。人と比べず自分のペースを守っていきましょう。
自分の苦手を知る
うつになりやすい人は頑張り屋が多いです。
それ故、苦手な事でも頑張ってしまいます。
僕自身も苦手な接客業をひたすら頑張りうつになりました。
今ではうつも寛解し心健やかに仕事もしていますが、それは苦手なことをしないと決心したからです。うつになりやすい人は自分の得意不得意を把握できていない可能性があります。
まずは自分が嫌だと思うことを感じ取れるようになり、それを避けて人生を歩んでいくとうつになりにくくなりますよ。
いい加減は良い加減
うつになる時は心の限界を超えている状態を続けてしまっている時です。
立ち止まり休む事が出来たら、うつになる可能性をかなり下げれていたと思います。
しかし、休む事が苦手という事もうつになりやすい人の特徴です。
無理して頑張ってしまうのでうつになってしまうのです。
なので、普段から無理せずいい加減に生きることを意識していけば、うつになりにくい生き方ができると思います。
いい加減に生きると聞くと良い意味で聞こえないかもしれません。
しかし、良い加減と聞くと良い意味に聞こえないでしょうか?
良い加減=良いバランスと言い換える事も出来ます。
普段から良い加減に生きる事でうつになりにくくなりますよ。
精神療養は「心の深い休息」と「生き方の認知を変える」事がメインです。
休みながら考え方をゆっくり変えていく事で、うつになりにくい心を手に入れる事が出来ます。
しかし、精神療養はとにかく時間がかかります。
考え方はそう簡単には変わらないからです。
また、ある程度社会とも関わりながら、実践を通じて生き方を変えていく必要があります。
次のステップでは、うつと向き合いながらどう仕事をスタートしていけば良いかを解説しています。
では、ステップ4を見ていきましょう。
ステップ4 仕事復帰を目指す
うつから脱するには仕事を休んでゆっくり過ごす事が何より大切です。
しかし、経済面から見ても仕事はいずれ始める必要はあります。
一生働かないという訳にはなかなかいきません。
ではどのタイミングで仕事に復帰するのが良いのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
まず仕事復帰は焦らない事が大事
1ヶ月もの間仕事をしていない期間があると、仕事をしなきゃと焦ったり、休職している方は休職期間の終わりが近づき、仕事の事で頭がいっぱいになるかと思います。
この時に大切なのが自分がどう感じているかです。
もし、仕事の事を考えるだけで緊張してしまい、憂鬱な気分になってしまうのでしたら、まだ仕事復帰するには時期尚早です。
仕事に対しても「少し働いてみたいかも」くらいのちょっとした意欲が湧いてくるまでは、休職を1ヶ月延長するなどまだ心を休めた方が良いです。
自分の好きなように過ごして、焦らずじっくり仕事復帰を目指しましょう。
仕事復帰の目安
仕事復帰の目安ですが、まずうつを患ってから1〜3ヶ月の休養が必要と言われています。ですので、必ず1ヶ月は何もせずゆっくり過ごしてほしいです。
1ヶ月の休養が終わる頃に自分の心に仕事を始めたいか聞いてみてください。
出来そうなら復帰し、無理そうならもう1ヶ月休養を延ばしましょう。
そして、2ヶ月目の休養が終わる頃に同じことを自分に尋ねてください。
もちろん、社会復帰までに必要な休養期間には個人差があります。
3ヶ月休養しても苦しい場合は引き続き心の深い休息を取っていきましょう。
うつ治療は自分の心との対話が大切です。
1〜3ヶ月の休養期間はあくまで平均の値なので、参考程度に無理のない選択をしましょう。
仕事復帰への考え方
仕事復帰への考え方でとても大切なのが、「無理せずゆっくり」という考えです。
うつが治っていない状態で仕事をしても、うつになる以前のペースにはまだまだ戻りません。
以前のペースに戻るまで、こちらも大体1〜3ヶ月かかると言われています。
復職しても時短勤務や軽い仕事をやらしてもらうなど、心を慣らしていく必要があります。
それでも仕事を復帰してすぐに苦しくなってしまう場合は、部署移動や転職も考えなくてはなりません。
自分がどう感じるのか意識して大丈夫なら引き続き仕事をする。苦しいなら早めに対応するようにしましょう。
また、うつから仕事復帰は新しい人生のスタートでもあります。
ステップ3の考え方を参考に、生き方・働き方も変えていきましょう。
心の安定期
仕事復帰してから最初の1〜3ヶ月は時短勤務や軽い仕事をやらしてもらうと説明しました。
3ヶ月経ち、もし心が苦しく感じなければ心の安定期に入れたかもしれません。
仕事のペースを戻して通常の勤務時間にしても問題なく働けるようになるタイミングです。
しかし、ゆっくり焦らずが大切です。
数ヶ月の中長期目線で、苦しくなったら一度立ち止まり無理せずマイペースに働きましょう。
そして寛解へ
心の安定期から数ヶ月が経つ頃、時には苦しくなる事もあると思います。
その間も無理せず自分のペースで生きていく事ができ、心も比較的早く回復するようでしたら、それは寛解の状態になったかもしれません。
うつの治療では「治りました」というタイミングは無く、自然と症状がなくなります。
心の状態は正確に測れないからです。
僕自身が寛解してると感じる点は、心の状態が可もなく不可もないと感じる状態が多い点です。
もし、生きてるだけで心が苦しく感じなかったり、とりあえず適度に頑張ろうと思えるようでしたら、それは寛解と言って良いと思います。
うつの主な原因は頑張りすぎです。
また、うつの治療期間は平均的に3ヶ月から1年くらいと言われています。
寛解する頃には考え方・生き方が変わり、新しい自分に生まれ変わっていると思います。
僕自身、うつを患って考えが変わり、自分がどうしたいかを感じる目を養う事が出来るようになりました。
そのような意味ではうつを患ってよかったなと思っています。
ここまで読んでくださったあなたにも、無理のない自分らしい人生を歩んでほしいと思います。
おわりに
僕がこのnoteで最も伝えたいことは、ステップ3の「生き方の認知を変える」という部分です。
うつを患ったということは、誤解を恐れず言えば「今までの生き方が間違っていた」ということになります。
うつを患ってからの人生では、ありのままの自分を受け入れて無理せず気楽に生きる事が大切です。
自分の過ごしやすい生き方で新しい人生をスタートしてみてください^^