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魂との約束~レコーディングへの道①


私は音楽界での教師という経験を積み、また歌唱において数々の実績と経験を持っています。
音楽大学時代は声楽専攻でしたが、今はジャンルにこだわらず感情表現を描写する歌を歌っています。

年齢と共に私と音楽との関係は、深く濃厚になっていき、
2枚目のCD制作の準備段階で、長年追い求めていた愛の源泉を感じることができました。

今回のCDは私にとっていかに貴重で意味があり、人生の集大成となるものと確信し、2023年7月のレコーディングまでのストーリーを書き留めることにしました。


高橋晴美先生との出会い

2008年11月28日(火)に開催された
『ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート』の練習で晴美先生の曲「ひとつ」「Cantare 歌よ大地に響け~」に出会い、これまで私が歌ったことのない心にダイレクトに響く曲に衝撃を受けた。

すぐに、晴美先生に連絡をして、希望に燃え、胸を躍らせてレッスンに通い始めた。

晴美先生の歌が大好きで、何としてでも先生に気に入られて、歌詞と曲が一度に浮かんでくるという曲の源泉を知りたいと思ったのだが、私の性格がこの後の悪夢を引き寄せた。


突然の破門

晴美先生に気に入られたくて、レッスンの度にきれいなお花を買って、いそいそと通っていたが、何でも思ったことを口に出してしまう私の言葉が、先生の逆鱗に触れてしまい、「私の曲を歌わないで‼」と言われてしまった。

今ならわかります!
何が良くなかったのか・・・

その時は、なぜ逆鱗に触れてしまったのか分からず呆然としました。

それ以後、晴美先生のお宅にレッスンに伺うことができなくなり、いわゆる破門になってしまいました。


レッスン再開

破門後、高橋先生作曲の大好きな曲を歌いながらも、『必ずもう一度レッスンに通いたい』という気持ちは、月日を重ねながらもフツフツと心の奥深く燃えていました。

破門から2年後のある日、友達から高橋先生の「海よりも空よりも」の楽譜が偶然届き、これが、きっかけになって、勇気を出して高橋先生に電話をしてみた。

ドキドキしながら、
「先生、お久しぶりです。覚えていらっしゃいますか?レッスンを再開したいのですが・・・」と聞いてみた。

「覚えているわよ!元気だった? 嬉しいわ いつでも、いらっしゃい」と先生からの返事に狂喜乱舞
この時の喜びは、今でも忘れられない。

先生に、破門の経緯に至った言葉を謝ったら、「あなたは正直なのよ」と言って下さった。
・・・救われた・・・

憧れのレッスン再開は、私の歌の世界が再び黄金色に輝いた瞬間だった。


歌は私の人生の師

レッスン再開で夢見心地だった私に、生まれて初めての人生の荒波が襲ってきた。

まず、担任の先生との折り合いが悪くて高校生の娘が登校拒否になった。
何とか無事に高校を卒業させて大学進学させる事を目標に息を殺して毎日を過ごしていた。

その時には、「海よりも空よりも」を涙を流しながら何度も何度も歌い、心を強く奮い立たせた。

娘は、苦しみながらも自力で第一志望の大学に見事合格することができ、1年半の辛い闘いは終わった。



「海よりも空よりも」 高橋晴美/作詞作曲

海よりも深く 
空よりも澄んだ心で
あなたを愛したい 
愛しぬきたい

どんなに辛いことも
どんなに悲しいことも
決して背を向けないで
越えてゆきたい

大きくなりたい
あなたのために
だって、あなたは神様からの
プレゼントだから

空よりも高く
海よりも広い心で
あなたを愛したい
愛しぬきたい

どんなに辛いことも
どんなに悲しいことも
決して背を向けないで
越えてゆきたい

大きくなりたい
あなたのために
だって、あなたに出会うために
生きてきたから

大きくなりたい
あなたのために
だって、あなたは神様からの
プレゼントだから


 これまでの私と音楽の歩みを振り返りながら、高橋晴美先生とのレコーディングに向けて邁進しています

 

魂との約束~レコーディングへの道②へと続く



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