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ドミニオン 攻略:引ききりとは何か?

引ききりとはデッキ内のカードが全て場か手札のどちらかにあり、山札と捨て札が0になる状態のことを指します。この引ききり状態を毎ターン維持して勝利点を集めていく戦術を引ききり戦術と呼びます。この引ききり戦術とは一体何かを詳しく見ていきます。


引ききりデッキとは?

そもそも引ききりデッキとはステロとどう違うのでしょうか?ステロは財宝主体で8金を出すのが目的のデッキでした。一方の引ききりはドロー効果をもつアクションカードを多めに入れて自分のデッキを引ききり、最低限の財宝で属州を買うことを目的とします。

引ききりデッキでは毎ターン引ききることが何よりも重要です。また引ききりはステロとは全く異なるデッキだということを覚えておいてください。ステロでは強かったカードが引ききりでは弱いどころかないほうがマシなんてことはざらにあります。

rank比較

それぞれの戦術ごとのカードtier表を比較すると違いが分かります。
例えばステロで金貨はS評価ですが、引ききりではBとあまり高くない。


引ききるためには

引ききるといっても簡単ではありません。初期デッキだけでも10枚もあるため、このままだと1ターンに10枚以上手札を増やさなくてはいけません。これでは大変です。

まず引ききるために絶対に必要なのは次の2点です。

ドローカードを沢山入れる
弱いカード(銅貨、屋敷など)を廃棄してデッキの枚数を減らす

ドローカードの枚数は勿論、銅貨屋敷を廃棄することが大切になってきます。銅貨屋敷を廃棄することで引かなければいけない枚数が減り、引ききりが容易になります。

また、鍛冶屋のように+アクションがついていないカード(ターミナルアクションと呼びます)を複数枚入れるデッキの場合、アクション権を増やすカードが必要です。こうしたカードを村系カードと呼びます。引ききりには村系カードが必要な場合が多いです。

補足:ドミニオンブログなどで村と出てきたらカード名の村だけでなく、アクションを増やすカードの総称であることが多いです。ですが本記事ではカード名と区別するためにこれを村系と呼びます。

さらにより強いデッキを作るためには、工房市場の+購入のような1ターンにカードを複数枚獲得出来るカードも必要です。

まとめると引ききりには次のような要素が必要になります。

引ききり4要素

引ききりデッキを作る前にサプライにこれらの要素があるか考えよう。
特にドローと廃棄は極めて重要だ。


引ききりデッキの構築の流れ

■序盤:廃棄をしよう

デッキを引ききるには廃棄が必須です。また廃棄は早ければ早いほど効果的です。可能な限り早く、出来れば2ターン目、遅くても4ターン目まで廃棄カードを購入しましょう。

■中盤:デッキパーツを集めよう

廃棄を進めつつ引ききるのに必要なカードを集めましょう。工房や+購入を駆使してドローカードや村系カードを集めましょう。これを引ききるまで続けます。

必要なカードを集めるだけでなく、不必要なカードを集めないことも大切です。例えば金貨などはドローにも廃棄にもアクション増加にも関与しないため、引ききるまでは不要です。こうしたカードを買わないこともより早いデッキの完成に繋がります。

終盤:引ききりを維持しつつ属州を買っていこう

引ききりが完成したら属州を買ってもいいですし、金貨などでデッキの金量を増やして属州2枚購入を狙っていも良いでしょう。

ここで重要なのは一旦引ききったことに満足せず、引ききりを維持するためにさらにデッキを強くし続ける事です。例えば金貨を1枚デッキに入れたらもう1枚分ドローできるようにしないと引ききりを維持出来ません。常に引ききりを維持するために手札にアクションカードが余るぐらいの状態にしておきましょう。

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引ききりの例。手札に鍛冶屋が余っており、
工房で追加のも獲得できるのでこの先も引ききれそうだ。


引ききりデッキの長所、短所

引ききりデッキの長所は完成したときの強さです。毎ターン安定して属州を買えるだけでなく、1ターンに2枚以上の属州を獲得することも可能です。さらに1ターンに複数のカードを獲得できるので、自分が勝っている状態では3山枯れにして勝ちを確定させることもできます。

短所はデッキの構成パーツが多いため、構築に時間がかかりがちなことです。いくら強いデッキを作ることができても、サプライに属州が残っていなければ勝つことはできません。また、デッキ内のカードの相互作用が大事なので、慣れていないと引ききること自体が難しいかもしれません。


引ききりデッキのポイント

1.引ききりに必要なカードを把握しよう
引ききりに必要なカードは廃棄、ドロー、村系、獲得です。これらのカードがないと引ききりは出来ません。サプライにあるか確認しましょう。逆に言えばこれらの役割を持たないカードは引ききるまでは不要なカードです。

また引ききりに必要なカード達をどのように取るかも考える必要があります。工房でとるのか、購入するのか、そのために必要なカードは何かを考えましょう。

2.まずは引ききりを優先しよう
引ききりデッキを組むと決めたらまずは引ききりことを目指しましょう。圧縮し、村系カードとドローカードを集めることを最優先に考えましょう。引ききる前に不必要な銀貨金貨を買ってしまうと引ききりが遠のいてしまいます。

3.引ききりを維持しよう
一旦引ききっても村系カードやドローカードを足して引ききりを維持し続けましょう。引ききりデッキは引ききることで最大限のパワーを発揮できる反面、引ききれないとろくな行動をとることができません。属州を買い始めても引ききりを維持しましょう。


引ききりデッキを組めるようになるには

引ききりデッキはステロと比べるとやや難しい戦術です。ですが引ききりに必要な4要素を確認し、この記事で紹介したことを意識すればだれでも引ききれます。初めのうちは上手くいかないこともあるかもしれませんが、あきらめずに引ききりに挑戦して引ききりを組めるようになり、ドミニオンをより深く楽しんでください。

具体的な引ききりデッキの作り方は以下の記事から確認することができます。

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