#ドミニオン 攻略:コンボなんてやめませんか?
ちょっと前にこんな話をしました。今回はこのことに関する話をしようと思います。
ステロorコンボ?
ステロかコンボか。これはドミニオン黎明期からずっと議論されてきた話題だと思います。サプライを見るときも「このサプライはステロが強い」「いやコンボだ」といった議論は今でも聞くフレーズでしょう。
実際ステロやコンボといった”型”はドミニオンのデッキ構築を理解するうえでよいサポートにはなる事は間違いありません。いったん覚えてしまえば再現性が高く、多少パーツが変わっても型を知っていれば問題なく構築できるでしょう。
しかし問題なのはドミニオンの戦術はステロorコンボで分類できるほど単純なものではないということです。基本セットしかなかった10年前ならいざしらず、現代のドミニオンで一つのサプライに対してとりうる戦略、手順は多岐にわたります。
にもかかわらずステロorコンボという2つの視点でしかサプライを見ないということはそれだけで自ら戦術の幅を狭めていることになります。それでは勝てるゲームは大幅に減ってしまいます。
これはTCGで例えるなら、すべてのデッキをアグロとコントロールで分けるぐらい雑な分け方です。あなたが使うべきはミッドレンジやコンボデッキあるいはそれらの複合かもしれないのにそれらの可能性を捨てているのです。
どう考えるか?
ではどう考えるのがよいのでしょうか?これは人によってゲームのとらえ方は違うので名前がついていたり、これが正解!というのはありません。ここでは私がどう見ているかを紹介します。
私はカード間のシナジーとゲームプランを軸にドミニオンを考えています。
「カード間のシナジーを見る」とはサプライにあるカード使って何ができるか、なにができないのかを把握することを指します。「村と鍛冶屋があるからアクションを減らさずに手札が増やせる」とか「弟子と青空市場でデッキを回しつつ金量を増やせる」とか「徴募官があるからドローから打ってもアクションがつながる」とかがカード間のシナジーといえます。
同時にできないこともあって「大使館があるがハンデスが強いから弱い」とか「村と鍛冶屋はあるが圧縮がないので連続してうつのは難しい」とかもサプライから読み取るべき情報です。
それらを基に「ゲームプラン」を組み立てます。ゲームプランとはおおざっぱに言えば「どうやって点数をとるか」を指します。属州を先行してとるのかまくるのか、財宝を多めに使うのかアクションカードで聞くことを優先するのかと言った感じですね。これはゲーム開始時にもおおざっぱに方針は立てますが、ゲーム中に必要に応じて柔軟に変える場合もあります。
難しい話ですが
大事なのはどうやってゲームに勝つかを考えることだと思います。その勝ち方が「ゲームプラン」で判断材料が「カード間のシナジー」です。大事なのはデッキというのはその思考による結果でしかないということです。デッキを組むことを目的にするのではなく勝つためにはどうしたらよいかを考えるのが大事です。
とはいえそのためにはゲームプランの立て方やカードの効果を理解していなければいけません。そのためには記事で情報集めたり、たくさんドミニオンをする必要があります。ですからまだドミニオンをやり込めていないうちは難しいかもしれません。
本当にドミニオン始めたてならまずは多くの戦術、シナジーを覚えることが大切です。そういう方はステロやコンボといった型を覚えることがまずは大切でしょう。しかしもしあなたがそこそこドミニオンに慣れてきたのなら、一旦そういった考えを捨てて、よりどう勝つかを考えてみてはいかがでしょうか?
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