ドミニオンカード解説:行進
行進は玉座の間と改良を合わせたような効果です。非常に強い効果を持ったカードですが、使いこなすのが難しく上級者向けのカードといった印象が強いのではないでしょうか。ここで行進の使い方を知って、上級者の仲間入りをしましょう。
なぜ行進が強いのか
大前提として引き切りデッキの玉座の間はものすごく強いカードです。同じアクションを2回使うことによって村の枚数を抑えつつ、強い行動をすることが可能です。そのうえ行進はカードのコストアップを行うことができます。ドミニオンのカードはコストが高い方が強いことが多いので概ねデッキのカードをアップグレードすることができます。
行進はなぜ難しいのか
行進の難しい点はデッキが絶えず変化する点にあります。鍛冶屋が地下墓所に代わるぐらいならデッキの変化は少ないですが、先ほどまで村系だったカードがドローに、キャントリップが村系に変わったりするとデッキ内のアクション権とドローのバランスを保つのは難しいでしょう。まだドミニオンに慣れていないうちは通常の引き切りデッキでさえ把握するのは難しいのに、デッキのカードの役割が毎ターン変わってしまうともう自分のデッキを把握するのは困難でしょう。
行進を使いこなすには
残念ながら一言でこれだというようなコツはありません。引き切りデッキを構築する精度、デッキのカウンティングの練度、行進の経験値を積み重ねていくしかありません。
とはいえ行進を使う基礎的なテクニックや行進が強いサプライの判別などはある程度の指標はあるので紹介します。
初めての行進テクニック
キャントリップは便利
商人や金物商のようなキャントリップは行進で打つと+2アクション+2ドロー以上になるのでとりあえずの行進先として優秀です。これにより強いアクションカードを獲得したり、ターミナルドローにつなげましょう。
入れるタイミングは玉座の間と同じ
行進を入れるタイミングは玉座の間と同じ、あるいはやや早くて大丈夫です。例としてアクションカードが他に3枚入っていたら行進を入れてみてもいいでしょう。
コストを意識しよう
サプライのアクションのコストが段々になっているほど行進が使いやすくなります。特にデッキを回転させる村系、ドロー、キャントリップの3種類のカードが3~5コストにいい感じに散っていると、行進は非常に使いやすくなります。
加えてコスト6のカードがあると5コストのカードを行進しやすくなるのでなお使いやすくなるでしょう。
デッキはキャントリップ多めで
キャントリップを多めにしておくと行進のあて先を確保しやすく、アクション権に困ることも少なくすみます。鍛冶屋のようなターミナルドローも強いですし必要ですが、ターミナルドローとキャントリップではターミナルドローの方がコストが高めなので、行進し続けるとデッキ内のアクション権が減ってしまいがちです。+1アクションを持つカードがある程度デッキにある状態を意識しましょう。
低コストを買おう
5~6コストのような行進した時にアクション獲得できないカードを多く買ってしまうと、行進が使いづらくなってしまいます。行進デッキでは5~6金出ても4コストのカードを勝った方がいいことがしばしばあります。高いコストのカードは行進を打っていれば自然と手に入るので積極的に買う必要はありません。
特に構築上重要なカード(購入権など)が2~3コストにある場合、そのカードは行進で獲得できないので買う必要があります。タイミングを見計らって購入しましょう。
絶対に押さえないといけない組み合わせ
行進+城塞
+4アクション+2ドローしつつ5コストのアクションを獲得。しかも城塞は廃棄されないどころか手札に帰ってきます。5コストにドローがあるのに行進城塞をしないことは殆どないでしょう。
行進+馬
+2アクション+4ドローしつつコスト4のアクションを獲得。馬が獲得しやすいのに加えて、行進先としても100点なのが非常に優秀です。また一度行進馬が決まると次の行進が取れるので次の行進馬が決まりやすくなりあっという間にデッキが強くなります。
行進練習用サプライ例
前駆者,改築,金物商,賢者,行進,城塞,ネズミ,山賊の宿営地,地下墓所,狩場
行進と改築がめちゃくちゃ強いサプライ。行進を初めて触るにはおすすめです。行進慣れした人が集まるとすぐにゲームが終わるのには注意。
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