ドミニオンカード解説:大使【海辺】
大使は銅貨と屋敷、はたまた呪いまで配ることができるカードです。自分は2枚戻すことができるので2枚戻すことができるので、2枚圧縮しながら1枚ゴミを配ることができる超強力なカードです。あまりに強いため大使があるサプライでは絶対に大使を無視してはいけません。
大使がなぜ強力なのか?
大使が恐ろしい点はアタック効果がいつまでも続く点にあります。
魔女のような呪い撒きカードはゲーム全体で10回までしか呪いが撒かれることはありません。しかし大使で撒く対象は呪いに加えて銅貨と屋敷もあり、大使で戻すこともあいまっていくら大使でを打ってもアタック効果が終わることはありません。そのため魔女よりもはるかに長いターンにわたって相手を妨害することができます。
魔女と大使の違い
魔女→10回で終わり
大使→ゲーム終了まで配り続ける
また大使は1ターンに2枚デッキを減らすことができる強圧縮カードでもあります。圧縮が進むほどデッキが強くなるだけでなく、大使を打てる回数も増えるのでより相手とのデッキパワーに差をつけることができます。
基本的な初手
まずは大使-大使で入ることを考えましょう。大使戦の序盤では相手より多く大使を打つことが何よりも大事です。迷ったら大使-大使で入りましょう。
ただし大使の相方に別のカードを入れることはあります。まず一つに大使以外の+アクションがついている廃棄カードです。大使はターミナルアクションなのでかぶって打てない可能性もありますが、+1アクションがついている廃棄カードがあればほぼ確実に2週目に3枚廃棄することができるでしょう。
もう一つに大使を打ちやすくするキャントリップも相方としていいでしょう。大使をプレイしていると4金はおろか3金すら出づらくなるので、ちょっと重いカードは初手で買っておく必要があります。
大使とプレイ人数
大使はプレイ人数によって大きくゲームが変わります。というのも大使は2枚戻してプレイ人数-1枚配るのでプレイ人数によって自分のデッキの増え方とサプライの山札の減り方が異なります。
デッキ一週で全員で大使を打ち合った時のデッキの増減
二人戦 -1
三人戦 ±0
四人戦 +1
大使を使った時のサプライの増減(人数/1枚戻し/2枚戻し)
二人戦 ±0 +1
三人戦 -1 ±0
四人戦 -2 -1
お互いに大使を打ち合った場合、二人戦ではデッキが減っていくため圧縮することは可能ですが、四人戦ではなぜかデッキが増えてしまうため全員が圧縮仕切ることはできません。また、四人戦ではサプライの山が減っていくため3山枯れが起きやすいですが、二人戦では山が減らないため、3山枯れで終わることはありません。
そのため基本的に二人戦では大使で圧縮を進めつつ相手への妨害をし続けることが大事です。一方の四人戦では大使で妨害しつつ圧縮で優位に立つか、途中で圧縮しきるのをあきれめて3山枯れで勝つことを目指すことになるでしょう。三人戦ではその中間の戦術をとることになります。
より詳細な戦い方は別の機会に書くことにします。
昔書いたイントロダクション的な記事
二人戦大使の参考文献(三月類)
https://www.sandomi.net/entry/2015/11/07/183017
関連リンク
海辺の情報はこちら
拡張の情報をまとめたマガジンはこちら
https://note.com/urihari/m/m38783f53d2dc
基本カードやドミニオンの基本的な戦術はこちら
https://note.com/urihari/m/md048fa88946d
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