ドミニオンカード解説：村

村はドミニオンで強くなるうえで避けては通れないカードだ。村の強さと弱さを正しく理解して、もう一歩上手くなろう。

村の効果

手札を減らさずにアクション権を増やすことができる。強力なアクションカードが沢山打てるようになる村はドミニオン最強カードにも見えるが……？

村は別に強くない？

まず覚えて欲しいのは村は単体では何もしないカードだということだ。例えば村を5枚プレイしたとしよう。これでアクションを5枚プレイできたが、これで他のアクションがプレイできなければ、村がなくてもこのターンの結果は同じになる。

それだけなら村があってもなくても変わらないような気もするが、デッキに村が入れることには2つのリスクもある。

まず1つ目は引いてきたときに使えない可能性があることだ。例えばアクション権1から鍛冶屋をプレイしたときに引いてきた村は使うことができない。＋アクションがついているからといって必ずプレイできるわけではなく、銀貨のような財宝の方が確実にお金を出してデッキの成長に貢献してくれる。

2つ目が獲得機会の損失だ。確かにアクションが入っていないデッキに村を入れても邪魔にはならないため、入れ得のようにも見える。しかし、この時何もしない村を入れる代わりに他のカードを購入する機会を失っている。ここで銀貨を買っていれば次のデッキは確実に強くなっていただろう。

村の使い方

とここまで見たように村はいつでも強いカードというわけではない。ただ一方で村は正しく使えばデッキの中心となる強力なカードにもなる。

村の最も強い使い方は鍛冶屋などの3ドローカードと組み合わせて、村→鍛冶屋とプレイする通称「村鍛冶」だ。この動きによってアクション権を減らさずに手札を増やすことができる。この村鍛冶を繰り返せば手札を大量に増やすことができ、上手く言えばデッキを引ききることができる。

また村があるデッキでは村で増えたアクション権を確実に利用するためにもデッキのアクション枚数は多いほうが望ましい。そのようなデッキの代表が引ききりデッキだ。引ききりデッキでは村の持つポテンシャルを最大限に発揮できる。というよりむしろ、村を買うならデッキを引ききらないと意味がないぐらいの気持ちでいよう。

村のポイント

・村は単体では何もしない！他のアクションと組み合わせて初めて強い！
・村で強い動きは村→ドローとつなげること
・村をいれるなら圧縮もして引ききるぐらいの気持ちで

村は単体で強いカードではなく、他のカードと組み合わせて初めて効果を発揮する。村を入れるなら財宝を少な目、アクションカード多めでデッキを作ることを意識しよう。

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