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自分がDV被害者だと気づけなかった3つの理由

みなさんこんにちは^^
うりぼうです。

今日は、私がDV被害者だと気づけずに、
何年も我慢し続けた原因についてお話したいと思います。

原因その1:命に別状はなかった

どこからがDVにあたる行為で、どこまでは普通のことなのか、
その判断は時として難しかったりしますよね。

例えば極端な例ですけど、包丁を突き付けられて脅されたり、
顔を思い切り殴られたりしたら、たぶん誰でもDVだと気づくと思うんです。
だから、思い切って警察署に逃げ出したりしますし、そうして当然だと自分自身も自信を持って思えるんです。

ですが、
命に別状もなく、生活をなんとか送っている状態だとどうでしょうか?

「何か分からない不快感で毎日悩まされていて、時々動悸もするんだけど、でも生活できているし、自分さえ我慢すれば、事は丸く収まるし…。」

こんな状態のほうが、たとえ専門家の方から見て明らかにDVの環境だとしても、本人は気づきにくいです。

自分の不快な感覚が、ほかの人も同じ状況で感じるものなのか、あるいは、それくらい我慢して当然なのか、もう本人には全く判断がつかなくなってしまっています。そういう環境で何年も暮らしていると、「これくらい普通かな?」と思ってしまうんですよね。本当に、怖いことだなと思います。

私の場合も、日常的に人格否定されることがあったり、無視されたり、不要なストレスをかけられて体調を崩したりしていましたが、それでもそれがDVだと確信することは、逃げる直前までできませんでした。

原因その2:子どもを産んで豹変した

次に、豹変するタイプです。

うちの場合は正確には豹変というより、程度がひどくなったという表現の方がしっくり来ますが…。

それまでは、優しく接してくれる場面が多かったり、そこまで束縛感がひどくなかったりして「耐えらえる」レベルだったのに、子どもを産んで一気にそのレベルが上がってしまったというケースや、それまでは基本的に優しい人だったのに、子どもを産んで突然偉そうになってこちらを支配し始めたというケース。

こういう場合、被害者は「優しい彼」も知っているので、「優しい彼」と「怖い彼」のどちらが本当の彼なのか、分からず混乱してしまいますよね。
楽しかった思い出なんかもあるわけで、目の前の状況をうまく理解できずに、頭の中がぐちゃぐちゃのままどうにか日々を過ごしてしまいます。

「いつか、以前のように優しい彼に戻るはず」
「最近ストレスがあったから、一時的にこうなってしまったんでしょう」
「話し合えば、なんとか関係が改善されるはず」

といったセリフを自分に言い聞かせます。

そうして色々被害者側が試行錯誤を続けるのですが、大抵の場合はうまくいきません。だって、これは加害者側の問題であって、加害者側が本心で変わろうとして変わらないと、どうにもなりませんから。そして加害者は、決して自分に非があるとは思いませんし、指摘されても認めませんから、そのような希望は無念に終わるという結末を迎えます。

原因その3:ネットだともっとひどい内容が書かれていた

身近にDVに詳しい知り合いがいたら別ですが、モラハラ被害者の方は大抵交際関係もモラハラ夫に管理されていますので、相談できる人も限られています。

そんな中で、スマホでいろいろ検索してみると、自分よりももっとひどいケースが紹介されていたりして、「あ、自分のケースは該当しないな」と勘違いして諦めてしまうケースです。

これは、私自身も経験しています。
何度か「この状況をなんとか変えたい。DVだったら、それを理由に離婚したいし、話し合って離婚できる相手じゃないから、どこかにまず逃げ出したい」と心の中では思っていましたが、ネットで自分のケースがDVかどうか確認しようとして検索すると、もっと強烈な例が出てきたりするんですよね。

そして、「証拠が大事」というのもあって、なかなか被害者が毎日こまめにボイスレコーダーで証拠集めをしているなんてこともないわけで…。他人に言ったところで分かってもらえない、立証できないという悩みに直面します。

なので、私の場合は政府のDV相談ダイヤル(#8008)にかけました。
すると、すぐに「明らかに精神的虐待です。」とご返答いただき、旦那さんから離れた方がいいこと、お金がなくても逃げられることなどを教えていただき、大変勇気づけられました。
今、DV相談プラスというのを政府がやっているみたいですね。そこでも同様にDVに関することを24時間相談できるそうです。誰にも相談できずに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ勇気をもってかけてみることをお勧めします^^

以上が、私の経験から考えた、モラハラDV被害者がDVに気付けない理由3点です。誰かの参考になったらと思います^^

今日も、心穏やかに過ごせますように。

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