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きっと遠くのどこかから来たんだろうな。【タネツケバナ】の仲間

こんにちは、うりぼうです。

寒くなってきて、花を咲かせる野草も減ってくるこの季節。
みなさま体調崩されてませんか?

さて今回はそんな寒い季節といえども、目立たないほどの小さな白い花を可憐に咲かせていた「タネツケバナの仲間」を紹介します。

プランターにいました

この子たちは我が家のプランターに生えていました。

私はトマトが大好きなので、毎年夏になるとプランターでトマトを育てています。夏が終わるとトマトにお礼を言ってから茎を切るのですが、次の春先までそのプランターは放置しています^^;

土づくりを始める春先になると、そのプランターにはもちろん雑草がわさわさ生えるのですが、秋から冬にかけては毎年控えめ。その中にこの草はいつもいます。

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花は2mmくらいの白い花。本当に小さいかわいい花です。よく見ると花びらは4枚あります。触覚みたいに伸ばした部分に種ができます。

葉っぱはミトンの様な形です。(後述のかじった葉っぱです😅)

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なぜ「仲間」をタイトルにつけたのか?!

ところで、ここまで読んでいただいてたのですが、先に謝りまっておきます。ごめんなさい、この子の正式な名前は特定できませんでした(´・ω`・)エッ?

タネツケバナの仲間にはいろいろな種類があります。しかし、大体が春に花をつけます。なんとか特定しようと、春以外咲く「仲間」と比較してみました。

まずは「ミチタネツケバナ」。

これは冬あたりに咲くそうなのですが、「茎にはほとんど葉がつかない」とあり、今回のこの子とは違うっぽい。

つぎに「コタネツケバナ」。

「かじると、からし菜の様なピリッとした辛みがある」と書かれていたので、葉っぱをかじってみました。うーん、葉っぱじゃわからないのか、辛みは感じません。いかにも葉っぱをかじってる感じです。(もしかして茎をかじるのかも?)

そして、「アキノタネツケバナ」。

「稲刈りが終わるころから、初冬に白い花をつけ」るそうで、浅い切込みという葉っぱの特徴も近いです。こちらも開花期にかじると「ピリッとした辛み」があるそうですが...。やっぱり茎をかじるのかな??

生育場所は「稲刈り後の乾田化した場所や畔」とのことなので、放置したプランターも生育条件に合いそうです。花の時期と葉の特徴もこれが一番近そうです。

ここまでの結果、私の心の内では「アキノタネツケバナ」で確定したいのですが、このタネツケバナの仲間たちは、咲く場所によって変異するものもあったり、さらに秋に咲く「タネツケバナ」の個体もあるそうではっきり確定できないそう。さらにタネツケバナの仲間はなかなか見分けが難しいらしいです。

というわけで、今回は敢えて「仲間」にしました。

最初のひと種は...

最後に思ったことを。

それはそもそもこの種の最初の一個はどこから来たのか、ということです。

家の近所は住宅街ですし、そうそう種が飛んでくるとは思えません。私の服や何かについてやってきた可能性もありますが、やはりプランターの中に入れた「園芸用の土」にそもそも種が入っていたのだと思います。

私は、プランターの土を毎年再利用し土づくりしていますので、この野草は何回も野草としての一生のサイクルを繰り返すうちに、プランターを自分の居場所として徐々に定着させていったんだな、と。

最初のひと種は全然知らない遠いところから来たんだと思うと、なんだかいろいろ思いを馳せてしまいます。

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まとめ

そろそろ冬将軍も本腰を入れてきます。

そんな時期でも健気に育っている野草をみつけると、ちょっとほっこりしますね(#^^#)。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。




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