顔合わせお手当論争について思うこと

周期的に勃発する「顔合わせお手当論争」は、蚊帳の外から眺めています。(高みの見物ではなく蚊帳の外です。)きつい言葉が並ぶと、ちょっと気分が良くない時もあるけれど、色んな人の考えに触れるのは興味深いものです。

僕は"パパ活"とは自由な活動であるという宗派の人なので、「こんな風にするべき」という主張をするつもりは一切ありません。そんな前提のもとで、このnoteではP側の一人として思うこととして次の3点+おまけを書きました。

①顔合わせお手当論争は不毛であること

②PJさん、Pさんの主張への雑感

③お手当の"相場"を下げるPJさんを叩くのはダメ

(おまけ)僕の顔合わせお手当論

※内容に関して以前書いたこちらのnoteと重複する部分もあります。

顔合わせお手当論争の不毛さ

大前提として、顔合わせお手当論争はめちゃくちゃ全く不毛です。そもそもPJさん側の主張とPさん側の主張が噛み合ってないというか、別の話をしています。PJさん側とPさん側の声が大きい層同士が、お互いに目立つからドンパチやっているだけです。

同じ論点で話をしていないし両者は最初から相反していないので、たとえ相手を言い負かしたところで自身の望む結果に辿り着くことはありません。

PJさん側の主張

顔合わせお手当論争の震源地は、多くの場合顔合わせでPJさんが望む金額のお手当を確約してくれる人が少ない、見つからないことへの不満であることが多いです。(実際に会ってもらえなかったという文句よりも、メッセージの段階で確約してもらえないことへの不満をよく見ます。)

不満の表現の仕方は、顔合わせお手当の確約を断られたことへの文句を言う、顔合わせお手当を"相場"以下で受け入れる他のPJさんへの文句を言うなど様々あります。

上記のPJさんの不満の根底にあるのは「お金が欲しい」という自分の願望が叶わないことへの苛立ちが多いように見受けられます。他には「安い金額を提示されると自尊心が傷つく」という理由もあるでしょうが。

顔合わせの相場について争われているPJさん側の主張をざっくりまとめると「(時間的、身体的に)リスクや苦労なくお金が欲しいから相場を上げろ」という感じです。全ての方がそうではないですが、顔合わせお手当の金額に不満を漏らすPJさんは、Pさんから納得のいくお手当が確約されれば溜飲が下がる方が多いのでは?と感じています。

(追記)2021年8月13日までそう考えていたのですが、本当にそうなのか少し自信がなくなりました。

Pさん側の主張

一部誤解をしている方もいるようですが、ほとんどのPさんは「お手当の"相場"を下げろ」とか「顔合わせを安くしろ」とか、そういう主張(反論)をしていません。概ねP側の想いは「安い金額で女の子と会いたい」のではなく、「高い金額がもらえないことに文句を言う女の子と会いたくない」です。だから別にお金を出すのが嫌だと言っているのではなく、誰にでも高額なお手当を確約するのは無理だと言っています。

なお、お会いしたからヒアリングする限りでは、お金を出さずに良い思いがしたいPさん(もどき)も実在はします。でもその人達はお手当に対して主張や論争をすることもなく淡々と相手を探しています。

それに対するPJさん側の反応は「貧乏人」や「モテない癖に」と罵る、若い女性の時間の価値を主張するなど様々です。しかし、事実としてPさんは自力で必要なお金を稼げるし、安い金額で女の子に会いたいと言っていないし、(時間の価値については長くなるので割愛しますが)どれも反論になっていません。

※ただし、反論になっていないのは仕方ない部分もあります。という話を次の章で書いています。

男女の奢り奢られ論争と構図は似ていますね。男性は「奢るのは嫌」とは言っておらず「奢られ当然と思っている女性に奢るのは嫌」と言っているのに対して、女性は「奢ってくれない男性はケチ」と批判したり「子供を産むことを考えたら経済力を求めるのは仕方ない」と主張したり、みたいな。(これも大半の人は"適当に"お金を出し合ってるけど、声の大きい層でドンパチやってます。)

自分勝手なPJさん、意地悪なPさん

「私の労力や精神的疲労に対して成果責任を問うことなく(高額な)見返りを確約しろ」というPJさん側の主張は、論理的に妥当ではありません。「パパ活をしている男性に対して(PJさんを気に入るか否かに関わらず)"顔合わせ1"を約束しろ」と求める、要するに自分にとって都合の良い人が少ない!と文句を言う、ってのはちょっと自分勝手です。

対してPさん側は、放っておくという一番平和な選択肢があるにも関わらず、PJさん側の主張に反論しなくても特に困らないにも関わらず、"世間知らずな小娘"にちょっくら説教してやるかーと絡みに行く。顔合わせの"相場"を下げたいと思っているわけじゃないから、論争をするというよりも「あなた勘違いしてますよ」と余計なお節介を焼くようなことを言っている。ちょっと意地悪ですよね。

PJさん側は自分勝手だけど、欲望に忠実なだけ。Pさん側は正しい事実を言っているけど、悪意(というか相手の主張の不備を咎めようという気持ち)がある。そんな感じにも見えます。

雑感とか言ってnoteをにこれを書いている僕は一番質が悪いかもしれない。(最初に書いた通り高みの見物ではなく蚊帳の外なんですけどね。普通の年収の普通の社畜がパパ活界隈に間借りさせてもらっているだけなので)

Pさん側の対応が論争よりもPJさんの批判に寄っているので、それに対するPJさん側の反応が「貧乏人」「モテない癖に」となるのは、嚙み合っていないなりに嚙み合っているような気もする。PJさんがボクシングの構えで勝負をしかけたら、Pさんがキックしてきたのでタックルで返した、みたいな。

でも、、、論争をしているPJさんもPさんも「悪い人」ではないんだと思うんです。相手を騙すつもり、であればPJさんは"相場"を上げなくても相手を騙してお金を回収すれば良いのであるし、Pさんは高額提示で釣れば良いわけですから。本当に悪い人達は論争なんてせずに、数打ちゃ当たるで絨毯爆撃したり、表面上はあなたの良き理解者のフリをして近づいてきます。

PJさんを叩くのはやめてください

最近起こった顔合わせお手当論争で震源地の中心にあったのは、ある一人のPJさんのお手当への考えに関するツイートでした。正直、ちょっと引いてしまうくらい他のPJさんがボコボコにしていました。

最初に理解していただきたいのは、"相場"が上下してもP側が貴方に対して出せる金額の変動はほとんどありません。だから相場が下がりそうな主張をするPJさんを叩かなくても大丈夫です。

それから、気になったのはリプライやリツイートをされている多くの方が、顔合わせお手当についてツイートをしたPJさん自身に対して(別に他のPJさんのやり方を否定する内容でなかったにも関わらず)批判を浴びせていたことです。誰かの意見や主張に対する批判を、その人の人格に向けてはいけません。「こういうことを言う人がいるせいで相場が下がる」「他のPJに迷惑」「そんな考えでパパ活するな」という論調も目立ったのですが、その批判の仕方は間違っています。(僕はP側の立場ではあるけれど)一人のPJさんのお手当の考えを他のPJさんにも押し付けようとしてくるPさんが現れたら、そのPさんの考え方を批判すべきなんです。

中には、その「考え方」は質の良くない人の目に止まってしまうから危険だ、というような考え方に対する批判・意見を呟かれている方もいらっしゃいました。恐らく実体験からのアドバイスだと思うし、その辺りはP側より先輩PJさんの方が遥かに詳しいはずです。残念ですが男女共に"良い人"は搾取の対象にされやすいことは事実ですから、老婆心を発揮して守ってあげることも大切だと思います。

まとめ

顔合わせお手当論争の実態は論争ではないので、ゴールがありません。もはやトムとジェリーが喧嘩しているようなものです。「お金が欲しい」という気持ちは純粋であるし、自分勝手な態度に腹を立てるのも自然だと思います。けれどそんな感情のぶつかりの中で、誰かの人格が否定されるようなことが起こらなければ良いなと思います。

相手の考えに納得できない/賛同できない/自分にとって都合が悪い、それは当然起こり得ることです。自分の考えを正当化するために相手の人格を否定するのは間違っています。

(おまけ)

状況によってお手当論(金額ではなくてお手当論自体)を調整しているので、2021年8月14日現在は・・・という前提になりますが、僕は「原則として顔合わせ(初回)でお手当をお渡しする」スタンスです。

最近は感染症のこともあり、定期さん(お会いするのは不定期ですが便宜上)の優先度合いがかなり高いので、顔合わせをする頻度が非常に小さくなっています。自己紹介いただいた内容や、メッセージでのやり取りを勘案した上で打診させていただくようにしています。

お会いする前に、あなたのパーソナリティ(特に内面)について結構詳しくお聞きします(ただし、普段のツイートから窺い知れる場合はその限りでないです)ので、それなりに労力を割いていただくことになります。それ故、顔合わせで好みじゃなかったり今後の関係性の希望にギャップがあったからという理由で「お手当無しです」はさすがに・・・と思いますし、相手の方の人生の欠片を見せてもらったという部分にはお礼が必要だと思いますから。

実際には、やり取りを重ねたあとにお会いして好みじゃないことってレアケースなのですが・・・というか、今のスタンスしてから一度もありません。

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